ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (24) 世界遺産クトゥブ・ミーナールの完成

こんにちは。Victoriaです。

2012/12/02 京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命保険の出口社長に歴史を学ぶ 13世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は「世界遺産クトゥブ・ミーナールの完成」。







マムルーク(軍人奴隷)出身のアイバクが、
ゴール朝から独立して開いた奴隷王朝では、
1210年にアイバクが落馬事故で亡くなると→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (23) インドに奴隷王朝を開いたアイバク - Victoriaの日記
息子のアーラム・シャーが即位するが、










アーラムは人望がなく、
反対派の手によって殺されてしまう。










かわって王位についたのが、
シャムスッディーン・イルトゥトゥミシュ。










どう発音するんだか、
さっぱりわからない名前だけど、
ウルドゥー語だそうです・・・










・・・

イルトゥトゥミシュもまた、
アイバクと同じく奴隷出身で、
アイバクからは第一の側近として目をかけられ、
アイバクが死んだ時は総督の地位にあった。









イルトゥトゥミシュは、
なかなかのやり手で、
モンゴル帝国と戦争にならないように、
たくみな外交手腕で、
うまく立ち回り、
デリーの安定に力を注いでいる。








後継者として、
息子たちの中にふさわしい者がいなかったため、
娘であるラズィーヤを後継者にするよう遺言して死んだが、
妃が息子を擁立、
しかし、
さすがイルトゥトゥミシュが見込んだだけのことはある、
ラズィーヤは、息子(ラズィーヤから見れば兄弟)を擁立した黒幕たちの陰謀に気づき、
彼らを殺害、
見事、
第5代スルタンになっている。









みずから、
馬に乗って戦闘に出かけていく勇敢な女性であったが、
ある時、
遠征中、
敵に捕らわれてしまう。










しかし、
自分をとらえた敵の男を説き伏せ、
味方にひきいれて、
結婚までしたというエピソードが残っている。








ラズィーヤ様、ステキ・・・










・・・


イルトゥトゥミシュの在位中(1211〜1236年)に、
クトゥブ・ミナールが完成した。








クトゥブ・ミナールは初代スルタンアイバクが建設を始めた、
インド、デリーにあるイスラム様式のミナレット(尖塔)で、
高さは72.5メートル、
世界最大である。








ヒンズー教の寺院を破壊したあとに、
その石材を転用してヒンドゥー教徒が建てたため、
ヒンドゥー様式とイスラム様式が混在した様式となっている。








スペインのアルハンブラ宮殿もそうだけど、
イスラム世界じゃないところに残されたイスラムの建造物って、
すっごくエキゾチックな感じがする・・・









ここも、
ぜひ訪れてみたい場所にリストアップしたいと思います。








Victoriaでした。


・・・


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ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part5 まとめ - Victoriaの日記






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