受験レポート 試験委員対策編

こんばんは。victoria007です。

今日は久しぶりの日曜日。
6月からずっと日曜日は模擬試験で休みがなく、今日は久しぶりにゆっくりとできます。

なのに、試験結果に納得のいかないvictoria007。
今日も本試験の解き直しを・・・

もう、第60回税理士試験簿記論に関してなら、かなりのことを語れます、たぶん。

それで、昨日から試みている「心理学的アプローチ」ですが・・・

victoria007の過去帳をひもといて、今まで親しくさせていただいた方々の中に税理士、会計士、あるいは経済・経営系の学者の方などいなかったかどうか、一生懸命思い出してみました。

そうねえ・・・
芸術系ならほぼ全分野制覇したんだけどね・・・

ミュージシャンの卵、自称アーティスト、自称映画監督、駆け出しのデザイナー・・・

どうも、victoria007、スーツにネクタイの方に色気を感じないのか、かたい職業の方とはさっぱり・・・

もう、このアプローチはやめようか、と思っていた時に、思い出した。

一人、いました。
ものすごく身近に。

実家の父が、たしか大学で経済を教えていたような・・・

もう、退職して今は悠々自適ですが、経済学の学者だったんじゃ・・・

よっしゃあ。
では、行ってみたいと思います。

<victoria007の分析 試験委員の先生はたぶんこんな人だ!>
1 全員男性(これはチェック済み)
2 全員50代(これもチェック済み)
3 石橋をたたいてたたいてたたき倒して結局渡らないタイプ
4 3の裏返しで小心者
5 出世とか名誉、お金に一見興味がなさそうに見えるが、実は他人の評判は気にするタイプ。特に学会での評判に敏感
6 実は世の中のお金の動きについてものすごく鈍感&無頓着

ハイ。
父は大変に小心者でありまして、例えば人間ドックでひっかかったことなどない健康体なのにも関わらず、ちょっと胃が痛いとなれば、「家庭の医学」なんぞを熟読し、ありとあらゆる悪い可能性を調べ上げて部屋にこもっちゃうようなタイプでして・・・

そんなもん、胃薬のんで、一食抜いたら治るがや!

と、victoria007は思ってしまうのですが、気が小さい人にそういうこというと、かえって追い詰めちゃうとかなんとかで、ホント、周囲に気をつかわせるんだから・・・

あと、そうですね、毎日のルーティーンを守るってことにすごくこだわりを持ってまして、毎朝同じ時間の電車で出勤し、同じ時間の電車で帰宅。たぶん座席の場所も同じはず。変化ってものを好まない非常に保守的なタイプでして・・・

その上、経済学者のくせに、実は経済にうとく、全く、母はこの父のどこを見込んで人生を共にする気になったのか・・・

ということで、たった一つのサンプルで大胆にも結論づけると、

「税理士試験の試験委員の先生方は、たぶん、たいへん几帳面で、法の解釈には大変厳格である。平和主義で周囲との和を大事にし、目立つことは好まないが、学会においては正統的でありながらかつ独自性を発揮して認められることを喜びとする。革命をおこすことをよしとはしないが、自らの専門分野においては先駆者たることを自負している」

こんな人物像が浮かび上がってきました。

さあ、では早速対策を練ってみましょう。

<victoria007の試験委員対策はこれだ!>
税理士試験の試験委員に選任されるということが、先生方のキャリアにどれほどの意味をもつのかはウラをとったわけではないので定かではありませんが、たとえキャリア形成にたいして大きな影響はないにせよ、

「○○先生、この間の税理士試験、あれはなかなか骨のあるいい問題でしたな。私も一瞬だまされかけましたよ」

「いや、△△先生の足下にはまだまだ及びません。先生のお作りになった第△回の問題は、伝説になっていますから」

くらいの会話は学会で交わされるんじゃないでしょうか。

模範解答や合格点が公表されていないことを考えると、税理士試験は公のものというよりは、

試験委員の先生方が、ご自分の研究テーマに沿ったサンプル調査をなさっている意味合いが強い

のではないかと、victoria007はにらんでおります。

あるいは、税法改正があった時にそれを積極的に出題することによって、税法改正の意味を広く天下に知らしめる、とか。

ですので、受験生としては、試験問題をすべて試験委員の先生からのメッセージだと思って読み解こうという心構えがいるんじゃないか。

例えば、第60回の簿記論で、資産除去債務が大原の予想通り出ましたが、これなんかも、
「これを機会に資産除去債務をメジャーな論点に格上げしたい」
という先生の気概の現れなんじゃないか、と受け止めると、大原の先生方ですらご存じなかった論点にまで踏み込んで出題された理由に納得がいきます。

「ちっちゃな改正にすぎないかもしれないが、結構奥は深いので心して聞くように」

というメッセージなんですよ、きっと。

とても時間内では解ききれないボリュームが出るっていうのも、当たり前でしょう。

たとえ全国に一人でも、
「いやあ、時間内に全部解けちゃって、時間余って、7回見直したよ」
なんて受験生がいたら負けなわけです。

だから、とてもムリってことは承知の上で(たぶんご本人も解ききれないんじゃないでしょうか)これでもか、っていう量の資料を出す。

でも、全部、解答箇所に関係ないところまでひとつ残らず仕訳をきってわかったんだけど、

膨大な資料が全部何らかの形で関連づけられていて、ランダムに落とし穴があるわけでは決してなくて、ひとつひとつの資料に明確な出題意図が隠されている

ということが言えると思います。

試験問題に過ぎないわけだけど、決して机上の空論的なものはお出しになってない。

私も自分の会社の帳簿をつけていて、いつもいつもためるものだから、実査と帳簿の数字が合ったためしがないわけですが、さあ、つじつまを合わさなくちゃ、って時には、もっとぐっちゃんぐっちゃんの資料のヤマの中から(アジの干物 480円、とか、ジェラート 550円、とか、???なレシートの中から必要なものだけより分けるっていうのも、コツがいるんだって)あやしそうなにおいのするものをかぎ分けるカンをとぎすませながら、直していきますから、こんくらいの膨大な資料があってしかるべきだと思ったし・・・

ということで、結論としましては、
「試験委員はいじわる」
「おれをはめやがって」
「どうでもいいこと出すなよ」
などと試験委員を罵倒するのではなく、
「おおっ、今年の先生は、こういうことを世に知らしめたいと思っていらっしゃるのね。わかりました。先生のおっしゃる通りにいたします」
という、素直な気持ちですべてを受け入れる広い心を持ってすべてをうけとめる心がいるのではないか・・・と。

「コクられたら、とりあえず、タイプじゃなくてもどんな人とも付き合ってみて、いいところを探していく」のがカレシを切らさないコツであるのと共通するのでは・・・

結論 : 税理士試験は試験委員からのラブレターだ!

victoria007でした。
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