女が不幸にならないための八ヶ条

こんばんは。Victoriaです。

師走ですね・・・

今日はクリスマス気分を味わいたくて、久しぶりに栄あたりをぶらぶらと・・・

街はきれいなイルミネーションできらきらと輝き、いつもはかた〜い財布のひもも思わずゆるく・・・

なるかと思われましたが、一向に購買意欲はわかず・・・

商いがうまくいってない経営者にとって、年末は地獄
金の苦労さえなければ、人生どんなにバラ色か・・・

ああ、私が金の苦労をしなくてもよくなる時は来るのであろうか・・・

・・・
スタバでコーヒーでも飲んで気分転換しようか・・・と思ったけど、いやいや、ほんの20分くらいの快楽のために200円は惜しい・・・と悲しいゼニ勘定をしたあげく、古本屋に立ち寄って200円で買った本。

初等ヤクザの犯罪学教室 (幻冬舎アウトロー文庫)

初等ヤクザの犯罪学教室 (幻冬舎アウトロー文庫)

今、会社で自分でコーヒーいれて飲みながら読んだのですが・・・

あまりに楽しく、コーヒー飲み終わるよりも、読み終わる方が早かった・・・

特に最後にのってた、<臭いメシを食わないための八ヶ条>がすばらしく・・・
ここにご紹介しておきます。

浅田次郎直伝 臭いメシを食わないための八ヶ条>
1 懲役は人生の空費である

懲役が修行であるという考えは幻想である。狭い塀の中で何年も面白くもおかしくもない連中とツラを突き合わせて暮らすことが修行なら、この広い世の中、玄関を出て三歩も歩けば修行だらけである。

2 三分の理をもつ

裁判官は今日の社会ではもっとも人格・識見ともにすぐれた人々の集まりであるので、合理主義者であると同時に博愛主義者でもある。許し難い罪状には断固たる量刑を科するが、反面どんなにささいなことであれ、正当な理由は必ず斟酌してくれる。この正当な理由こそ「盗人にも三分の理」と言われるもの。犯罪を行うにあたっては、そうしなければならなかった理由をあらかじめ準備しておかなければならない。

3 常に勤勉であれ

大物と呼ばれて仲間うちから尊敬されたり、当局からも一目おかれるような犯罪者はみな勤勉である。例外なく教養人で人間的にも深みがある。

そもそも大きな仕事というのは、その社会的正当性とは関係なく、すべて知識と教養に支えられているものであって、もともと学問の嫌いな人間はこの道はあきらめたほうがよろしい。

書物こそが精神と頭脳を錬磨しうる最大の利器である。

まず本を読め。

4 悪事の極意は身の養生にあり

昔から古今東西を問わず、大悪党は筋骨たくましい偉丈夫と決まっていて、病弱な悪人などまずいない。
「悪」という言葉自体、本来は「強い」という意味である。強くなければ悪党ではない。

大物整理屋や名うての悪徳弁護士が一堂に会する債権者会議などは、一見してミスター何とかの筋肉コンテストの観があり、筆頭債権者である銀行の支店長などはその体格だけで最初から部屋の片隅にちぢこまっていなければならない。ほとんど発言権なし、存在無視である。

犯罪は体力である。いっぱしの悪党とよばれたければまず体を鍛えること。タバコも麻雀もやめる。深酒などは自首する前の晩だけでよろしい。毎朝6時に起きてジョギングと腹筋背筋各100回、欠かさず励行する。

健康な犯罪は健康な肉体に宿る。

5 拙速を尊ばず

かたぎの世界ではスピードが第一。正確なのろまよりも多少いいかげんでも早いほうがよいというのが、商売の世界では常識である。

しかし、犯罪者はその逆である。犯罪者はいわば、失敗の許されない精巧な細工を作る職人なのであるから、ひとつのささいな過ちが犯罪を崩壊させてしまう。

犯罪者は、一つのいい仕事をするためには、手間と時間を惜しんではならない。

6 利に走ってはならない

人間は利益を追求する動物である。しかし、いたずらに利を私しようとすれば人格は破綻する。犯罪者もまた同じである。

一流の犯罪者は一流の政治家や実業家と同様、基本ポリシーを持っている。利益はそうした思想の副産物であると考える。

命の次に大事なものは金だ、と考える人間は二流以下であって、金より大事なものをちゃんともっている人物こそ一流。

基本ポリシーとは「義」というべきもので、国家でいえば道徳と経済、企業でいえば企業倫理と利潤、極道でいえばスジとシノギ

義によって生み出される利はばくだいな真実の利益である。

7 悪いことほどまじめにやる

悪事というのは君子の技であり、とうてい常人のできることではない。
完成された犯罪者になるためには、若い時分からマジメにヤマを踏まなければならない。心身を鍛え、学問に励み、頭がパンクするくらい物事を真剣に考える。その結果、万全を期して踏み越えたヤマの数こそが実になる。

