F1日本グランプリ体験リポート 臨時駐車場編

こんばんは。victoria007です。

(現在のvictoria007の位置:伊勢鉄道鈴鹿サーキット稲生駅で下車し、鈴鹿サーキットへ向かって歩き始めたところです。前回までの行程はこちらF1日本グランプリ体験リポート 伊勢鉄道編 - Victoriaの日記


鈴鹿サーキット稲生駅では、駅員さんが机をならべたり、時刻表をはったりと準備していました。

たくさんのぼりが立っています。

おや、道ばたに外国からのお客さんがいます。

大きな荷物を置いて、人を待つ風でもなくおしゃべりしています。
もしかして、ヒッチハイクをねらっている?
こんな朝の通勤時間帯に無理だと思うなあ・・・

鈴鹿サーキット稲生駅から鈴鹿サーキットは約2キロと書いてありました。

周りはのどかな田園風景。

しかし・・・
歩道がとても狭く、一人ずつ一列に並んで歩くしかありません。

そして、victoria007の前を歩いているのは・・・

高校生。

むっちゃだらだら歩くので、仕方なく彼らと歩調を合わせていると・・・

「ヨオ!ケンジ!久しぶりやないか」
「オレ、謹慎明けなんや」
「謹慎?何日食らっとったんや」
「一週間や」
「他に誰が食らったんや」
「カズと山ちゃんや。カズは一週間停学で、まだ終わらんって」

おおっ、謹慎?
改めて見てみると、う〜ん、前髪がちょっと長いな〜。それ、頭髪検査、ひっかかるやろ?
彼らの会話をもっとよく聞くために、victoria007、知らんふりしてにじり寄って・・・

「それで、反省文、書いたんか」
「おう、書いた書いた。教頭の前で、声出して読まされたし。むっちゃ恥ずかしいで」
「あれはな。コツがあるんや。途中、むっちゃ悩んで書いとるふりして、最後のどたんばに仕上げるのがコツや。オレなんか、謹慎優等生て言われたんやぞ。先生がほめてくれたっちゅうの」
「けど、あの課題はきつかったな。手が痛なったで」
「今、お前、人生で一番賢いんちゃうか」
「言えてるわ」
どうやら、ケンジだけでなく、その友達も謹慎の常連のようで、いろいろと謹慎生活を楽しく乗り切るアドバイスなぞしている模様。

優等生で学校を卒業されて、謹慎というものを食らったことのない方のために、ここで解説すると・・・

謹慎というのは、基本、学校へは登校します。
しかし、教室には参加させてもらえず、生徒指導室かなんかで、一日、時間割通りに先生が準備したプリント教材やなんかを解かされる。先生が目の前で見張っているので、さぼれない。

そして、謹慎とセットでついてくるのが、反省文。
反省文で、
「もう二度と、このようなアホなまねはいたしません。本当にすみませんでした」
という気持ちを表すことができれば、謹慎解除。

謹慎って、最初っから3日とかだいたい目安は決まってるんだけど、生徒の態度次第で伸びたりすることもある。

一方、停学ですが、これは、生徒の悪さが悪質な場合に課されるものでして、文字通り、学校に登校できません。

自宅待機が基本で、担任が電話で所在を確認するので、むやみやたらと出歩けない。
たいてい、停学の後に謹慎が何日か加算され、それで態度が改まったのが確認できたら晴れてしゃばに復帰。

停学は内申書にもばっちり書かれるので、何かと不利です。

「あ〜あ、今日から毎朝教頭のところにあいさつに行けってさ」
「あいつうざいよな・・・。あんまりしつこかったら、お前、挑んだれや」
「いや、もうしばらくはええわ」
「それでも謹慎中も彼女は来てくれとったんやろ」
「ああ、毎日家に来とった」
「二人で何しとったんや」
ポケモン

ポケモン

F1とは全く関係ありませんが、この男子高校生のおかげで、道中退屈することもなく・・・

おや、あれは何でしょう?

おおっ、これがうわさに聞いた「臨時駐車場」
(臨時駐車場についてはこちら税務調査 - Victoriaの日記

写真が小さくてよく見えないかもしれませんが、このおじさん、今まさに駐車場を作っているところで、ロープで線を引いていました。

F1開催の前日になってやっとロープを張り始めるとは、やはり、登記上は、農地、かしらね?

おじさん、税務署の隠し撮りには注意してね。

おおっ、サーキットの観覧車が見えて来ました。
しかし、何もない道をひたすら歩くのって、長いわね。
日陰もないから暑くって。

結局、行きは30分、かかりました。
大きな荷物を持っていたり、ヒールの高い靴をはいた女性なんかは、ちょっとこの距離歩くのはきついかも。

伊勢鉄道鈴鹿サーキット稲生駅にはタクシーもいないし、バスもないので、歩くのが絶対にイヤなかたは、ぜひ、近鉄白子駅で下車されることをおすすめします。

白子駅からはバスもタクシーもあるからね。

パチンコ屋さん。
2円パチンコって、何?


観覧車が近づいて来ました。

さあ、いよいよ鈴鹿サーキットに到着です。(つづく・・・)

victoria007でした。