名古屋リコール署名縦覧終了 無効判定、厳格基準に異議次々
こんにちは。Victoriaです。
http://mainichi.jp/chubu/seikei/news/20101202ddq041010013000c.html
◇住所の地番省略/印鑑の押し忘れ
名古屋市議会解散請求(リコール)の署名縦覧最終日の1日、市内16区役所の縦覧会場には朝から市民が次々に訪れて署名を確認した。わずかな住所の記載ミスや市選挙管理委員会による追加の個別調査で無効になったケースも多く、無効とされた人たちは「なぜ自発的に書いた署名が無効になるのか」と不満を募らせた。
北区役所で署名を縦覧した主婦、山内よ志みさん(72)は目を疑った。一緒に署名した夫が無効にされていたのだ。夫は住所のうち番地だけを書きもらしていた。山内さんは早速、区選管職員に問い合わせ、異議申し立てをした。「確認してよかった」と話し、有効と認められることを期待した。
街頭で署名したという同区の主婦(60)は、郵送による市選管の個別調査で「誰から署名を求められたか」の問いに「受任者」と答えて無効にされた。「自発的に署名したのに『無効』にされて腹立たしい。追加調査の内容をもっと分かりやすくしてほしかった」と語気を強めた。
東区役所でも午後8時の締め切りぎりぎりまで、多くの市民が署名を確認した。受任者として署名集めをした主婦(49)は自分も夫、母とともに署名した。しかし、自分のところにしか印鑑を押さなかったため夫と母の署名は無効に。署名した後に亡くなった知り合いの女性の署名も無効になっていたという。
署名活動をした市長の支援団体「ネットワーク河村市長」は、署名が無効になったケースとして▽同居する家族の住所欄を「〃」と記入▽選挙人名簿の名前はひらがなだが署名簿には漢字で記載−−などがあったと主張している。団体の請求代表者は1日、各区選管に対して、異議申し立てとは別に、署名簿の審査のやり直しを求める申し出書を提出した。
◇違反署名、一部は有効に地方自治法施行令の規定で、受任者は同じ区の有権者の署名しか集められない。だが、本来無効となる他区の受任者が集めた署名が少なくとも二つの区選管に提出され、一部の署名は有効となっていた。
問題の署名は9月19日に千種区の男性受任者が同区内の駅前で集めた。この受任者は千種区以外にも、ほぼ全区の署名簿を用意。その場での毎日新聞の取材に「違反だと認識しているが、支援団体に『区外の署名は受任者欄を書かず、区ごとに紙を分けて集めるように』と指示された」と証言した。訪れた市民に「区外でも署名できるか」と聞かれ、この受任者が「大丈夫」と答える場面もあった。
この際に集められた署名簿が二つの区に1枚ずつ提出されていたことがわかった。受任者欄は空白だったため郵送による個別調査の対象になったとみられるが、有効とされた署名も複数あった。
支援団体は従来「集め方に問題のある署名簿が見つかれば破棄し、提出しない」と説明していた。法令違反の署名簿を提出したことに、団体の平野一夫広報担当は「問題のある署名簿を20〜30枚破棄した。そうした署名簿が提出されることはあってはならない。わざとではなく、多くの署名簿を処理する際に手違いで交じったのかもしれない」と釈明した。
市選管の伊藤年一委員長は「純粋な気持ちで書いた署名が無効になったのは集め方に問題があり、団体の責任だ。同様に違反の疑いのある署名は各区にある。団体は大いに反省してもらいたい」と述べた。<<
気になる結果がいつごろわかるかということですが・・・
http://mainichi.jp/chubu/seikei/news/20101202ddq001010002000c.html◇投票可否、17日ごろ
河村たかし名古屋市長の支援団体が集めた市議会解散請求(リコール)署名の縦覧が1日に終了した。11月24日発表の審査結果では、有効署名は住民投票に必要な法定数36万5795人分に1万2004人分足りなかったが、異議申し立てがされた署名は1日現在で延べ約2万9000人分に上った。申し立ての大半は無効とされた署名を有効にするよう求める内容で、住民投票実施の可否は異議申し立てについての再審査結果が判明する今月17日ごろになる。選管のまとめでは、11月25日から1日までに2万697人が市内16区役所に縦覧に訪れ、延べ2万9228人分の署名に異議申し立てがあった。重複した申し立ても含まれる。
このうち、約2万人分は支援団体が1日に申し立てた。支援団体は、市選管による約10万人の署名者への個別調査で「受任者から求められて署名をした」などと答えて無効とされた署名の一覧表を各区選管から入手。この署名が約2万人分に上り、区ごとに一括して異議を申し立てたという。
異議申し立ては郵送でも受け付けており、1日の消印有効。最終的な申立数は変わる可能性がある。
請求代表者の一人で支援団体の平野一夫広報担当は「無効とされた署名をできる限り救済したい」と話した。<<
Victoriaでした。