河村たかし市長 VS 名古屋市議会 第2ラウンドスタート

こんにちは。Victoriaです。

さて、選挙が終わってほっと一息つく間もなく、河村たかし市長は次に向かって走り出した模様。
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000771102080001

【圧勝翌日 視線は次】

 62歳。愛してやまない3人の孫もいる。前夜は2時間しか寝ていない。それでも、河村たかし氏の高揚感と闘争心が衰えることはなかった。
 7日午前8時半、名古屋市の一社駅前。河村氏は3人の仲間と街頭に立っていた。青地に白抜きで「減税日本」と染め上げられたのぼりがはためく。河村氏が代表を務める地域政党の名前だ。

 行き交う市民が祝福の声をかける。河村氏のかたわらにいた男性がつぶやいた。「すごい関心の高さだ。話を聞いてもらう素地ができている」
 その男性は、3月13日投開票の出直し市議選に名東区から立候補する舟橋猛さん(52)だった。河村氏は、市議選の公認候補予定者3人を市民に披露していたのだ。
 河村氏が描く闘争の第二幕は、市議会の過半数減税日本の議員で占めることだ。
 「次の市議選で現職市議には絶対に票を入れないようにお願いしたい。リコールしておいて現職議員が当選しては、何だったんだということになりかねない」
 7日午後、河村氏は公務復帰後初の会見で、そう市民に呼びかけた。公式な市長会見としては、あまりに政治色が強い。過去最多得票の66万票を手にした河村氏は、自信をみなぎらせている。
 「住民投票でリコールに賛成した人の半分が市議選で投票に行く」。河村氏は、そう関係者に語っている。今回の住民投票での賛成票は69万で、その半分は約35万票。2007年の市議選の最下位当選ラインで単純に割り算していくと、確かに過半数が獲得できる計算になる。
 議会側は途方に暮れる。
 市議会解散で失職、市議選に走り出した前市議の一人が漏らした。「党派を問わず、現職議員にノーを突きつけられ、何を話しても聞いてもらえない感じ。市長派でなければ、報酬をいくら下げようが、もうダメだ」
 7日午後2時。自民党市議団は県連で緊急の会議を招集した。だが、この日になって「高齢で後継者も見つからない」として現職1人が立候補辞退を伝え、同党の公認は24人から23人に減った。同党とともに市長選で河村氏と対決した民主党の前市議も「みんな放心状態」と漏らした。
 そんな状況の中で、公明党県本部は「庶民減税を推進」「議員報酬半減 賛成したのは公明党だけ」などと書かれたのぼりを発注した。愛知県知事選では減税日本推薦の大村秀章氏を支援し、河村氏に近づいた。関係者が、こう胸を張った。「既成政党で今回の嵐を乗り切っているのは公明党だけだ」
 河村氏の「敵」と「味方」が選別された。圧倒的な民意の支持を得た河村氏に、手加減する気配はない。<<

お隣三重県の知事選候補者選びにも、影響を与えた模様。
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001102080001

>>民主、大敗で危機感 現政権に強い逆風 

 河村たかし氏は名古屋市長選で、大村秀章氏は愛知県知事選で、それぞれ地域政党を旗印に圧勝した。4月に知事選を控える三重では、候補者擁立が大詰めの民主党内に危機感が広がり、野党側は「民主王国」に風穴を開けようと勢いづいている。(中島嘉克、永友茂則、藤崎麻里、百合草健二)

■自民攻勢 風穴狙う

 愛知県知事選では、民主党推薦候補が大村氏に大差をつけられたうえ、自民党県連推薦候補にも敗れた。

 民主党中井洽衆院議員は、三重県知事選の候補者選びについて「他山の石として、絶対に勝てる候補者を擁立しないといけないと、強い思いに駆られている」と話す。

 県連代表の芝博一参院議員は「この流れが統一地方選三重県にも影響しないようにがんばっていかないといけない。三重県方式で積み上げていくしかない」とし、県議会会派の新政みえと連合三重との候補者選びを急ぐ構えだ。

 県連幹事長の金森正衆院議員は「県民や市民が新しい政治を求めるという、意識の変化が出た。政治がもっと身近にならなければいけないということだ」。

 一方、自民党県連会長の三ツ矢憲生衆院議員は「民主党王国といわれてきた愛知県知事選で(民主党推薦候補は)3位。東海地区としては、多少影響がある」と言う。地域政党については「地方でローカルパーティーが成り立つかどうか。三重県では予想がつかない」と冷静だ。

 川崎二郎衆院議員は、大村氏と自民党県連推薦候補の得票をみて手応えを感じたという。「現政権に対して吹いている風」と、民主党へ強い批判があるとみる。

 公明党県本部の中川康洋代表は「三重では地域政党が出来ているわけではなく、三重の選挙に与える影響はわからないが、地方自治や議会改革には大いに影響があると思う」と話した。

 みんなの党支部の坂田和章幹事長は「既存のものを変えたいという民意は一過性ではなく、日本の大きな民意の流れになる。(知事選にも)いい影響が出るのではないか」と分析した。

 共産党県委員会の大嶽隆司委員長は「国民の暮らしを守るという主張をしっかり訴えたい」と気を引き締めた。

 県内の首長からは警戒の声もあがった。尾鷲市の岩田昭人市長は朝日新聞の取材に、河村、大村両氏が掲げる中京都構想を「向こう側の意見だけで、こちらを巻き込む道理はない。やるなら、地方まで流れが向かうような進め方をすべきだ」と話した。野呂昭彦知事は2人の当選が決まった後、「十分に意見を交換したい」とのコメントを出した。

鈴木英敬氏を知事選で推薦

 自民党県連は7日、4月10日の知事選に立候補の意向を表明した元経済産業省課長補佐、鈴木英敬氏(36)を推薦することを決めた。近く党推薦も出る見通し。また、みんなの党も4日、推薦を決めた。鈴木氏は公明党にも推薦を要請している。 <<

「解雇」された市議の先生方、一夜明けてあっさり方針転換。
河村たかし市長の減税案に賛成なさる模様。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011020890124230.html

>>名古屋市議報酬半減案、民主・前市議ら容認へ トリプル投票結果で一転

 名古屋市議会の解散の是非を問う住民投票で失職した民主党の前市議らは8日午前、市内で会合を開き、河村たかし市長が掲げる報酬半減案への賛成を掲げて出直し市議選に臨むことで一致した。解散前の市議会で最大会派だった民主が賛成に転じることで、改選後の市議会で河村市長の半減案が実現する可能性が高まった。

 民主市議団は昨年の11月議会で、有識者や無作為抽出の市民で構成する検討会議で報酬額を定める条例を自民市議団と共同提案していたが、トリプル投票の結果を受けて対応を一転させた。

 前団長の諸隈修身氏は「市長選で示された民意を最大限尊重しようという判断。慎重な意見もあったが、最終的には統一した意見が必要だということで合意した」と述べた。

 河村市長が掲げた恒久的な市民税10%減税には「減税自体は否定しないが、市民サービスを低下させないことと、借金を増やさないことが条件になる」と引き続き反対。財政状況を見ながら判断していくという姿勢で臨む。

 これに対し、河村たかし市長は「民意を大事にするというなら、市長選で対立候補まで立てて反対した過去を総括してから決めるべきで、目先の選挙対策。市議選が終わればまた元に戻すと疑わざるを得ない」と切り捨てた。<<

河村たかし市長 VS 名古屋市議会」の戦いはまだまだ続く・・・

Victoriaでした。