オランダと大麻
こんばんは。victoria007です。
2010/09/23 asahi.comで見つけた記事。
アピタル(医療・健康・介護):朝日新聞デジタル
少し引用させていただくと・・・
>>専門店での大麻の購入・使用を公認しているオランダで、購入できる者を国内居住者に限定する動きが進んでいる。大麻が非合法な近隣国から客が集まり、地元住民と摩擦を起こしているためだ。一部の地方自治体が国外居住者への販売禁止条例を検討。実際に規制に入る法的な手続きが残っているが、注目を集めている。
条例をすでに作ったのはドイツ、ベルギーに近いマーストリヒト市。大麻の購入・使用ができる「コーヒーショップ」が市内に14軒ある。身分証明書を提示して18歳以上であると示せば、1人5グラムまで大麻を買える。その場で吸っても、持ち帰ってもよい。
市中心部のマース川に停泊させた船を使ったコーヒーショップの店内掲示は独、仏、オランダ3カ国語。周辺国からの来店者の多さをうかがわせる。店員によると、客の9割が外国人だという。 <<
かなり以前の話だけど、オランダでホテルに泊まった時、部屋にあった張り紙のことを思い出した。
他の国なら、"No Smoking on bed" (ベッドでの喫煙禁止)って書いてあるんだけど、
"No Drug on bed" (ベッドでのドラッグ禁止)って書いてあったの・・・
さすが、ドラッグが合法の国だなと思ったわ・・・
それでね、オランダからフランスに長距離の路線バスを使って行ったのね。
それが一番安かったからなんだけど。
そしたら、オランダからベルギーをぬけてフランスに入ったところで、いきなりバスが止められた。
何にもない田園地帯の道で、いきなりバスが路肩に寄せられて・・・
そして、ドアを開けると、警官が入ってきて、
「全員、降りろ!」
っていうの。
「降りてください」じゃなくて、命令ね。
それで、乗客は全員降ろされ、降りると
「全員、整列!」
って言われて道ばたに一列に並ばされた。
それを全部フランス語で言うんだけど、フランス語って命令文しか使わないと、ホントに怖い言語だなあって思って。
乗客が全員降りると、警官数人と麻薬捜査犬(すんごくでっかかった)がバスの中に・・・
どうやら、乗客の荷物を調べている模様。
その間、道ばたに整列させられた人間達も、麻薬捜査犬と警官によって厳しく取り調べられ・・・
「ウーーー、ワワン、ワワン!!!」
やっべー!
犬がほえてるぞ!
どうやら、麻薬を持ってるか、やってるかしてるおじさんがいたらしく、狂ったようにほえる犬と警官に囲まれて、連行されていきました。
その後、バスは何もなかったかのように、連行されたおじさんだけ残して出発しました。
のっぺりした田園の中を走るバス旅行で、ちょっと退屈気味だったんだけど、その後、バスの中で乗客同士の会話が活発になったのは言うまでもありません。
あの旅行では結構オランダ見物を満喫して、ビール工場でできたてビールを飲み放題とか、いろいろ体験したはずなんだけど、今となっては覚えているのは、バスに入ってきた麻薬捜査犬と、警官達の、それはそれは威圧的な命令だけ。
あれ以来、どの国に行くときも、
「私は麻薬は持ってません」
という言葉だけは、現地語でしゃべれるようにしてから行くように・・・
あのおじさん、その後どうなったんだろうか?
victoria007でした。