河村たかし圧勝 名古屋市議会解散

こんにちは。Victoriaです。

まずは、このショットをご覧ください。

当選確実となって、事務所前のトラックの荷台に自転車で登場し、恒例の「水かけ」。
2月なので、水じゃなくてお湯だったらしい・・・。
お湯かぶりながら、「おりゃー!!!」と雄叫びを上げたそうです。
写真は中日新聞様から借用いたしました。
いつもすみませんね・・・
夜なんで、Victoriaもさすがにデジカメ持って行く元気はなく・・・
テレビでしっかり勝利演説を聞かせていただきました。
では、まずは当確直後の様子をどうぞ。
http://www.asahi.com/politics/update/0207/NGY201102060044.html

6日午後8時すぎ。名古屋市内の3カ所で、同時に「万歳」の声が上がった。

 「政治を変えてくれ、という市民のどえらい期待が実った。歴史的な日だ」。市長選で「当選確実」の知らせを受けた河村氏は、東区の個人事務所前の大型トラックの荷台を開放してつくった「特設ステージ」に立ち、満面の笑みで語った。

 支援者から、バケツでお湯をかけられるパフォーマンスを披露。詰めかけた支援者が歓声を上げると、河村氏は両手を突き上げて「おりゃあー」と雄たけびを上げた。

 そのころ、そばにある河村氏の支援団体「ネットワーク河村市長」の事務所でも、住民投票の「市議会解散」の報を受け、メンバーが「やった」と声をあげ、そろって万歳をした。

 そして、河村氏と連携して知事選を戦ってきた大村秀章氏の中区の事務所。「当選確実」の知らせを受け、クラッカーの紙テープを浴びながら、大村氏は「河村さんと一緒に愛知の新時代をつくっていく」と顔を紅潮させた。

 前代未聞のトリプル投票。元民主党衆院議員だった河村氏は、テレビ出演などを通じて親交を深めた元自民党衆院議員の大村氏とタッグを組んだ。ともに地域政党を立ち上げて「反既成政党」を前面に掲げ、自らが属した政党を否定する戦いを展開した。

 午後10時から市内のホテルでそろって記者会見に臨んだ2人。「手羽先何本、一緒に食ったかわからん」と大村氏との蜜月ぶりを強調する河村氏の横で、大村氏は「今回の結果は既成政党に対するアンチテーゼ。民主、自民推薦の方を圧倒的な大差で退けた。これが県民、市民の民意だ」と高らかに勝利宣言をした。

 「河村・大村連合」の既成政党との対決は、3月の出直し市議選、4月の愛知県議選でも続く。統一地方選では、大阪府議選や大阪市議選に加え、東京都知事選との連携も視野に入る。

 河村氏の地域政党減税日本」は市議選で定数75の過半数確保を目指す。河村氏は「次の市議選が桶狭間の戦いと同じくらい大事な日。現職でない人を選んでほしい」と、有権者に「河村派」への投票を呼びかけた。

 「民主主義は最後は多数決。議会は仲間を増やし、多数をとらないといけない」。県議選に地域政党日本一愛知の会」の候補者を擁立する大村氏も、河村氏と似た考えを語った。7日にも会公認候補の公募を始める考えを示し、「党籍は問わない。現職の方でもどんどん募りたい」と議員に働きかけた。

 空前の大勝を果たした2人。衆院議員時代から「総理を狙う男」と自ら公言してきた河村氏は、記者会見で「総理の座」への意欲について水を向けられると、「看板は下ろしていない」と語った。大村氏は「私も『総理を狙う男』とテレビで言われた。看板は下ろさない」。そろって怪気炎を上げた。 <<

河村たかし、過去最高の66万票です。

では、一夜明けた河村たかしのインタビューをどうぞ。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011020702000002.html

>>河村さん「地殻変動だ」 当選者に聞く

◆自ら「給料年800万円」大きかった 

 −自らの当選、大村さんの当選、住民投票の勝利で3冠。勝因は何だと思うか。

 端的に言えば、公約を貫く姿勢を支持していただいたのだと思う。自分が給料を年800万円にしたのも大きい。政治の庶民性というか、当たり前の政治像が市民の皆さんの中にあったのでは。名古屋は保守的なんだけど、反骨精神も意外とあるのではないか。

