言葉の暴力 (3)

こんにちは。Victoriaです。

今、
「言葉の暴力」というタイトル打ち込んだら、
もうすでに使われていて、








すっかり忘れていたんだけど、
以前にもこのネタで書いていたらしい→言葉の暴力 - Victoriaの日記









ので、
(3)というナンバーふっておきました。
このネタで、
シリーズにする気はないんだけれども(できればしたくない・・・)










・・・


昨日は、
またもや、
体調が最悪で、










もしかしたら、
創業以来最大の危機到来か?
とか思ってしまって、










これ乗り切れたら、
仕事のやり方とか、
ワークライフバランスっていうの?が、
変わる気がする。












アラフィフ突入Victoriaがんばります♪













・・・

それで、
言葉の暴力なんですが、










最近、
いつも元気な男子が、
ものすごく意気消沈していて、









なんていうのかな?
目が死んでる感じ?











会話してても、
こちらの言ってることは耳に入ってるはずなんだけど、
心に届いていないっていうか、
反応がない。












たとえていうならば、
連続ビンタ受けて、
真っ赤に腫れ上がったほっぺたを、
痛かったね、
大丈夫?
って、
やさしくなでても、
感覚が麻痺してるので、
なでられてるのかなぐられてるのか、
もはや、
本人に識別する能力なし、
みたいな・・・













それで、
あまりにもそれが続くものだから、
お母さんに言ったのよ、












最近、息子さんのストレスがはんぱないんですけど、
お家で変わったことありませんか?













そしたら、
お母さんは気づいてなかったらしいんだけど、
そういえば、
今朝、
主人が変なこと言ってましたってことになって、











このご家族は、
息子+お父さん、
娘+お母さん、
の組み合わせて夜寝てるらしいんだけど、












てゆーか、
余計なこと聞いちゃって、
夫婦別室の事実が暴露されてしまって、
あせっちゃったんだけど、












昨夜、
主人が、
息子が夜中にうなされてあばれるので、
うるさくて寝れないって言ってました。











やっぱりね・・・











原因ははっきりしてて、











先生の言葉の暴力。










どれかひとつって特定できるわけでなく、
もろもろの積み重ねで、
複合汚染されてる感じなんだけど、










例えば、










この学校は、
華麗なる進学実績で生徒集めに成功してる学校なので、
中一から、
それはそれは熾烈な競争が繰り広げられていて、











具体的にいうと、
何するにしても、









とりあえず順位発表。












冬休みの宿題で、
百人一首」の暗記が出て、









年明けからは、
ひとりひとり、
先生の前で暗唱して、
間違うと出直し、みたいな、
先生生徒ともどもご苦労さんなイベントが続いたわけなんだけど、











その仕上げとして、
筆記テストがあった。










で、
この男子は、
一回目は50点くらいで、











その時は、
全員、似たような出来だったので、
先生激怒、
当然、全員追試。











それから、
その男子は、
インターネットでいろいろ調べて、
百人一首を楽しく覚えましょうソフトをダウンロードしたり(いや、そんなのあるんだね・・・)
マンガで暗記百人一首っていう本を買ったり、
やれることは何でもやって、










最終的には、
自分でカード作って(100枚ね)、
それを、
毎朝、電車の中で見て覚えて、











迎えた追試で、
98点とった。











50点→98点











てのは、
劇的な進歩なわけだから、
先生もそこを評価して、
テスト返しの日、
その男子を教室の前に立たせて聞いた。











「すごく点が上がったけど、
どういう勉強方法したのか、
みんなに発表しなさい」











それで、
緊張しながら、
いろいろ試したけど、
最終的にはカード作ったのが功を奏しましたうんぬんという内容を、
しゃべったらしいんだけど、










そこまで聞けば、
先生がその男子をほめた話だと思うじゃない?









