人とつながるのが苦手な女は、恋愛下手

こんにちは。Victoriaです。

裸心 なぜ彼女たちはAV女優という生き方を選んだのか?

裸心 なぜ彼女たちはAV女優という生き方を選んだのか?

「裸心」の中で、かすみ果穂ちゃんが、


「私は人とつながるのが昔から苦手だったから、
それを克服したくてAVに出演したんだと思う」


って言ってて、
なんだか、すっごく納得しちゃったのね。
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果穂ちゃんは、子どものころから、人見知りするタイプで、
内向的で暗かった。

高1の夏に、初体験。
相手は高校生。

それ以来、エッチに興味はあるけど、普通にしかできなくて、
それがずっと悩みだった。

エッチが下手だとカレに嫌われちゃうし、
何とかしたいと思っていたときに、
AVのスカウトマンに会った。

ちょっとエッチの勉強をしに行こうかな、っていうノリだったんだけど、
あっという間にデビューが決まる。



デビュー作ではマグロ状態で何もできず、
プライドが傷ついた果穂ちゃん、
自分が納得するまでこの世界でとことんやると決意。

2作目で初めて潮を吹いて、理性が完全にぶっ飛び、
エッチって自分勝手に楽しんでいいんだと気づく。

それまでは、相手を気持ちよくさせなきゃとか、
射精させなきゃと常に考えながらエッチしていたので、
どうしても没頭できなかった。

果穂ちゃんいわく、会心作では、
周囲にスタッフがいることも、カメラがあることも忘れられるという。




人生経験として1回だけやったらやめるつもりだったのが、
なぜこんなに続いたのか。

「私は人とつながるのが昔から苦手で、
それを克服したくてAVに出演したんだけど、
AVに出て本当によかったと思っています。

すっごく変われたし、コンプレックスを乗り越えましたから。

デビュー前の私って、人の目を見て話せなかったし、
根暗だったし、自分の見た目だって自信がなかった。

AVで自分を認めてもらえるのがすっごく嬉しいから、
がんばれているのかもしれない」



・・・
「人とつながるのが苦手」な女の子の人生って、
わりと大変なんじゃないかって、思うの。

果穂ちゃんは、それが悩みでAV女優になって、
見事に克服しちゃったわけだけど、
AV女優でなくても、
例えば、勉強に打ち込んで、難しい資格に挑んだり、
芸術の道を極めたり、
プライベートの時間ゼロで仕事に没頭したりする女の人を見ていると、

もちろん、やりたいことに打ち込んで、
自分の才能を伸ばして、
それが世の中のためになっているわけだから、
すごくすばらしいことではあるんだけど、

何かに没頭できるということは、
相当の時間をそのことに費やしているわけで、


例えば、家族とかお友達とかと過ごす時間っていうのを、
ある程度犠牲にしているはず。

「泣く泣く犠牲にしている」
って言う部分もあるかもしれないけど、
どっちかっていうと、
「仕事を口実に人付き合いを断ることができて、むしろラク
っていうのが本音じゃないかな。


仕事って、いろいろな効用があるけど、
「人付き合いが苦手」っていう欠点を意識しなくてすむっていう、
大きな利点もあるんだなって思う。



果穂ちゃんは、25歳になって、
「幸せになりたい。30歳前には結婚したい」
って、思うようになったのね。



「でも、男の趣味は悪いし、
純粋な恋なんて、もうずいぶんしてないし・・・」



「人とつながるのが苦手」っていう性格って、
仕事上の人間関係ができれば、ある程度は克服されるんだけど、
恋愛では、やっぱり、そういう欠点が出ちゃうよね。

ホントはすごく好きなのに、
素直に愛情表現できなかったり、
心の底ではひとりでいるのはさみしいからイヤ、
誰か私のことを愛してって思っていても、
周囲からは「強い人」みたいに思われてて、
あまり、男の人が寄って来なかったり。

だから、恋愛で結構苦労するパターンが多くて、
なぜ、あんな人と?っていう男に走って、
一方的に尽くしちゃったり、
逆に、ほったらかしにしてて、逃げられちゃったり。

恋愛の極意は、
二人の間の距離感の取り方だと思うんだけど、
人とつながることが苦手だと、
それが極端に近すぎたり、遠すぎたりして、
いろいろと難しい。




一方、誰からも好かれて、
いつも笑いに囲まれているような女の子って、
手の届く範囲での幸せのつかみ方がとても上手。

きっと、「自分」っていうものを人生の中心におかず、
「自分」のやりたいことを人生で追求するっていう方向じゃなくて、
常に周りの人たちの幸せを第一に考えることが、
自然にできるから、
結果的に、福を引き寄せるんだろうね。



ホント、女の幸せって難しい。



「家族のために自分を犠牲にして尽くす」っていう前近代的な考え方は、
当然なくすべきだとは思うけど、

自分の人生っていうものを追求していけば、
結果として幸せがついてくるかといえば、そうではないわけで・・・






Victoriaでした。