時代を駆ける 村上智彦 (3)
今日は村上智彦さんの3回目。
医師、行政、住民連携の地域医療を実現するため、国保藤沢町民病院で研修する村上さんが学んだことは、
>>「前例がない、条例がない、予算がない」というのはダメな行政の三つのいい訳だと思うんだけど、裏を返せばこの三つがクリアできれば物事は粛々と前へ進む。<<
ということ。
医者が行政の仕組みを理解することが、思いを形にするためには大切だということだと思いますが、医者に限らず、行政の仕組みって、一般の人にとってはわかりにくいし、勉強する機会もない。
だいたい、医者になるには今の教育システムでは「理系」に分類される科目を勉強しなければ医学部に入学できないから、高校でも、「政治・経済」なんて、まじめに勉強する生徒はあんまりいない。
そう考えると、「社会に出てから本当に必要な勉強は何か」っていうのを、考え直さなければいけない。
行政の仕組みは、すべての人が知るべきだろうし、仕事はお金を介して行われることを考えると、簿記の勉強も普通科高校でもするべきなんじゃないだろうか。
あまりにも何も知らずに社会人をしてきた自分を振り返って、そう思います。