経営者の心得

こんにちは。Victoriaです。

知り合いのお医者さんで、とってもやんちゃな方がいらっしゃって・・・
ラソン大会に出たり、サッカーの試合に出たり、とにかく身体を動かすことがお好きで、ウェアもド派手。
志茂田景樹みたいなスパッツはいて走ってるのを何度見たことか・・・

地元のシティマラソンに毎年エントリーなさっているのに、今年はお見かけしなかったものだから、どうなさったのかしら・・・って思ってたら・・・

骨折してた・・・

ラソン大会の前の週にスキーに行って、木に激突。大腿骨骨折。
「こんなところで手術されちゃかなわない」
と、取るモノもとりあえず帰ってきて、地元で手術。

彼ね・・・
外科医なのよ・・・

それで、彼が言うには、
「いや〜、手術がこんなに痛いものだとは、知らんかったわ〜」

子どものころから病気もけがも全くしたことない健康優良児だったんですって。
だから、手術はおろか、入院の経験すらなく・・・

患者の痛みっていうのを、初めて知ったらしい・・・
もう、60歳近かったよね・・・先生・・・

それでね・・・
この先生、ご夫婦でクリニックを経営なさってまして・・・
ご主人が外科、奥様が内科ね・・・

内科はこの時期、インフル+花粉症で超多忙。
一方の外科なんですが・・・

彼はとにかく手術至上主義者で、ちょっと具合が悪いって言うと、
「じゃあ、切りましょうか」
って、すぐに切りたがるんだけど・・・

本人が松葉杖じゃオペもできないしね・・・

開店休業状態が続いているようです。

どうせ、家の中でも使い物にならないだろうから、さぞ、奥様のイライラが募っているだろうと、夫婦の危機に思いをはせるVictoriaでした・・・

それでね・・・
Victoriaが会社を興した十数年前の話ですが・・・

会社の登記を済ませて、その足で会計事務所に行きました。

Victoriaなりに地元の評判などをリサーチし、この先生ならと見込んだ先生に顧問税理士になっていただこうと、アポなし、紹介なしで押しかけたわけです。

あとから聞いたところによると、その頃先生は顧問先を整理なさって、減らしている時で、新規はお断りだったらしいんだけどね・・・

何の実績もなく、紹介もなしにやってきた30歳そこそこの女の言うことを、よくぞ聞いてくださったものだと感謝しております。

法務局からもらってきたばかりの登記簿を見せながら、こうこうこういう会社を作ったので、顧問になってくださいというVictoriaの話を聞いた後、先生が「経営者の心得」というのを話してくださいました。

先生曰く、
「会社を作るからにはつぶしてはいけません。ケガで、半年、社長が会社を留守にしたら、その会社はつぶれます。
経営者たるもの、スキーに行ってはいけません。スキー厳禁!

・・・
ということで、会社を登記してからはや16年。
Victoria、一回もスキーに行っておりません。

ドクターの顧問税理士の先生は、この経営者の心得を言わなかったのかしらね・・・

Victoriaでした。