健康診断は大事

こんにちは。Victoriaです。

医者をめざして修行中のもと教え子が、
今日、わざわざやってきて、







健康診断は大事だからゼッタイしてください。








なんでも、
担当の教授が急死してしまったとかで、
ゼミ生全員路頭に迷って、
ぼう然としているらしい。









そういえば、
春先から、
「肩が痛い」
とその教授はこぼしていたらしく、









私もいよいよ五十肩かしら?









なんて言っていたそうなんだけど、









夏休みに入り、
ちょっと時間にゆとりができたので、
病院へ行って調べてもらったけど、









その時点では、
何が原因かわからず、
検査、検査でいたずらに日が過ぎていき、









一ヶ月くらいたって、
いよいよ具合が悪くなってきたところで、
初めてガンだと判明、









何でも、
今の医学の力では発見できない種類の、
血液のガンとかで、











ようやく病名がはっきりしたので、
とりあえず大学には休講の連絡をし、
治る気満々で入院した矢先、
ほんの二週間ほどでなくなってしまって、









ゼミ生たちも、
まさかそんなことになるとは思いもよらず、
お見舞いの花を贈る相談を始めたところだったそうだ。









医学部の教授なんだから、
きちんと検診はしていただろうし、
ガンの知識もあっただろうに、








一回の検診でも見つけられないこともあるし、
その教授はまだ50歳になったばかりで、
ガン患者としては若かったので、
進行も速かったんだろう、











ということで、
先生も病院いやがらずに、
ちゃんと検診は受けてくださいということを、
こんこんと言い含められた。









このところ、
イヤなことをしててもイヤなだけだから、
何とかして逃げたいよねというようなことばかり考えていたんだけれど、










いよいよ、
本格的に全力で逃げることを考えたほうがいいかもしれぬ、










そう背中を押された気分。









わざわざ知らせてくれてありがとう。









Victoriaでした。