ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part6 (4) 出口社長、朝日新聞オピニオンにご登場

こんにちは。Victoriaです。

2013/04/14(日)、京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part6 14世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は、
番外編として、
朝日新聞オピニオンに掲載された出口社長のお言葉について、
まとめてみたいと思います。



2013/04/13は、
地震で目が覚めるという波乱の幕開けでしたが、
朝日新聞朝刊を開くと、
なんと!
なつかしいお顔が・・・




ちょっと字がぼやけてますが、
お読みいただけますでしょうか?



あんまりはっきり写ってると、
著作権の関係でおこられるかも?
というギリギリの線ということで、



今、
asahi.comへ行って、
記事探したら、
あったんだけど、
デジタル会員登録してないとダメだとか何とか・・・



メンドクサイので、
パス!



それで、
この記事の内容ですが、




「春の人事異動で悔しい思いをされた方々。サラリーマン同士、お気持ちはよく分かります。」



という書き出しで始まる、




「左遷?上等だ!」




という特集のトップバッターとして、
出口社長ご登場。




出口社長と左遷というキーワードが、
一緒に出てくるとはちょっと驚き、




だけど、
読んでみると、
なぜ出口社長がここに呼ばれたか、
納得の記事で、




出口社長がおっしゃっていることを、
ご紹介すると、
(以下、記事を要約して掲載させていただきます)




左遷など、
おそれることはない、




社長や役員になれるのは、
ほんの一握りの人間なのだから、
誰だっていつかは左遷される、
つまり、
左遷=多数派になったというだけのこと、




サラリーマンになったからには、
時には自説を曲げて、
長いものに巻かれることも必要かもしれないが、
私は、
自分の理念を曲げてまで、
出世しようという気はなかった。




だから、
左遷を命じられた時には、
生保の人間としては終わりだと思ったので、
「遺書」として「生命保険入門」を書きました。




そしたら、
それが縁で、
生保の世界に戻ることとなり、
世界でも珍しい、
ネットを使った生命保険に取り組むことになりました。
わかりやすく、
安くて便利な生保。
ずっとやりたかった保険です。



サラリーマンの方には、
仕事は人生の3分の1に過ぎないのだから、
たとえ左遷されたとしても、
くさらず、
どんどん辞めて、
起業したり、
別の会社に移ったりすることをすすめます。




考えているほどのリスクはありません。



低成長の今は、
会社側に配分する資源がなく、
処遇や給与が十分満たせないのだから、
不満をこらえて会社にしがみついていても、
いいことはありません。




大切なのは、
労働を流動化すること。



40代、50代は、
どんどん起業すればいいと思っています。





出口社長、
ありがとうございます。




朝から、
元気の出るお言葉で、
はりきって講義に行こうぜ・・・




とか浮かれていたら、
出るとき財布忘れて、
大パニックに→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 6 (1) 地震だあ! - Victoriaの日記





出口社長が遺書がわりにお書きになった本は、こちらです。

生命保険入門 新版

生命保険入門 新版

実は、
私、
読んでいません。
たぶん、
保険の専門的な話は読めないだろうと思って、
ムリな挑戦はせず、
かわりにこちらを読ませていただきました。
百年たっても後悔しない仕事のやり方

百年たっても後悔しない仕事のやり方

「思考軸」をつくれ-あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由

「思考軸」をつくれ-あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由

直球勝負の会社―日本初! ベンチャー生保の起業物語

直球勝負の会社―日本初! ベンチャー生保の起業物語

感想はこちらで書いています。
ライフネット生命の出口社長に人生を学ぶ (1) Victoria、出口先生に弟子入りする - Victoriaの日記
ライフネット生命の出口社長に人生を学ぶ (2) 世界史を学ぶ意味 - Victoriaの日記
ライフネット生命の出口社長に人生を学ぶ (3) 直球勝負の会社、百年たっても後悔しない仕事のやり方 - Victoriaの日記
ライフネット生命の出口社長に人生を学ぶ (4) 常識破りの思考法、「思考軸」をつくれ、金融資本主義を超えて - Victoriaの日記





出口社長のすごいところは、
保険の話をなさっていても、
歴史の話をなさっていても、
すべてがひとつにつながっていることで、




しかも、
全然すごいことだという雰囲気を感じさせず、
さらーっと、
ごく当たり前のことのように、
おっしゃっていて、



だけど、
何気なく聞いた言葉が、
あとからよみがえってきて、
ああ、
あの時おっしゃっていたこれは、
こういうことだったのか、
と、
ヒザを打つことが多く、



サラリーマンの気持ちもよくわかっていらっしゃって、
かつ、
60歳すぎて起業なさって、
リスクを取る人生をお選びになった出口社長だからこその、
含蓄あるお言葉に、
元気づけられたり、
勇気づけられたりした人は、
すごく多いんじゃないかと思います。




経営のノウハウ本は、
いっぱいあるけれど、
世界の歴史をひもといてみれば、
よく似た話は、
ずーっと昔、
4000年前から世界中で起こっており、




出口社長が、
いつも、
読むなら古典を読めとおっしゃってますが、




歴史の本を読むということは、
もちろん楽しいから読むんだけれども、
人生で迷った時に、
こういう手もあったのか、
なんて、
ヒントをもらうことも多いので、
多少難しめの骨のある歴史書を読むほうが、
かる〜いノウハウ本を読むよりも、
ずっとためになることも多いんだなあと、
最近、
思い当たるフシが多くて、




Victoriaもついに大人の階段を一歩上ったのか???






Victoriaでした。