名のある犯罪者はたいてい信じられないほどマジメな生活をしている。

8 悪いことをしない

働くことがイヤで安易に犯罪に手を染めた人間がいい目をみた試しはない。
今の世の中、一生懸命働けば収入を得られる仕組みにちゃんとなっている。

いっぱしの犯罪者になる気構えがない人は今すぐ改心してかたぎになるべきである。

・・・
今まで浅田次郎さまのことは、あまり好きな作家の中には入っていませんでしたが・・・(その理由は多分にあの風貌から来ると思われる・・)今日から人生の師と仰がせていただきます・・・

それでね・・・
浅田先生に触発されて、Victoriaも<女が不幸にならないための八ヶ条>というのを考えてみました。

<Victoria式 女が不幸にならないための八ヶ条>
1 不倫は人生の空費である

結婚こそが人生のゴールである・・・という考えには必ずしも賛成しませんが、恋愛するなら、ゆくゆくは結婚してくれる人を選ぶべきです。
女が真剣に人を好きになると、必ず、子どもがほしくなる。
子どもがほしくなれば、自然と、家庭を築きたくなります。

妻子ある人との恋愛は絶対に実を結ばない。

今、目の前に妻子ある最高の恋人と、その恋人の10分の1の魅力しかない独身男性がいたら、迷わず独身男性を選びましょう。
2 恋敵の幸せを願うべし
好きになった人にたまたま恋人がいたり、あるいは、カレが浮気をしたことがばれた時、決して相手の女性を呪ってはいけません。

女性は、幸せになれば、自然と人の恋路のじゃまなどせず、離れていくものです。

心から、ライバルの女性の幸せを願いましょう。

その女性が別の男性を見つけて幸せになってくれれば、必ずすべてがうまくいきます。

3 常に勤勉であれ

今の世の中、一寸先は闇。たとえ一流企業に勤めているカレでも、いつリストラされるかわからないし、商売繁盛しているようにみえるカレの会社が一夜にして倒産してしまうかもしれない。

そうなった時、金の切れ目が縁の切れ目にならないように、常日頃から世の中の動きに敏感になり、勉強をしておきましょう。

そして、キャリアとしての仕事ではなく、手に職をつけて、決して食いっぱぐれない仕事を続けましょう。

人生、たいていのことは金で解決するものです。

男が仕事で失敗して、家庭も崩壊してしまうのは、たいてい、女のほうが男の苦境を支えきれなかったために起こっているものです。

4 恋愛の極意は魅力的なボディにあり
恋愛は体力です。
たとえ、恋愛からは卒業して母としての人生を全うするにしても、まずは体力。

体に良いものを食べて、体の内側からきれいになりましょう。

また、体型はある程度は服装でカバーできますが、それでもやはり、
女は服脱いでナンボ
です。

きゅっとひきしまったウエストがあってこその色気。

日頃から美容体操を欠かさず、お肌のお手入れも入念に行って、女としての輝きを保ちましょう。

5 許す心を持つ
男は、口では家族のためとか言うけど、結局、自分の好きなように生きることしかできない生き物です。
だから、きれいなお姉さんがいれば、そちらになびいていくし、おもしろいことがあれば、なけなしのお金をはたいてもそちらにいってしまう。

そういうことに、いちいち目くじらをたてていては、身が持ちません。

いったんこの人についていくと決めたら、よほどのことがない限り、すべて広い心で許してあげましょう。

恨んだり、仕返ししようとしても、結局、自分が不幸になるだけです。

カレに黙って、カレのお金でエステに行くとか、ばれない方法でレベンジしてやりましょう。
6 がまん強くなれ
幸せは一朝一夕には手に入りません。

子どもが一人前になって巣立っていくまで20数年かかるし、カレが人生の目標を達成するにはそれこそ一生かかるかもしれない。

「いつになったら幸せにしてくれるの?」
などと短気を起こしてはいけません。

気長に、幸せがやってくるのを待ちましょう。

がまんこそ、女の真骨頂です。

7 欲張りはやめよう
世の中、魅力的な男性はいっぱいいます。
ちょっとその気になれば、浮気のひとつやふたつ、いくらでも・・・

でも、本当に愛する人がいるのなら、一途に尽くしてあげましょう。
男は、自分の浮気は忘れますが、女の浮気は決して許してくれません。

8 自分の幸せよりも相手の幸せを願おう

自分の幸せを第一に願う女性は、決して幸せになれません。

世の中で一番幸せなのは、たくさんの子どもや孫に囲まれて楽しく暮らすおばあちゃんだと思いますが、そういう人は人生の大半を他人のために生きてきています。

女の幸せは、他人の幸せのために尽くしてこそ生まれる。

それを肝に銘じて、このつらい憂き世をのりきっていきましょう。

・・・
昔から、「〜すべし」という御触書や決まり事というのは、それができない人が多いから作られるものと相場が決まっています。

Victoria、今書いた八ヶ条、全部、自分のために書いたようなもので・・・
この八ヶ条を心の支えに、40代半ばにて未だ人生に迷う自分を戒めて、幸せをめざして日々精進したいと思います。

まずは、安心して年を越せるように、仕事をなんとかしないとね・・・

Victoriaでした。