橘玲「臆病者のための裁判入門」 (1) ガイジン VS 損保

こんにちは。Victoriaです。

さて、
先日、
ちっちゃな追突事故にまきこまれ、
損保とやりとりすることがあって、







やっぱり、
信頼できる保険屋さんと日頃からおつきあいしていないと、
いざという時の機動力が違うよね〜ということを実感したんだけれども→衝突事故 保険会社の良し悪し - Victoriaの日記








偶然、
ちっちゃな事故でいい加減な処理をされ、
頭に来た人が、
裁判起こして戦った顛末が書かれた本を見つけたので、
読んでみた。









臆病者のための裁判入門 (文春新書)

臆病者のための裁判入門 (文春新書)

橘玲「臆病者のための裁判入門」










まだ、
全部読んでないんだけれども、











今年読んだ本の中でイチオシのおもしろさ!!!!!










最初は、
ながら読書で適当に読み流すつもりだったんだけど、











だって、
裁判入門とか、
難しそうじゃない?
エロくないし・・・











ところが、
途中から、
これはすごい本だということに気づき、
正座して最初から読み直し。











裁判といえば、
今年初めから、
ずーっとこの裁判を追っているんだけど→クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件 第3回公判 傍聴記 総集編 - Victoriaの日記











法の手続きというのが煩雑だということは周知だったけど、
ここまで融通が利かないというか、
しょーもないことに時間かかりすぎで、
どーなってんの???ってのが正直な感想なんだけど、










それは、
八田隆氏のケースが特殊なのでは決してなく、
裁判というのは、
どれも似たり寄ったりで、
当事者は蚊帳の外で、
法の専門家が眉間にしわよせて、
あーだこーだとこねくりまわし、
そもそも何がきっかけだったのか、
全員がすっかり忘れたころにようやくうやむやのうちに決着するものなんだということが、
よ〜くわかった。










それで、
著者の橘玲さまなんだけれども、
最近話題になった「橋本徹 VS 週刊朝日」で、
非常に落ち着いた分析なさっていたのがとても印象的で→同和地区を掲載することは「絶対に」許されないのか? – 橘玲 公式BLOG










どんな方なのかと思っていたら、











ふとしたきっかけで、
裁判に巻き込まれていらっしゃったんですね。











本書は、
橘玲さまのお友達のオーストラリア人が、
ちっちゃな事故でバイクがこわれたので、
物損15万円を保険金請求したところから始まっていて、










お友達のトムさんは、
事故から8ヶ月たってもいっこうに保険金が払われる気配がないので、
日本語もできないし、
橘玲さまに代理人として保険会社と交渉してくれるよう依頼。












単なる言語の問題だろうと軽く考えて引き受けた橘玲さまは、
それから長い長い訴訟地獄へはまりこむこととなる。











発端は、
損保会社の担当者が、
おそらくトムがガイジンなのをいいことに、
事故を自損自弁で処理してしまい、
そのことをトムには告げず、
もう少し待って、もう少し待って作戦で、
ずるずる引き延ばしていたのが原因で、
単なる担当者のチョンボ事件で終わるはずだったのに、









損保会社が、
そのことを素直に認め、
サクッと解決に乗りだそうとしなかったため、
だんだん話が大きくなっていく。










結局、
民事調停を経て、
訴訟へと発展していくわけだけど、











関わる人間が多くなり、
押されるハンコの数が増えるほど、
話は複雑になるわよね・・・












ということで、
この先どうなるのかワクワクドキドキ、
また、
続きはレポートします。








Victoriaでした。