猥談 (2) 孤高の山男の真実
こんにちは。Victoriaです。
- 作者: 岩井志麻子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2002/12
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
冒頭から、マスターベーションネタが炸裂、
実際の性行為よりも、自慰のほうが気持ちがいい
ということで、二人は意気投合。
知らなかったんだけど、
「オナニー」とか「オナニスト」という言葉が市民権を得るようになったのは、
野坂氏が、
「マスターベーションにはマスターベーションの楽しみがあって、
結婚したからといってマスターベーションをやめるというものじゃない」
ということを、盛んにお書きになってからだという・・・
ここで、お二人が体験したびっくりオナニー話が披露されるんだけど、
例えば、ヤギ。
野坂氏は雌ヤギとしたことがあるということで、
そのコツを伝授。
「ヤギとやるのなら、谷底に面した崖っぷちがいい。
ヤギを谷底に向けて突くと、
落ちてはいけないから、ヤギは命がけでふんばる。
その時に締まる」。
何も使わずに瞑想だけでいけるという話も出て、
オナニーも奧が深い・・・
話は、夢精にとび、
山小屋では夢精する人が非常に多い。
なぜ?
答 : 人間、疲れると夢精するから。
寝てる時だけじゃなく、
山の尾根にかじりついて登っていると、
そこでしばしば射精してしまう。
野坂氏いわく、
山男が山登りをやめられないのは、
山を相手にやってるからなんじゃないか。
ロッククライミングなんかでも、
もうじき頂というところになると、
そういう気がむらむらとわいてきて、
岩に押しつけたりなんかしてるうちに、
落下しちゃったりとか・・・
最後には、
北極探検とか、あれもオナニーしに行くんじゃないかという話が出て、
真っ暗闇の中、ブリザードがふきつけている状況で、
一人孤独にいたらマスをかく以外にないだろうっていう・・・
・・・ということで、本日の結論 :
究極のオナニーは、
極限状況で死をみつめながらするものである。
Victoriaでした。
・・・
「猥談」バックナンバーはこちらです。