「問題は、
なぜ100点採れなかったかってことだ。
もう一度出直して来い」










てことで、
結局最後はみんなの前で怒られて、
3回目の追試が決まったそうな・・・










・・・


先生のやる気はわかるんだけど、











そこ、
怒るとこかよ・・・???










つか、
その先生自身、
ぬきうちでテストされて、
100首全部、
間違わずに言えるのか・・・???










・・・


ていうのは、
ほんの氷山の一角で、
もっと、
えげつない話は山ほどあるんだけど、











そんな話を連日聞いていて、












体調も悪いし、
この仕事をやめようと思ったことはないけど、
もう続けられないかも?
とちょっと弱気になっていたんだけど、












無意味な言葉の暴力に傷ついてる子どもを放っておけない











ので、
またがんばろうと思い直した次第で、











仕事のモチベーションに一番効果的なのは、
怒りの感情だとつくづく実感。










人生、
学ぶことが多いです・・・











・・・




最近、
体罰とかいじめとかで、
自殺したり、
学校やめたりする生徒のニュースがいっぱい出ているけど、











生まれてから、
人生で一度も他人になぐられたことのない人間からすると、












体罰
どうして逃げないの?











てのが疑問なんだけど、











あれが、
完全に生徒憎しの暴力なら、
誰だって逃げてると思うんだけど、










部活なり、
学校なりが、
その生徒にとってがんばる理由のすべてである場合、
一人くらい、
めちゃくちゃな先生がいるからって、
自分の存在を否定してまで(=自分はここにはいらない人間なんだ、とか)、
即、やめますとはならないし、










それに、
たいてい暴力って、
言葉の暴力も含めて、










必ず、










叱咤激励とセットでやってくる。











だから、
謙虚な生徒ほど、
先生の言うことにも一理ある、
ボクも反省しなきゃって、
健気に思ってしまうんだね、










そうこうするうち、
殴られすぎると皮膚の感覚が麻痺するのと同じで、
心が死んでいって、













ホントは、
すごくイヤで、
傷ついているのに、
そういう自分の感情にふたをしてしまって、











だんだん、
暴力自体に不感症になっていく。












そんなことしても、
何もポジティブなものは生まれないわけで、











事実、
この男子は、
ものすごく知的好奇心旺盛な、
将来が楽しみな感じの生徒だったんだけど、











まったく笑わないし、
本読んだり、
テレビ見たりっていうアクティビティにも、
興味を示さなくなってしまって、











ビクビクと、
テストの結果ばかり気にする毎日を送っている。












進学校が、
生徒の成績をあげるために存在するのはわかるけど、
成績うんぬんより前に、
人間としての生きる希望みたいなものを奪ってしまったら、
元も子もないんじゃないか・・・???











ここ一年で、
私が把握してるだけで、
4〜5人の高校生が、
成績を苦に自殺してて、











最近、
子どもの自殺っていうと、
即、いじめ、
みたいな風潮があるけど、











一件一件は別々の話で、
生徒個人の問題だから、
ニュースにならないだけで、











成績とか進学のことで悩んで自殺って、
実は、
ものすごく多いんじゃないかと思う。











そういう、
しょーもない理由で死のうとしてる生徒をみつけて、










やめとけ!
そんなクソなセンコーの言うこと、
いちいち真に受けるな、バーロー!










と言って回りたいのだが、
どこ行ったら、
そういう生徒が見つかるんだろうか?











・・・ということで、本日の結論 :










たかが百人一首で、
生徒の自尊心ふみにじってどうする?
てゆーか、
百人一首って、
とんでもねーエロいネタてんこ盛りなんだけど、
そんなもの、
暗記させていーのか、文科省
(カレにヤリ逃げされちゃって捨てられちゃってでも体がほてって寝れないのよ的な歌満載なのよ・・・
詳しくはこちら→Victoriaの百人一首シリーズ - Victoriaの日記
有名どころはこちら→年上の女 - Victoriaの日記








Victoriaでした。