ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (26) トゥルイの死の謎とカラコルム建設

こんにちは。Victoriaです。

2012/12/02 京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命保険の出口社長に歴史を学ぶ 13世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は「トゥルイの死の謎とカラコルム建設」。









さて、
チンギス・カンが死んで、
三男のウゲデイが第2代皇帝に即位した時の経緯は前回見たとおり→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (25) モンゴル帝国第2代皇帝ウゲデイ(=オゴデイ、あるいはオゴタイとも読む) - Victoriaの日記








末子相続の遊牧民族のおきてを破っての即位だったが、
四男のトゥルイ自身、
進んで兄に皇帝の位を譲り、
一将軍に甘んじたようなところがあり、
この件でわだかまりはなかったのかというと、
そうでもなかったらしい。










四男のトゥルイが、
金との戦いで戦功をあげ、
それがきっかけとなって、
1234年、
金が滅亡するのを見てもわかるように、
トゥルイ自身は、
言葉通り一将軍として兄に誠実に仕えていたんだけれども、









世の中には、
どこをとってもいいことだらけで、
調べても調べても悪いことが出てこない人が不幸になるケースがあって、











武将としての能力は抜群、
人望も厚く、
自分にも権利はあったのに、
皇帝の位をあっさり兄に譲り、
兄のもとで、
一武将として、
マジメに働いて成果をあげる・・・








そんな、
あまりにも優秀な弟を見て、










二人の兄(ウゲデイと次男のチャガタイ)が、
彼に嫉妬、
このままほっといたら、
自分たちの地位が危ういのではないか・・・
そんな恐れを抱き、
二人が謀って弟を殺したんではないかという説がある。










長男のジュチは、
遠く離れたロシアにいたのでたぶん無関係で、








トゥルイは、
金との戦いの帰り、
ウゲデイの軍と合流して帰途についたところで、
急死していて、









伝説によると、
酒に当たったらしく、
呪いにかかった酒を飲んだんじゃないか・・・








う〜ん、
どうなんでしょう・・・???








トゥルイは1192年生まれなので、
亡くなった時(1232年)、40歳。
特に病気をしていた形跡もないので、
毒殺?と言われてもしょうがない感じ、










彼本人を個人的に憎む人はいなくても、
彼の地位を憎む人はいっぱいいただろうから、
たとえ毒殺されたのが本当だとしても、
容疑者はいっぱいいただろう、










殺されるほど憎まれるくらいでないと、
いっぱしの武将とは言えないという感じもするんだけど、










トゥルイ自身は、
志半ばというか、
人生、
働き盛り、
まだまだこれからという時に、
不幸にも死んでしまったが、










彼には、
ものすごく賢い奥さんがいて、
その奥さんが、
夫の死後、
4人の息子を立派に育て上げた。









その4人の息子とは、







長男モンケ  : 第4代モンゴル皇帝
次男クビライ : 第5代皇帝で元王朝創始者
三男フレグ  : イルハン朝創始者
四男アリクブケ: クビライとハーン位を争う






DNAは続いていくのね・・・










やっぱり、
人間、
何のために生きてるかっていったら、
DNAを継承するためでしょう、
そう言われてる気がします・・・










・・・




弟殺害疑惑もある、
第2代皇帝ウゲデイ、









しかし、
皇帝としての評価は非常によく、
父チンギスのやり残した領土拡大をしっかり継承、
1234年には金を滅亡させ、
翌1235年にはカラコルムを建設している。









カラコルムは、
モンゴルの首都ウランバートルから西へ400kmのところにあり、
オゴデイは、
ここに宮殿を築いて、
モンゴル帝国の首都と定めた。









毎度、手書きの地図で申し訳ないんだけれども、
オレンジのところがカラコルムです。








ただ、
ウゲデイはゼロからカラコルムを作ったわけではなく、
もともと、
ウイグルキルギスなど、
テント(ゲルとかパオと呼ばれるヤツだと思います)で生活する人たちが住んでいたところ。









現在は温泉地として知られており、
朝青龍の親族が経営するリゾート施設があるとか。










話飛ぶんだけど、
朝青龍見ると、
いつも、
チンギス・カンを思い出すんだけど、










現在、
地球上に、
1600万人の末裔がいるといわれるチンギス・カンライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (25) モンゴル帝国第2代皇帝ウゲデイ(=オゴデイ、あるいはオゴタイとも読む) - Victoriaの日記








朝青龍は、
その筆頭なんじゃないでしょうか・・・???












Victoriaでした。



・・・


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ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part5 まとめ - Victoriaの日記







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