クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件 第3回公判 傍聴を終えて

こんにちは。Victoriaです。

さて、
2012/06/08に行われた、
クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件 第3回公判の傍聴を終えて、
次の公判まで3ヶ月以上あるということなので、
ちょっと一段落の感があるのだけれど、







間があくのは、
夏休みでいろいろと人が集まりにくいっていうこともあるんだろうか、
などと思ったり、







税務調査から数えると、
かれこれ、
4年近く、
じっと耐えに耐えてきた八田氏にしてみれば、








今さら3ヶ月くらい、
何てことないのかもしれないけれど、








その3ヶ月の先がまだまだあることを考えると、
一体、いつ、終わるんだか・・・








法律っていうのは、
しょせん行き当たりばったりに作ってきたものの寄せ集めでしかないから、
すべての人に公平に機能するものではないのは誰だってわかっている。









だから、
本当に悪い人がのうのうと逃げおおせて、








バカ正直な人が、
ささいなミスで罰せられることも、
よくあることだ。








そういう不公平なことがありつつ、
大筋では、
なんとか大多数の人が納得する形でまわっていくことが、
社会が健全に機能するために大事なことだと思うんだけど、









そういう不完全さを内にはらんでいるからこそ、








よくわかんないグレーゾーンのものに関しては、
ある程度大目に見ていくっていう遊びの部分がないと、
社会が萎縮してしまうんじゃないかと思う。









今回のクレディ・スイス証券集団申告漏れ事件で、
告発された八田隆氏をみていると、









今では腹をくくって、
えん罪と戦うことを使命と感じていらっしゃるようだけど、










やっぱり、
八田氏は、
本来、
こんなことに足をひっぱられるべき人じゃないと思う。









だって、
こんなことやって何が手にはいるかっていったら、
もともとやってなかったことが、
やっぱりやってませんでしたってわかるだけで、








全然生産的じゃない。










そういうのが好きな人は、
そういう仕事をすればいいけれど、










社会は、
管理する人ばかりじゃなくて、









生産する人もいてこそダイナミズムを保てるわけで、









八田隆氏は、
あきらかに生産する側の人なんだから、









やっぱり、
そっちで才能を発揮してこそ、
本人もハッピー、
周りもハッピー、
社会もハッピーだろう。








どうしても、
誰かを見せしめに告発せずにはいられなかったのならば、








せめて、
もっとスピーディーに結論出せないのだろうか。








人が、
人の人生を踏みにじるっていうのは、
こういう形をとることもあるのだと思うと、
本当にがく然とするっていうか、









法律とか、
組織っていうのは、
それを動かしている人の思いの集大成なんだなということを、
つくづく感じた。









おそろしいのは、
こんな風に社会を萎縮させるようなふるまいをしている人たちが、
ちっともそのことを自覚していないことで、









むしろ、
良心にもとづいて、
必死にまじめに職務を遂行した結果、
誰も幸せにしない結果を招いていることだ。










ホント、
何がいけないんだろうね・・・








みんな、
もっとおおらかになろうよ・・・








そんなことを考えた一日でありました。









てか、
一番こわいのは、
やっぱり国税









Victoriaでした。


法廷ルポはこちらです→クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件 第3回公判 傍聴記 - Victoriaの日記