ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ 続編 （２３） 拓跋帝国の始まり
こんにちは。Victoriaです。
2011年11月13日、キャンパスプラザ京都で行われたライフネット生命保険の出口社長の講義、
今回は、択跋帝国の始まりのお話。
江南に東晋が建国され、
貴族文化が花開いたころ、
華北では五胡十六国時代が続き、
多くの異民族がやって来たわけだけれども、
ついに、それに終止符が打たれた。
建国したのは、鮮卑拓跋部の拓跋氏。
拓跋氏はこの後、
隋、唐にいたるまで、
ずっと中国を支配していく。
北魏から唐が滅びるまでといえば、
ざっと500年。
そんなに長い時間、
ずっと異民族支配が続いたわけで、
中央アジアの民族たちは、
中国のことを「タクバチュ」と呼んでいた。
・・・
北魏が華北を支配していたころ、
モンゴル高原を支配し、
北魏と対立を繰り返した国が、柔然。
柔然はタリム盆地一帯のかなり広い範囲にわたって勢力を拡大したんだけれども、
モンゴルに大帝国を作ってしまったことがかえって裏目に出て、
南下することができず、中国を統一することはかなわなかった。
・・・
南朝のはじまりである。
なお、倭の五王が中国に使いを出したのは、
南朝の宋に対してであり、
同じく中国に朝貢したことで知られる卑弥呼が使者を送ったのは、
魏である。
結論 ： 中国では、異民族である拓跋帝国による支配が500年続いた。
Victoriaでした。
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