Victoriaの恋愛相談室  (6) 男の誠意

こんにちは。Victoriaです。

さて、





「Victoriaの日記であなたの恋バナ募集中!」






というお知らせをしたところ、
長いメッセージをいただくようになり、
毎日、
ログインするのが楽しみ。







みなさま、
本当にありがとうございます。






Victoriaの日記では、
引き続き恋バナ募集中ですので、
ぜひ、コメント欄にてお寄せ下さい。







お名前は公表しませんが、








内容は、
Victoriaの日記で公表するかもしれませんので、
よろしくお願いします。









・・・


さて、
今日も、
メッセージをいただいたのですが、







今までいただいた中で最も深刻で、
現在進行形で苦しんでいらっしゃる模様なので、
具体的な内容は公表しません。







大人の恋







に苦しんでいらっしゃるとだけ、
申し上げておきます。







おそらく、
別れるべきか、
それとも、
彼を信じてついていくべきか、
悩んでいらっしゃって、
その答を求めていらっしゃるんだと思うけれども、







別れるのが正解か、
それとも、
信じてついていくのが正解かは、








人生の最後の最後になって、
結果としてわかることで、







それは、
誰にも答えられないことだろうと思う。








ただ、








男の誠意







について、
思うところがあるので、
書いてみたいと思います。







・・・

ご相談下さった方を、







まゆさま






とお呼びすることにします。







まゆさまは、
好きになった彼と人生を共にすごそうと、
何もかも人生リセットなさって、
彼のふところに飛び込み、







彼もそれを受け入れてくれ、
めくるめく幸せな日々をお始めになって、
早7年。







きっと、
女として本当に深い悦びに満ちた毎日をお過ごしになっているのだろうと思う。







彼も、
まゆさまの愛情に答えてくれるだけでなく、
人生の師として、
ぐいぐいひっぱってもくれる存在で、







彼なしの人生なんて、
もう考えられないはず。







おそらく、
心の奥の奧まで彼にはさらけ出していて、
そんなあなたを突き放したり、
あるいは、
たじろいだりせず、







どんな悩みにも、
答を示してくれる大人の男性で、
彼のためなら、
命だって惜しくないと思っていらっしゃるはず。







だから、
心おきなく、
求められることだけでなく、
たとえ求められていなくても、
気が済むまで彼には尽くしたい。








それだけが、
まゆさまの願いだと思うんだけど、








どういう運命のいたずらか、
それが許されない。








なぜなら、
今現在の彼とまゆさまに、
「結婚」はないから。







・・・

ここでちょっと話とぶんだけど、







2012年4月28日付 朝日新聞be 「結婚未満」というコラムに、




ポスドク問題」で結婚には慎重に





という記事が載っていて、
簡単に内容をご紹介すると、








筑波大理系学部博士課程の27才の男性は、
同じく筑波大文系学部博士課程27才の女性と2年間つきあっているんだけど、
結婚に関しては、







「時期を慎重に見極めなければ」







と思っていて、








お互い大学で研究を続けている身なので、
ここ数年がキャリアパスの分かれ道、








もしも、
キャリアを求めて海外の大学に行くことがあれば、
パスポートの名前と違う名の論文は業績とされず、
ビザの発行にも支障があると聞くので、
夫婦別姓が認められていない今の日本の法制度では、
結婚後も旧姓を使って論文を書くことができないかもしれない。








出産の時期にも慎重にならざるを得ず、
フランスのような事実婚が認められれば、
お互い自立した状態でいられるのにと二人で話し合ってはいるけど、
今すぐ結婚という話にはならない。






ただ、
今でも忙しくてめったに会えないけど、
メールは毎日あるから、
別に不満はなく、
浮気の心配もないと思う。








そういう内容で、







読んでて、







う〜ん・・・二人がすごく仲良しなのはわかるけどこーゆーのを恋愛とは言わないわね・・・








と思ってしまったんだけれども、








こんな風に、
結婚を、
単なる、








事務手続き






と考えている人は、
別にそこまで結婚の必要性を感じていないわけだから、
ムリしてしなくて全然ヘーキ。









むしろ、
今後、
キャリアが思うように上がっていかなかった場合、






つまり、
ロクな論文が書けなかった場合ってことだけど、








「結婚したから」
「子どもがうまれたから」






をその理由にされたら、
子どもはたまったもんじゃないので、








結婚すると自分のキャリアの邪魔になるって思うんだったらいさぎよく恋愛やめて独身主義を貫いたらどうかしら?








