超明るいアメリカ人

税関での一件があって、ちょっとゴキゲンななめのvictoria007でしたが、それを吹き飛ばす出来事がありました。

名古屋経由マニラ行きの飛行機だったので、フィリピン人の乗客が多くて、私もフィリピン人の女の人にはさまれました。

3人掛けの前の席も両端がフィリピン人の女の人。
真ん中が空いていたんだけど、最後のほうになって、ようやくその座席の住人が乗ってきた。
アメリカ人の男性だったんだけど、自分の席を確認するやいなや、隣に座っていたフィリピン人の女の子に向かって、
「イエーイ!ボクの隣にこれから13時間乗るのは、キミだあ!」
機内に響き渡る声でまず第一声。

荷物をかたづけている間もずっとしゃべりっぱなし。
「キミ、どこまでいくの?マニラ?いやあ、ボクの連れがマニラにいてさあ・・・」

いやもう、明るいのなんのって。
5分くらいの間に、近くの席の人全員が、この男性の隣に座る羽目になった女性は、フィリピン人で、アメリカでメイドをやっていて、休暇をもらって実家に3週間帰るところだってことを知っていました。

とにかく、何に対しても超ポジティブな反応なので、びっくりするくらい周りが明るくなっちゃって。私の機嫌もいっぺんに直っちゃった。

私も明るくよくしゃべるほうだとは思うんだけど、あのノリは天性のものかしらね。