河村たかし 小沢一郎と連携?

こんにちは。Victoriaです。

さて、朝日新聞に連載されております「トリプルショック」。本日は、河村たかし小沢一郎を訪問したというニュースです。
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000771102090001

【「中京都」構想あいまい】

 8日午後、東京・永田町の衆院議員会館河村たかし名古屋市長と大村秀章・次期愛知県知事が、そろって民主党小沢一郎元代表と向き合った。
 今や刑事被告人となった小沢氏は、民主党代表だった2009年の名古屋市長選で党愛知県連の反対を押し切って河村氏を推薦した。いわば、河村市政の生みの親だ。
 小沢氏が口を開いた。
 「2人とも選挙強かったなあ。やっぱり戦いだ。選挙は勝たないといかん」
 河村氏が「小沢さん、とにかく減税をやらにゃあかんで」と水を向けると、小沢氏が応じた。「そうだよな。一番最初に新進党の時に減税を言ったのはおれだよな」
 小沢氏との会談は、冒頭部分がカメラ撮影用に報道陣に公開された。河村、大村両氏は選挙後も、息の合った場面の演出に余念がない。
 選挙期間中、2人は、街頭でこんな掛け合いを演じた。
 「今回は庶民革命、まさに『河村たかし信長』だ。私は三河出身なので徳川家康。最後は家康が勝つんですが」
 大村氏がよく自らを信長にたとえる河村氏に毒づくと、河村氏が言い返す。「それはいかん。本能寺で討たれてまったらいかん」
 漫才のような調子の良さで、聴衆から笑いをとった。
 

2人の政治家としての生い立ちは対照的だ=年表。自民党にいた大村氏は政務官、党部会長、副大臣を歴任。河村氏は政権交代直前に民主党衆院議員を辞め、野党しか経験していない。
 はたして、うまくやっていけるのだろうか。懐疑的な見方が、県政界に渦巻く。民主党県議団幹部は、こうみる。「河村氏のやり方を大村氏が全部まねするとは思えない。だんだん離れていく」
 2人を結ぶのが、愛知・名古屋の司令塔を一つにするという「中京都構想」だ。知事選・市長選圧勝で「愛知統一」を印象づけた。
 だが、トップは河村氏なのか、大村氏なのか。その説明は「2人で一緒にやってもいいし、交代でやってもいい」とあいまいだ。構想実現には法改正が必要だが、河村氏は「八事行っとる(世を去っている)か分かりませんけど、そういう道筋ができればええなあと思います」と遠大な目標であることを認めている。
 何より視界を不透明にするのは、河村氏の去就だ。「総理を狙う男」の看板をおろしていない河村氏は当選後も、首相をめざす考えを明言している。だとすれば、62歳の河村氏に、残された時間は長いとはいえない。
 「河村・大村連合」は、いつまで続くのか。河村氏は、こう答えた。
 「わしゃよ、目的型だでよ。掲げるものを一緒にやってくれる人とやる」
 「天下」をとるために河村氏が頼るのは、やはり小沢氏だ。8日の会談で河村氏が民主党衆院議員時代を振り返り、「僕はあんとき(入党時)から嫌われてました」と話すと、小沢氏は「おお。おれも嫌われもんだ」と破顔。河村、大村両氏をこう激励した。
 「2人で力を合わせてやってくれ。日本を動かす大きな力だ。改革するなら、国の制度も変えないといけない。連携をとってやっていこう」
 河村氏はいつ国政に打って出るのか。「統一愛知」の行く手には、きな臭い空気が漂っている。<<
河村たかし小沢一郎を訪問のニュースは、中日新聞でも特集されております。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2011020902000151.html

>>8日午後、東京・永田町の衆院第1議員会館6階。名古屋市長に再選された河村たかし(62)と、愛知県知事に初当選した大村秀章(50)は民主党元代表小沢一郎(68)を訪ねた。

 河村が「わしは昔から皆に嫌われとりました」と水を向けると、小沢も「私も嫌われ者だ」と笑いを誘う。

 「小沢さんも減税をやると言ってくださいよ」。河村が本題に切り込むと、小沢も「最初に減税と言ったのは私だよなあ」と含みを持たす。取り囲んだ報道陣がフラッシュを一斉に浴びせた。

 民主出身の河村は衆院議員時代から小沢を師と仰ぐ。2年前、党内の猛反発を押し切って市長選に名乗りを上げた河村を後押ししたのも小沢。この日は異例の1時間に及ぶ会談で2人を歓待し、蜜月ぶりを見せつけた。

 政治資金規正法違反(虚偽記入など)の罪で強制起訴され、離党もささやかれる小沢。永田町では河村の地域政党減税日本」を受け皿に小沢が民主から20〜30人を引き連れ、新党を立ち上げるとの観測も。河村は「ちっぽけな地域政党では小沢さんに失礼」と否定するが、小沢側近の農林水産政務官松木謙公(51)とは今も密に連絡を取り合う。

 トリプル投票の前日、民主関係者はJR名古屋駅前で、河村の演説を見守る聴衆の中に、小沢と親しい前総務相原口一博(51)の姿を確認した。松木の秘書も河村の選挙運動を手伝った。河村をよく知る一人は「民主内の動きを見ながら次の一手へのタイミングを計っているはず」とみる。

 「愛知、名古屋から日本を動かす」とぶち上げる「河村・大村連合」。目玉公約である「中京都構想」一つとっても地方自治法の改正が必要で、国政とのパイプは欠かせない。大村は「自分のマニフェストを実現するためには国政に影響力を持ちたい」と話す。

 2人が当面、目標とするのは4月に行われる衆院愛知6区の補欠選挙での候補擁立。議席のあった民主議員が今回の名古屋市長選に出馬したことで空席となっている。

 さらに地元政界では、市長選で過去最多の66万票を獲得した余勢を駆り、河村が次期衆院選で市内の全5選挙区に候補を立てるのではないか、との見方も出ている。

 河村は「減税勢力を日本中につくらないかんよ」。民主も自民も「消費税増税」で足並みをそろえる中、減税が新たな政治の対立軸になると読む。

 愛知県は一昨年の衆院選で民主が15選挙区すべてを制した「民主王国」。今回の知事選、市長選では党幹事長の岡田克也(57)が4回も県内入りしながら、惨敗。王国は移ろいやすい民意の上に立つ砂上の楼閣だった。

 その岡田の地元、三重県で4月に知事選が行われる。

 関係者によると、河村は水面下で、候補擁立も含め対応を検討している。民主や自民という既成政党の枠組みは、もはや視界にない。<<
お隣三重県の知事選も視野に入れている・・・?

Victoriaでした。