愛知県知事選告示 5氏、乱戦火ぶた

こんにちは。Victoriaです。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011012090083022.html

>>愛知県知事選が20日、告示された。3期12年を務めた神田真秋知事(59)の引退を受け、新人5人が立候補を届け出た。5人以上が名乗りを上げるのは1951(昭和26)年の第2回以来、60年ぶり。主要政党などが激突する知事選は4月の統一地方選の前哨戦として全国的に注目される。投開票は2月6日で、名古屋市では23日告示の市長選、17日に告示された市議会の解散を問う住民投票との「トリプル投票」となる。

 立候補したのは、届け出順に、いずれも無所属の元自民党衆院議員大村秀章(50)=減税日本推薦、公明県本部支持=、元総務省課長補佐の重徳和彦(40)=自民県連推薦=、元総務省官房審議官御園慎一郎(57)=民主、社民、国民新推薦=、医師土井敏彦(64)=共産推薦=の4氏とみんなの党の医師薬師寺道代氏(46)。

 景気、雇用などの経済対策や、県財政が落ち込む中での「減税」の是非、医療、福祉など県民生活に身近な課題にどう取り組むのかが争点になる。隣県や名古屋市などを巻き込んだ広域行政もテーマとなり、地方自治の枠組みをめぐり活発な議論が展開される。

 知事選は菅再改造内閣の発足後、初の大型地方選。勝敗は政局の行方を左右するだけに、各候補の出陣式には党幹部らも顔をそろえた。大村氏を推す減税日本は、河村たかし名古屋市長率いる地域政党で、中央と地方の政治勢力がぶつかり合う構図となる。

 第一声で、大村氏は看板公約の減税と「中京都構想」を掲げ「愛知・名古屋から日本を変えたい」と訴えた。重徳氏は「行政にも民間の経営感覚を入れ、増収増益をする」と、県庁の意識改革などに取り組む決意を表明。御園氏は「日本一の福祉、教育王国を実現する。愛知ブランドを世界に発信して経済を立て直す」と力を込めた。

 土井氏は「就職できない若者たちの夢をかなえ、中小企業の応援をしたい」と、景気対策に取り組む考えを主張。薬師寺氏は知事給与のカットを公約に掲げ「行財政、議会改革を進め、しがらみのない政治を実現する」と訴えた。

 届け出は午後5時に締め切られる。<<
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011012090155726.html

>>20日告示された愛知県知事選に、60年ぶりとなる5人が立候補を届け出た。長く横たわる閉塞(へいそく)感を打ち破ってくれるのか。本当に政治に期待してよいのか。有権者の叫び声に候補者たちはどう応えるのか。23日に名古屋市長選の告示、4月には統一地方選も控える。既成政党に第三極、地域政党まで入り乱れるかつてない構図。愛知から、うねりは起きるのか。地方選挙の歴史に残る17日間の戦いが始まった。

 ◆わが道を行く 大村陣営

 「愛知から日本を変える」。大村秀章さんは、安城市の地元事務所前で午前10時に第一声。イメージカラーの赤い勝負ネクタイを締め、地元の首長や市議、大勢の支持者らを前に声を張り上げた。

 自民党を離れ、河村たかし名古屋市長の地域政党減税日本」の推薦を受けて臨む選挙戦。「ひたすらにわが道を行く」と決意をみなぎらせた。公明党の荒木清寛県本部代表も顔を見せ「信頼できる政治家。ともにがんばる」と声を上げた。

 ◆失うものない 重徳陣営

 重徳和彦さんは午前8時すぎ、シンボルカラーの黄色のダウンジャケット姿で名古屋市熱田神宮を訪れ、必勝を祈願。「失うものはない。上昇しかない」と決意を語った。

 中区大須の事務所前での出陣式には、神田真秋知事らが参加。自民党石破茂政調会長が「神田県政を正しく継承し、県民の役に立てるのは重徳君だけ」と太鼓判を押した。重徳さんは「頑張ろう」を三唱して出発し名古屋駅前で早速、握手を求めて駆け回った。

 ◆王国の力結集 御園陣営

 御園慎一郎さんは早朝、一人静かに名古屋市中区の自宅近くの神社で必勝祈願。午前8時に中区の選挙事務所に到着すると、スタッフを前に「力を合わせ、絶対勝つぞ」と大声で団結をはかった。

 名古屋駅前の出発式では、「民主王国」を見せつけるように、岡田克也幹事長をはじめ国会議員15人以上が顔をそろえ、支援者が集結。「受け狙いの政治を粉砕し、着実に実行する御園の勝利を」との掛け声に見送られ、遊説に出発した。

 ◆心の中カッカ 土井陣営

 土井敏彦さんの陣営は、名古屋市中区の公園で出発式。土井さんは、医師らしく白衣と陣営カラーの緑のネクタイ姿で登場した。

 陣営幹部が「他の候補の景気対策には、具体性がない。地域経済を温めてくれるのは土井さんだけだ」と紹介すると、集まった支援者から大きな拍手がわき起こった。「今日は大寒だが、心の中はカッカとしている」と土井さん。支援者らと「団結して頑張ろう」と気勢を上げ、選挙カーに乗り込んだ。

 ◆自ら身を削る 薬師寺陣営

 薬師寺道代さんは午前9時半、立候補を届け出た県庁の前に立ち、第一声を上げた。県職員の人件費削減、議員定数の半減や報酬の大幅カット…。職員、議員には耳の痛い公約を、挑発するかのように次々ぶち上げた。

 勝負服の黒のジャケットにひざ上丈のスカート姿で、「まずは自ら身を削るべきだ」と改革姿勢を強調。みんなの党にとっては知事選参戦は全国初となり、昼には渡辺喜美代表も駆け付け「党の戦い」をアピールした。<<

Victoriaでした。