街にはおまわりさんがいっぱい

さて、レストランから出ると、もう9時を回っています。
信じられないくらい長時間、モロッコ料理のお店にいたようです。

レストラン街は、歩行者天国になっていて、車乗り入れ禁止なのですが、無理矢理入ろうとした車があって速攻でおまわりさんにとめられていました。

そういえば、おまわりさんの姿が多いようです。

おまわりさんだけじゃなくて、赤シャツ隊もいます。
赤シャツ隊っていうのは、Red Shirtsっていって、これもメルさん達の考案なんだけど、シルバースプリングの街の見守り隊みたいな人たちのこと。みんな赤いシャツを着てるのですぐわかります。

たとえば、おまわりさんは犯罪の取り締まりがお仕事でしょ?
だから、まだ犯罪かどうかわかんないくらいの段階では関われなかったりするし、下手に警察に相談しちゃって事件になるとあとあとやっかいなことになるっていうのもあるから、あんまり気軽に相談できなかったりとか、するじゃない?

赤シャツ隊の人たちは、困っている人たちを助けますっていうのが仕事で、基本なんでも相談できるんだって。赤シャツ隊の人たちで解決できることはしてくれるし、ダメな場合は、解決してくれそうな人を教えてくれたり。

でもね、メルさん曰く、赤シャツ隊ができたそもそものきっかけは、
「映画を見て、食事をして、さあ帰ろうと思って駐車場に戻ってみたら車がない。こんなことがない街にしたかった」
っていうことだそうです。

う〜ん、やっぱり日本と根本的に問題の根の深さが違うかも。
赤シャツ隊ができるまでは、普通にとめてあった車が、買い物から戻ったらないってのが、日常茶飯事だったってことでしょ?

今は、赤シャツ隊の皆さんが、まめにパトロールしているので、すごく安全になったそうです。

赤シャツ隊の方は、道に迷った人の案内をしたり、ゴミを拾って街の美化に努めたり、足の悪い人が車に戻るのをエスコートしたり、とにかく街の安全のためになることはなんでもするそうです。

みんな、真っ赤なシャツを着て、すっごく楽しそうに働いていました。
ちょっとしたことでも何でもイベントみたいに派手に楽しくやるところがアメリカ人のいいところよね。明るく働く人がいっぱい街にいるっていいなって、思いました。