・・・


まゆさまの話に戻ると、







まゆさまにとって、






「結婚」






っていうのはすごく重いもので、







たとえていうならば、
「結婚」してないがために、
人生すべてがアンロックされない状態、
人生の再スタートが切れない宙ぶらりんの状態に、
かれこれ、
7年間も閉じこめられているっていうことだと思う。









おそらく、
そのことに関して、
心を開いて話合うことができる相手は、







彼ひとり。








だけど、
皮肉なことに、
まゆさまの人生にロックかけてる張本人が、
彼だったりもするわけで、







彼がまゆさまを説得するために言った言葉、









「僕たちは結ばれる運命だから、それには逆らうべきではない」










というのは、
人生の本質で、
もしも彼についていくのであれば、
この言葉をよりどころにするべきだと思うけど、









ただ、
その言葉を信じていいかどうか迷っている自分にも、
正直にならざるを得ない









というのがジレンマで、
まゆさまを苦しめているんだと思う。








本当に結ばれる運命だったのかどうかは、
時が証明してくれるし、








少なくとも、
7年間は一緒にいることができたわけだから、
結ばれる運命であったことに間違いはないんだけれども、









ただ、
ひとつ思うのは、









男の誠意って、
もっとシンプルなんじゃないかしら?








彼の言葉を信じるために、
何度も何度も確かめてみたり、








ほら、ボクはこんなにキミのためにやってあげているじゃないか、
毎晩、欠かさず会いに来てるわけだし、
これが愛情でなくて、何なんだ?









なんていう言葉が必要だということ自体、
まゆさまが信じたくても信じきれない状態で、
そのことを彼のほうも重々承知だということを表しており、









だから、
まゆさまの身体も、
あちこち悲鳴を上げ始めているんだと思う。










女のほうが、
人生をかなぐり捨てて、
命まで捧げる覚悟で男のもとに飛び込んだからといって、








男が女に示すことのできる、
男の誠意には限界があり、








男女のどちらか一方が、
相手に注ぐ愛情にリミッターをかけていると、







その愛は成就せず、







したがって女は幸せにはなれない。








まゆさまは、
もう7年待ったわけだから、
あと数年待つくらい何でもないと思う。









ただ、
まゆさまが、
彼に対して強く出ることができない原因のひとつに、







お金の問題








があることは確かで、








彼のせいで体調を崩したとしても、
それを直すための薬代も彼に頼っている現状では、
何も前に進まないと思う。








月並みだけど、
女が自立して、
真実の愛を手にいれるのに、
お金は必要。








経済的に100%自立しなくても、
たとえ、20%でもいいから、
自分の手でお金を稼ぎ、
彼以外に社会との接点を作っていくことで、
少しずつ運命が動いていくと思うので、








まゆさまには、
ここは歯をくいしばって、
自分の手で幸せをつかみとって下さいと言いたいです。








彼に、
別れを切りだそうとしたことも何度もあったかもしれないし、
お願いだから帰らないでと泣いてすがったこともあったかもしれない。








でも、
彼に抱かれてしまうと、
そういう一切の決心が鈍ってしまって、
自分でも、
幸せなのか、
不幸なのか、
わけがわからなくなるっていう体験は、








セックスの深い悦びを知ってしまった女性なら、
既婚・独身を問わず、
みんなが知ってると思う。








誰にも言えなくて苦しい時は、
全然接点のないおばちゃんみたいな人に、
ちらっとグチってみるのもいいかも。









色気とは180度違う世界に住んでるように見えるおばちゃんが、
どんな修羅場をくぐり抜けてきたかを知ると、
ちょっと気が楽になるかもしれないし・・・







女性が、
恋愛問題で、
行くとこまで行っちゃって、
壊れてしまうかどうかの分岐点は、








睡眠薬なしで眠れない









ところだと思うので、









もし、
そこまで行ってしまったのであれば、
彼に対する恩はそれはそれとして受け入れた上で、








自分の身体のことを第一に考えてみても、
全然、恩知らずにはならないし、
まして、
彼に対する裏切りだと思う必要もない。








てか、
世の中広いし、
男なんてうじゃうじゃいるんだから、
この人しかないとか、
思う必要ないんじゃない・・・???









アラフォーすぎると、
メンドクサイ恋愛はムリ・・・








Victoriaでした。