近鉄踏切事故初公判

こんにちは。Victoriaです。

年末に起きた近鉄踏切事故の初公判が津地裁でありました。

踏切事故についてはこちら→(踏切事故 - Victoriaの日記踏切事故 その後 - Victoriaの日記

2011/04/20付中日新聞によると、


>>三重県四日市市羽津町の近鉄名古屋線の踏切で、ワゴン車を運転中に自転車の男性3人に追突し、電車と衝突させて死傷させたとして、自動車運転過失致死傷の罪に問われている歯科医師池田哲被告(46)の初公判が20日、津地裁四日市支部であった。池田被告の弁護人は「事故を予見できなかったので過失はないと考えている」と無罪を主張した。

 冒頭陳述で、検察側は池田被告が9〜10歳にてんかんと診断され、発作が起きていた事実を指摘した。一度は治まったが、2007年夏に発作を起こして四日市市内の病院に通院。事故を起こすまでに計20回の発作があり、主治医から運転を差し控えるように言われていたことを明らかにした。

 池田被告は起訴内容について「事故を起こした客観的事実は認めるが、過失があったかは分からない」と語った。会見した伊藤方一弁護士は「運転中に発作が起こるとは、被告は99・9%思っていなかった。被告本人は『刑事責任が問われるかどうかについては分からない』との認識を持っている」と説明。発作による危険の予見の可能性について争う姿勢を示した。

 起訴状によると、池田被告は突然意識を失うなどの発作が起きる持病があり、自動車の運転を控えるべきだったが、昨年12月30日、四日市市羽津中の自宅から経営する近くの歯科医院にワゴン車で向かった。途中、突然発作が起きて意識を失い、踏切で電車の通過待ちをしていた男性3人に追突、同市別名、四日市社会保険病院の研修医中本勝昭さん=当時(40)=と同市白須賀、中国人実習生王定祥さん=当時(23)=を電車と衝突させて死亡させたなどとされる。<<

同日、朝日新聞によると、


>>三重県四日市市の踏切で乗用車を運転中、自転車の男性2人に追突し、死亡させたとして、自動車運転過失致死傷の罪に問われた歯科医師池田哲被告(46)の初公判が20日、津地裁四日市支部であった。突然意識を失う持病があり、運転を控えるべきだったと指摘する検察側に対し、池田被告は「運転中に発作が起こるとは思わなかった」と述べ、無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で「てんかんの治療を受け、医師から繰り返し、運転を控えるよう指導を受けていた」と指摘。「意識を失う発作が時々あったのに、自宅から歯科医院までの距離が短く、発作はないと安易に考えた」と主張した。

 これに対し、弁護側は「てんかんの持病があるだけで運転に具体的な危険があったとは言えない」と述べ、「発作のほとんどが睡眠中で、昼間の運転中に起きることは予想できなかった」と主張した。公判後の会見で弁護人は「被告はてんかんの治療薬は服用していたが、主治医からてんかんとはっきり診断は受けておらず、運転についても薬の副作用で眠気が生じることへの注意だと認識していた」と話した。

 てんかんの発作によるとされる交通事故の刑事裁判では、事故を予想できたかどうかをめぐり、有罪、無罪の判断が全国の裁判所で分かれている。

 起訴状などによると、池田被告は昨年12月30日午後1時半ごろ、四日市市羽津町の近鉄名古屋線の踏切で、踏切が開くのを待っていた自転車の男性3人に追突して、電車に衝突させるなどし、中国人の工場実習生王定祥さん(23)と研修医の中本勝昭さん(40)を死亡させ、1人に軽傷を負わせたとされる。 <<


裁判の行方を今後も見守りたいと思います。

Victoriaでした。