ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 6 (30) 1328年 モスクワ大公国建国

こんにちは。Victoriaです。

2013/04/14(日)、京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part6 14世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は「1328年 モスクワ大公国建国」。

さて、
1328年は、
モスクワ大公国が建国された年。





モスクワ大公国は、
ここです。

山川出版社世界史総合図録p44より拝借。

山川世界史総合図録

山川世界史総合図録





建国者は、
イヴァン1世。

ウィキペディア・コモンズから拝借。





ただ、
これよりちょっと前から、
モスクワ大公国は存在したらしく、





1328年というのは、
イヴァン1世が、
ジョチ・ウルスに臣従した年です。






いわば、
モンゴルに認可された形で、





モンゴル人というのは、
常に戦争してるイメージがあるけれども、
実は、
本来は戦争ギライの民族で、






貢ぎ物を持ってきて、
どうぞよろしゅうたのんます・・・と言われれば、
「よっしゃ、よっしゃ」
と言って、
納得する人たちだったから、






イヴァン1世は、
貢ぎ物を持って、
ジョチ・ウルスへ出かけていったということ。





ジョチ・ウルスとは、
先ほどの地図の「キプチャク・ハン国」のこと、







地図を見ると、
キプチャク・ハン国の中に、
モスクワ大公国がすっぽり入り込んでる感じ。






それで、
イヴァン1世がモンゴルに持参した貢ぎ物の中身なんだけど、







税金。






イヴァンは、
別名、
イヴァン・カリターと呼ばれるんだけど、






カリターとは、







金袋の意味。







キプチャク・ハン国に忠誠を誓い、
キプチャク・ハン国の徴税人となって、
モスクワを豊かにした。








ロシアというところは、
意外とモンゴルの影響が色濃く残っていて、






例えば、
白ロシアという国名、
ロシア語では「ベラルーシ」なんだけど、







なぜ、白か?







答 : 中国は東西南北に色をあてており、
    ジョチ・ウルスから見て西の方にあるベラルーシは、
    西=白。







なんとなく、
冬寒くて、
雪に覆われるから、
雪=白 なのかと思っていたけど、
全然ちがうのね・・・





この件に関しては、
こちらで出口社長直々のコメントいただいております→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (30) ネヴァ川の戦いとタタールのくびき - Victoriaの日記







Victoriaでした。