言葉の暴力

こんにちは。Victoriaです。

教育ネタで何か書きたくなる時って、
たいてい何かに怒ってる時で、








どうしても暗くなっちゃうし、
誰かの悪口みたいになっちゃって、
楽しくないから、
書きたくないんだけれども、







でも、
ここんとこ、
同じような悩みをあちこちで聞いて、
さすがにほっとけない気がするので、









何が、
もやもやするのか、
何が、
ひっかかるのか、
考えをまとめるため、
書くことにします。









・・・


ずっと考えていたのは、










言葉の暴力。









特に、
教師から生徒への言葉の暴力について、
すごく気になることがあって、










昔から、
先生がみんな人格者だったわけではなく、
適当なことを無責任に発言したり、
暴言吐いたり、
えこひいきして差別的な発言する先生というのは存在したと思うので、
何を今さら感があり、
あえて考えないようにしてきたんだけど、









ただ単にお調子者で言うことがころころ変わる、とか、
上に弱く下に強い・・・的な発言は、
ないほうがいいけれども、
もしもあってもあんまり気にせず、
世の中には一定数、こういう人がいるのだ、という、
社会勉強だと思って、
やり過ごしていればいいと思うんだけど、









明らかに、
病的なねちっこさというか、
生育過程のどこかで獲得してしまったコンプレックスがもとで、
何かの理由でスイッチが入ってしまうと誰も止められない的な怒りの爆発を教室で見せてしまう教師は、
ホントに困ったもので、










ああいう人は、
担任持っちゃいけないと思う。









いつキレて爆発するかわからないから、
生徒はいつもハラハラビクビクしてなきゃいけないし、
いったんこうと思い込んだら、
いくら説明してもその思い込みをひっくり返すことは不可能で、
それが原因で、
朝、学校へ行くのが苦痛だ・・・
そう訴える生徒をたくさん見てきた。









一例をあげると、
授業中、
教師が「この件について何か意見はありませんか?」
と尋ねたので、
隣の席の生徒とちょっと私語したら、











お前、
オレに当てられてもいないのに、
無断でしゃべるなあああああ!!!!!











と突然わめきだし、
1時間の授業、全部つぶして、
その子の個人攻撃に終始したそうだ。









別に、
授業と関係ないことをしゃべったわけではないのに、である。









よく、
そんなに思いつくよな、というくらい、
罵詈雑言を浴びせられたらしいんだけど、








途中で、









「お前、次男だろ?
次男っていうのは、
親に期待されてないし、
愛されていないから、
お前みたいに自己顕示欲の塊になるんだよ!」










なんてことまで、
言われたらしく、










それ聞いて、
ああ、
この先生も、
次男だったのね、
それで、
なんだかわかんないけど、
お兄ちゃんと比べられて、
いつも自分は損してきたっていう思いがあって、
まだそこから立ち直ってないんだ・・・
そう思ったんだけど、









誰だって、
言われたくない言葉っていうのはあるし、
何かのきっかけでスイッチ入ってしまって、
止められなくなる・・・ってことには、
私もものすごく心当たりあるから、
先生にもそういう弱みがありました、っていうこと自体は、
別にいいと思うんだけど、











いつもこんな感じで、
とにかくたびたび授業が止まって、
独演会になるっていうのは、
問題なんじゃない?って思う、











だって、
教室が暗くなるし、












それで、
標的になるのは、
いつも必ず男子で、









しかも、
授業中もはきはきと発言する、
元気で人望のあるタイプがキライらしく、










ふだんだったら、
まず怒られることはないタイプの生徒たちが、
次々犠牲者になって、











そういうクラスのムードメーカー的な男子を黙らせてしまうので、
ホント、
クラスの雰囲気が暗くて、
大変なことになってるらしい。








こういう教師が担任になると、
地獄なんだけど、
みんな、一年の辛抱だと思ってガマンしてる。










だけど、
来年もまた担任になる可能性だってあるし、










さすがというか、
ふだんは好き勝手してる先生も、
参観日には手のひらを返したように「理解ある先生」を演じきるので、
保護者もだまされてしまうらしく、










ホント、
みんなよくガマンしてるよね、
私だったら、
ゼッタイ学校行かなくなっちゃう。











それで、
問題は、
教師と生徒という関係では、
生徒から教師へというフィードバックはされず、
まず、
よっぽど特殊な生徒でないかぎり(例えば、後先かえりみず、教師にケンカ売っちゃうタイプ、とか、柔道5段です、みたいなガタイのデカイやつ、とか)、
みんな黙ってガマンしてて、








ガマンの限界に達して、
体調崩して不登校になる生徒が複数出れば、
少しは問題視されるのかもしれないけれども、
それでも、
結局、
生徒個々人の問題だということで、
放置されることのほうが多いから、
毎年、犠牲者が発生し、











保護者が何かおかしいと気づいたころには、
やれテストだ、内申だ、受験だという騒ぎで、
とりあえずやりすごそうということになり、
生徒の心に、
最悪の一年の記憶を刻んで、
また、
新たな一年へと問題は持ち越されていく。










・・・


何が言いたいかというと、
人格的におおいに問題ありの教師に担任もたれると、
最悪だということで、











おちおち勉強にも集中できないし、
友達関係もぎくしゃくして、
いいことなんてな〜んもない、











これって、
生徒が学校で気持ちよく学習し成長するための機会と権利をふみにじっているよね・・・











生徒が不登校になると、
スクールカウンセラーが面談にやってくるのがきまりだけど、









カウンセラーが必要なのは、
むしろ、
自分自身が子どものころに受けたトラウマを、
いまだ克服できていない教師のほうで、











先生になったからには、
教えるということに何か希望をもって教師職を選んだのだろうし、
きっとそのコンプレックスさえ克服すれば、
いい先生になるはずなので、











ぜひ、
自分のためにも、
先生みずからがまずカウンセリングを受けて、
人間として子どもたちの前に立つ条件を整えた上で、
再出発していただきたい、
そう切に願います。










Victoriaでした。