芸は身を助ける

こんにちは。Victoriaです。

さて、昨日はエステにお寿司にと、大変セレブな一日を送ったVictoria・・・(Victoriaの日記

昨日の隠れ家的なお寿司屋さんのご主人なんですが、

生粋の江戸っ子らしい。

築地で結構有名なお店を持っていて、寿司の板前としてバリバリ仕事なさっていたのだが、ある時、人生を変える出来事に遭遇。

若い娘と恋におちた・・・

昨日ね、カウンターの中にはご主人と、補佐をやってる板前さんの二人がいて、ホールには、お水だしたりおしぼり出したりしてる、すっごい若くって純朴そうな女の子がいたんだけどね。

その女の子が、実はご主人の奥さんだった・・・

ご主人、東京にいらした時は、もちろん家庭持ちで、奥様とお子様がいらした。

繁盛店をやってらしたから、とても外に遊びに行ったりするヒマもなく、一日中お店にこもりきりだったのに、ある日、一人の女の子が店にやってきて・・・

あっという間に二人は恋愛関係に・・・

そんなに外で会ったりする機会はなくて、たった二回、デートしただけだったんだって。

なのに、三回目のデートをしようとしたところ、奥様にばれた。

そこで、ご主人、潔く、
家、貯金、店など、すべてを奥様に渡し、身ひとつで、正確には身ふたつで名古屋まで流れてきて、今のお店を開いたんだそう。

・・・
っていう話を、昨日寿司屋を出てから聞きました。

常連さんの間では、結構、有名な話らしい。

それでね・・・
このご主人の話って、非常に示唆に富んでいると思うのよ。

恋愛を成功させる極意のようなものがつまっていると思うので、ここでまとめを・・・

<Victoria語訳 恋愛成功の秘訣>
1 チャンスは寝て待て!
先日、自治体が婚活支援事業に乗り出したという話をご紹介しましたが(5月2日は婚活の日 - Victoriaの日記)、人が恋に落ちるために必要なのは、「出会いの場をセッティングしてもらうこと」というよりはむしろ、「誰かと出会うことによって救われるべきつらい現実」だってことですね・・・

ご主人の話を直接聞いたわけじゃないからわかんないんだけど、お店にやってきた若い女の子にあっという間に恋におちるためには、よほど、現実の生活に耐えられない部分があって、たぶん、その時は自覚はしてなかったんだと思うけど、この女の子に会った瞬間、
「オレが求めていたのはコレなんだ・・・」
ってビビビッと来るものがあったんだと思うのよ。

板前としての栄光、営々と積み上げてきたお店の評判とかお得意さんとか、お店の看板まですべてなげうってもいい、何か・・・

そういうものが、忙殺される毎日の中で少しずつ蓄積され、堤防が決壊しそうなところで、それらすべてとは対局にあるものの象徴として、女の子が現れた。

だから、恋愛に必要なのは、出会いの場ではなく、一瞬のチャンスをモノにできるだけの、心のスキである

2 手に職があれば、人生いくらでもやり直しがきく

例えば、このご主人がサラリーマンだったとするじゃない?

そしたら、たぶん、浮気くらいはしたかもしれないけど、ここまでスパーン!とすべてを捨てて恋に走ることはできなかったと思うのね。

つまり、奥さんに渡すものって、たぶんそんなにないし(ローンが終わってない家なんて、こういうとき、足かせでしかないものね・・・)、そうすると、慰謝料一括で支払えないから、養育費って形で、分割払いになるでしょう。

自分たちの生活だって苦しいのに、いっしょに暮らしていない奥さんと子どものために仕送りするお金をかせぐために、夫を献身的に支えることのできるできた女って、なかなか世の中にいないと思う・・・

ご主人もね・・・
板前としての自分の腕に自信があったから、人生半ばをすぎてから、一から出直しっていう賭けに出られたんだと思うのね・・・

こういう時、いくらお金持ちでも、資産として持ってるだけで、キャッシュフローを生み出す能力には恵まれていない男性はつらいわよね・・・

だって、離婚訴訟で、がっぽり取られるだけでしょう・・・

浮気した男に法律は厳しいからね・・・

だから、中年すぎてからの恋愛を成功させる秘訣は、キャッシュフローを生み出す技術を持ってること。

やっぱり、手に職つけてる人はこういう時、強いよね・・・

・・・
ということで、本日の結論 : 芸は身を助ける

Victoriaでした。