ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ　続編　（１７）　五賢帝　人類の最も幸福な時代

こんにちは。Victoriaです。

2011年11月13日、キャンパスプラザ京都で行われたライフネット生命保険の出口社長の講義、
今回は、五賢帝のお話。

ローマ帝国の96年〜180年は、
五賢帝の治世で、
人類の最も幸せな時代とよばれる。

五賢帝とよばれる5人の皇帝は、

彼らに共通しているのは、
全員、世襲ではなく、養子だったこと。

そのため、みんな優秀で、
いい政治をした。

トラヤヌスとハドリアヌスはスペイン人であって、
ローマ人ですらない。

ただ、最後のマルクス・アウレリウス・アントニヌスは、
世襲で自分の子どもを後継にしており、
それで五賢帝の時代は終わっている。

この時代、なぜローマが平和であったのかというと、
気候が安定していて、
中央アジアからの移民がローマに流れ込んで来なかったからだ。

その後、2世紀後半にユーラシアは寒冷化。

モンゴルからロシアにかけて、
食うに困った騎馬民族たちが一斉に南下してきた。

彼らは、ヒマラヤを越えることはできないので、
ヨーロッパ、あるいは中国へと流れていくか、
あるいは、アフガニスタン、パキスタン経由でインドへ流れていくルートをとった。

北の民族はだいたいケンカが強いので、
彼らとの間で生き残りをかけた争いが起こり、
ローマ帝国は危機的な状況に陥った。

結論　：　世界平和の第一条件は、気候の安定

Victoriaでした。

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