Open top Sightseeing(オープン・トップ・サイトシーイング)

おはようございます。victoria007です。

さて、友人のマンションで夢のような朝食をとったvictoria007、ワシントン滞在初日は、ダブルデッカーのオープン・トップ・バスの観光ツアーに出掛けることにしました。
ダブルデッカーは、イギリスで走っている赤い車体の二階建てバスです。

私はこのバスのツアーが好きで、イギリスにいたときにはよく使っていました。
観光地にはたいていダブルデッカーの観光ツアーがあって、だいたい2時間くらいで街の主要な観光地を回ります。初めての土地では、地理の感覚がなくてよく道に迷ったりするんだけど、一度、ダブルデッカーで街を一周しておくと、だいたいの地図が頭に入るのですごく便利。一日中バスは何回も巡回していて、主要なホテルの前では必ず止まるし、それに一日何回でも乗り降り自由なのでとても便利。ワシントンにもあるということなので、早速乗ることにしました。

http://www.opentopsightseeing-dc.com/hop2.html

まず、普段通りご出勤のクリスティーナといっしょに地下鉄でMetro Center(メトロ・センター)駅まで行きます。メトロ・センターはその名の通り、ワシントンの真ん中にあって、ホワイトハウスの最寄り駅なので、ここで降りるのが便利。毎日ホワイトハウスの隣のビルまでご出勤って、クリスティーナもすごいわね。クリスティーナのオフィスの前で別れて、まずはホワイトハウスに向かいました。

前日、クリスティーナのオフィスの屋上からホワイトハウスの夜景は楽しみましたが、朝一番のホワイトハウスもまたひと味ちがいます。

9.11のテロがあるまでは、誰でもホワイトハウス内のツアーに参加できたらしいけど、今は原則禁止。日本人がツアーに参加したい場合は、まず日本大使館に連絡しなければなりません。ホントは無理してでも申し込もうと思ったのね。でも調べてみたら、大使館にはファックスしろって書いてあって、メールの受付してないのよ。その時点でギブアップ。ワシントンの日本大使館は、日本人観光客につきあうヒマはないみたいです。

朝9時前なのに、ホワイトハウス前には写真撮影をする観光客が結構いました。
ホワイトハウス前の道路も、テロ以前は普通に車が行き来する道路だったらしいですが、いまは車両通行止めで、広場みたいになっています。おかげで、逆にすごく安全な観光スポットになっていました。

まず目につくのがパトカーと警察官の多さです。
警察官はほとんどが黒人系の人で、みんな背が高くて足が長いじゃない?
腰に拳銃とかいろいろこれでもかってくらいぶら下げてるんだけど、それが背の低い私のちょうど目線のあたりにあるのよ。だから近づいてこられると、マジでこわかった。だから、ホワイトハウスの正面のフェンスの間からカメラをつっこんで写真を撮ろうとした時に
「もっと脇へ行って撮れ」
って怒られちゃった時は、早々と退散しました。

だから、正面からの写真はなし。
まあ、いいや。絵はがきとか買えばいいし、それにホワイトハウスはみんな知ってるから私が写真とる必要もないよね。

観光ツアーは9時から始まるということだったので、ホワイトハウス前からバスに乗りました。
一日乗り放題で、30ドル。
地図をもらって早速二階へ上がりました。

ダブルデッカーのいいところは、二階に上がると視線が高くなることです。
普通のバスよりも一段高いところから街をみることができるので、すごく爽快。
ところが、思わぬ所に落とし穴が!
まずはこの写真をご覧ください。

これは、二階の座席から撮ったものです。
木の枝が座席の真上にまで張り出しているのをご覧いただけるでしょうか。

ワシントンはとても緑の多い街で、街路樹が青々としているんだけど、新緑の季節になり、枝が伸びてきて、オープントップの真上にまでせり出しているのです。

だから、「危険ですので決して座席から立たないでください」というアナウンスが常に流れていました。実際、二年ほど前に、酔っぱらった乗客二人が立ち上がっていて、ちょうどその時バスが橋の下を通過し、二人ともぶつかって亡くなったという事故があったそうです。私も木の枝に頭が当たったこと数回、あと電線が低く垂れているところでは結構ひやっとしました。だから座高の高い人は注意が必要。

それ以外はとても快適。私は結局初日と、最終日の2回、オープン・トップ・サイトシーイングをしました。ワシントンの街をぐるっと回れて、お気に入りのスポットでは降りることもできて大満足。すごく楽しかったわ。