ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (20) フェデリーコ2世の死と銀行の始まり

こんにちは。Victoriaです。

2012/12/02 京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命保険の出口社長に歴史を学ぶ 13世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は「フェデリーコ2世の死と銀行の始まり」。









1250年、
フェデリーコ2世が死去、
これは、
ひとつの時代の終わりともいえる大きな節目で、











やっと死んだか、フェデリーコ!
天地が喜ぶぜ!










と心から祝福したのは、
宿敵、教皇インノケンティウス4世。









教皇庁は、
破門しても全然へこまず、
ますますパワーアップするフェデリーコ2世に、
ずっと悩まされていたので、
やっと死んでくれてほっとしたというのが本音で、









一方、
彼の人間離れしたパワーを信奉する人々の間では、
いや、フェデリーコは死んでない、
火山に身をかくしているのだ、などという不死伝説もうまれ、
われこそはフェデリーコ2世だ、という、
オレオレ詐欺みたいなことも起こっている。










生前は、フェデリーコ暗殺未遂事件などもあったようだが、
最後は、鷹狩りの最中に腹痛を訴え、
亡くなった。










享年56歳。
一時代を築いた英雄の生涯としては、
長い方なんじゃないかと思う。








始皇帝は49歳→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ (11)始皇帝はワーカホリックだった - Victoriaの日記
アレクサンドロス大王は33歳→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ (16)たった13年で世界帝国を築いたアレクサンドロス大王 - Victoriaの日記











英雄の生涯を読むと、
いつも思うんだけど、
みんな、
一日24時間しかないのは同じなのに、
なぜ、
こんな風にいろいろできちゃう人と、
10年たっても20年たっても、
淡々と日々が過ぎていくだけの人間の差が出るんだろうね・・・










・・・



1252年、
フィレンツェでフローリン金貨が鋳造され、
ヨーロッパ中でフローリン金貨を模した硬貨が鋳造されるようになっていく。











1284年には、
ベネチアでデュカット金貨が鋳造されている。








当時、
フィレンツェの銀行は、
ヨーロッパ中に支店を持っていたため、
フローリン金貨がヨーロッパ中に流通し、
また、
インフレであっても、
金の含有量は変わらなかったため、
為替の基準を決める貨幣とされたらしく、
要するに現代のドルのような役割を果たしたんだと思うが、










フローリン金貨の原料は、
サブサハラの砂金で、






当時の貿易は、
船が中心で、
地中海と北海・バルト海を航行していたが、
その二つの海をつなぐジブラルタル海峡(モロッコとスペインにはさまれたものすご〜く細い海峡のこと)は、
アラブ人が押さえていたので、
通ることができない。









なので、
中間地点である、
フランスのシャンパーニュで交易していた。










フランスのシャンパーニュってどこ?と思って、
地図で調べてみたら、
パリ北東部の全然海に面していないところ、










中間かもしれないけど、
すっごく不便じゃない?
ここまでどうやって運んだのよ・・・???










話とぶけど、
私は海の男が大好き❤で、
昔から海賊って最強の職業だったのねって、
この話聞いて(海賊が邪魔して船が通れないという話)つくづく思ったんだけど、










それで、さらに話ずれるんだけど、
海賊の話といえば、
大好きな話があって、
ぜひお読みいただきたく、
ご紹介したいんだけど、










ちきりんさんの、
最高傑作の一つだと思います→2009-03-17











・・・


それで、
話戻して、
フローリン金貨なんだけど、










フィレンツェで大量に金貨が作られたというのは、
当然のことで、
当時の商業は、
イタリアの商人がしきっていたわけだから、









それで、
このころ、
現在の銀行の原型ができあがっていて、











銀行の歴史に詳しい方なら、
常識のような話かもしれないけど、











私は金融の話はよくわからないので、
詳細は略、










要するに、
銀行の名前の由来であるbancoというのは、
イタリア語で「ベンチ」を意味し、
bancoの上で取引したので、
それが発展して金融全般の業務を取り扱う場所をbanco(=銀行)と呼ぶようになったと、
こういうわけです。










・・・


さて、
ここでみなさまに、
お知らせがあります。









ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part5、
ようやく4分の1が終わりました。










お騒がせフェデリーコ2世がようやくお亡くなりになったので、
次回からは、
舞台をモンゴルに移し、
クビライが登場するまでの歴史を追います。










出口社長のレジュメをお持ちの方、
ようやく4ページ目が終了しました。








これでも、
出口社長は、
あれも言いたい、
これもしゃべりたいという話を、
削りに削って、
ここまでに凝縮して下さったんだと思うと、











歴史って、
ホント、
奥が深い・・・








Victoriaでした。



・・・

ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ バックナンバーはこちら。
ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part5 まとめ - Victoriaの日記






ライフネット生命保険
生命保険