浮気を許す女心

こんばんは。victoria007です。

今日は、いろいろと人生考えることがございまして、一日これを読んでおりました。

源氏物語<新装版> 巻十

源氏物語<新装版> 巻十

これは、源氏物語の最終章。
複雑な人間関係を省略してあらすじをご紹介するならば・・・

浮舟っていうのがヒロインね。
あまり幸多くない女性で、芯も強くはなく、運命に翻弄されていながら、なすすべもなく川の流れに流されるまま生きていくような女性で・・・

最初、薫っていう男性にモノにされちゃうのね。
薫はホントは他の女性が好きで、その好きな女性に似てるからっていうだけの理由で浮舟を自分のものにしちゃうんだけど。

薫は高貴で堅実、浮舟にとっては救世主のような男のはずだったんだけど、実は薫は恋人としてはあまりマメではなく、浮舟を囲っておきながら、ほったらかしで滅多に会いに来ない。

そうこうするうちに、匂宮という、薫とは対照的で非常に情熱的、恋人としてはマメな男が現れた。

彼は策略家で、薫のふりをして浮舟の部屋に入り込み、一晩を共にしてしまう。

ちょっとした浮気心のはずが、匂宮は浮舟が気に入ってしまい、次の日もいつづけて、二人は愛しあってしまう。

匂宮が帰った後、浮舟はすごく苦しむのね。

自分の苦境を救ってくれた薫に対してすごく申し訳ない気持ちと、そういう気持ちとは裏腹に匂宮が忘れられない気持ちの板挟みになって。

匂宮のほうが、恋人としてのテクニックがずいぶん上だったんだろうね。

ほどなく、匂宮が浮舟のところに通っていることが薫にばれて、嫉妬深い薫は浮舟に警備をつけて絶対に匂宮が入れないようにしてしまい・・・

苦しんだ末、浮舟は入水自殺を図ってしまう。

それでも奇跡的に助けられ、記憶喪失になりながら浮舟はお寺で暮らすんだけど・・・

恋人の板挟みになって自殺未遂をして、そんでもってヒロインを記憶喪失にしちゃうなんて、紫式部も昼ドラだよね・・・

源氏物語って、結局、女性遍歴を重ねる男性と、それを苦しみながらも受け入れる女性の物語で、浮気っていうのが、人類最古のテーマだということがよくわかるのね。

それでね・・・

私って、男の人の浮気って、実は許しちゃうのね。

浮気よりも許せないことっていっぱいあると思うし・・・

自分の夫や恋人に浮気をされて何とも思わない女性はいないと思うけど、でもね・・・浮気をしてしまう男の人って、女性には優しい人が多いと思うの。

中には、ただの女好きっていう場合もあるとは思うけど、それでもね、たった一晩の関係だったとしても、なんかそこに優しさみたいなものがなかったら、浮気ってできないと思うのね。

人間って、群れてる時は強くても、独りになって、それで、暗くて寒い夜なんか、誰かといっしょに寝たいって本能的に思う動物なんだと思うの。

それを、全部、ダメだっていっても、しょうがないよねえ・・・そういうものなんだから。

家とか財産とか家族とか、そういうものを継続していくために、結婚制度っていうのができて、浮気はやめましょうってことになってるけど、でも、本来、いろんな人のところを渡り歩いていくようにプログラミングされているのが男の人なんだから、しょうがないわよね・・・

だからね・・・

victoria007と親密な関係になる男性にお願いしたいことは、浮気をしてもその心は理解しますから、お願いだから、わかんないようにしてよねってことね・・・

聞いてるかな・・・

あなたのことです・・・


・・・

victoria007でした。