ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ　Part 4　（１４）　　東西教会の大シスマ

こんにちは。Victoriaです。

2012年7月14日、京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命保険の出口社長による「5000年史　Part4　１１、１２世紀の世界」の講義録、
今回は、「十字軍結成前夜　東西教会の大シスマ」。

さて、
今回からいよいよ、
十字軍結成直前の、教会の動きをみていきます。

１０５４年は、
東西教会の大シスマ、つまり、
東西教会が分裂した年。

どういう経緯を経て分裂したかというと、

相互破門。

ググってみたところ、
詳しい事情の記述がいっぱい出てきたので、
読んでみたんだけど、

？？？

複雑すぎて、
よくわからないので、
要約しようと思っていたけどやめておこう・・・

東西教会がケンカするのは、
何もこれが初めてだというわけではなく、
ここに至るまでに、
それはもう、
数々の細かい見解の違いや感情のもつれの積み重ねがあり、

お互い、
ガマンの限界がきたって感じで、

破門状をたたきつけた時は、
キレてたから勢いでやっちゃったけど、
どうせ腹たってる相手だったから、
もう今回限りは相手のほうからちゃんと筋通して謝罪してこない限り、
許さないぞ、みたいな・・・

それで、
ようやく、双方大人になって、
破門を解消したのが、
なんと、

1965年。

900年間もケンカしてたんですか・・・？？？

人間、
全然タイプの違う、
全く理解できない相手とは、
わりと仲良くできるけど、

近い相手、
自分と似た相手とは、
いったんこじれると長いっていうのは、
世界共通のようで・・・

・・・

１０５９年、
ローマ教皇ニコラウス2世が、
選挙改革を行った。

トスカーナのヒルデブランドの尽力もあって、
ローマ教皇は枢機卿から選べるという規則を定めたのである。

この選挙改革のポイントは、

東ローマ帝国の皇帝に承認を得る必要なし。

ローマ教皇は、
コンスタンチノープルのギリシア語を話す人たちからクビをすげかえられるのはイヤだということで、
カロリング朝と野合し、
（ローマ教皇とカロリング朝が手を結ぶ経緯についてはこちら→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 3 （１４）ピピンの寄進 - Victoriaの日記）
東ローマからめでたく独立した気になっていたのだが、
その後も皇帝によってクビをすげかえられることが続き、
皇帝の家庭教師が教皇になったりしていた。