 −三つの勝利で一番うれしいのは。

 住民投票ですね。権力に対する闘争。まさに庶民革命。ようここまで来たな。(住民投票の法定署名数)36万人はできんのじゃないかと思った。10万人ならどういう辞め方をするか考えていた。名古屋の民度は相当高い。市民が直接的に政治を動かす決断をした。地殻変動が起きた。

 −民主党推薦だった初当選時と何が違うか。

 前回だって組織は付いていない。私がやっているのは時代が求めていること。国の政治に対する不満もでかい。

 −再選後にまず手掛けることは。

 予算編成と3大公約(減税、地域委員会、議会改革)実現。何と言っても市議選。否決されないように仲間をつくる。ここで現職に投票したら何ともならんと言いたい。民意を実らせる戦いになる。あと地域委員会を早く広げたい。国会議員を辞めた大きな理由はこれなんだ。児童虐待孤独死など、今までの枠組みではできない取り組みが動き始めている。

 −市議選で減税日本過半数に達しない場合、減税と議員報酬半減をどのように実現していくか。

 市長選で明確な争点になったのに、新しい議員が否決できますかね。いったい市長選、住民投票は何だったとなる。議員は地域の代表という面もある。市全体のことは、あらためて住民投票で問うということになる。

 −河村さんが独裁化するという心配もある。

 800万円の独裁者がどこにいるのか。独裁者は私腹を肥やす。2400万円なら後ろで議会と手を握って長くやろうとなる。800万円なら理想に殉じようと思う。

 −減税より福祉や教育、景気対策に力を入れてほしいという声をどう受け止めるか。

 減税そのものを問えば賛成が多い。減税分を寄付という流れになると、柔軟な福祉になる。

 −大村さんは、支持を受けた公明党の「低所得者に手厚い減税」を検討するという。市と県の減税政策が異なってもいいのか。

 相談はする。減税税率を累進構造にしてもいいと法律を変えてもらうしかない。

 −3大公約以外に新しい試みは。

 久屋大通公園の両側の道をやめて、巨大な公園にする。広小路通より南は酒飲み解放区。テレビ塔より北は自然ゾーン。名古屋で1日ぶらっとすると、どえらい面白い。木造の名古屋城天守閣も絶対やらないかん。<<

さて、市民に「解雇」された市議の先生方の反応は・・・
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011020702000006.html

>>リコール成立「批判これほどとは」 69万の声、市議を“解雇”

 議会不信の大波が、名古屋市議会をのみ込んだ。市長だった河村たかしさんが市議会の解散請求(リコール)を主導する異例の経過をたどった政令市初の住民投票。6日の投開票では、多くの有権者が市議会の解散を選んだ。市民に“解雇”された74人の市議からは「努力が足りなかった」という反省と、「議会批判がこれほどまでとは」という驚きの声が入り交じった。

 午後8時半すぎ、「解散確実」の報を市内で受けた横井利明議長は「できるだけの訴えはしてきたが、まだ足りなかった。河村さんの訴えが市民の心に響いたんだと思う」と早々と“敗北宣言”。ただ「河村さんの思い通りになる議会を作り出したら、独裁になる」とくぎを刺すのも忘れなかった。

 民主と自民の市議団は、市長選で敗れた石田芳弘さんをともに支援する一方、「予算審議ができなくなり、市民生活に影響が出る」と解散に反対してきた。リコールの過程で、議会報告会の開催や議員報酬の見直しに着手するなど、議会改革も進めた。

 しかし、市民が突きつけた答えは圧倒的な「ノー」。近沢昌行市議(民主)は「国政への不満が賛成に結び付いた面もあるが、これほどの差とは。どうすれば市民に身近な議会になれるかを問いながら努力を続けていかなければならない」と厳しい表情で話した。

 「覚悟していたけど、ショックだ」とは藤沢忠将市議(自民)。議員報酬への批判が解散につながったとみるが、「出直し市議選に向けて気持ちを切り替えるしかない。自分がしてきた仕事、実現したい政策を堂々と訴える」と自らを鼓舞した。

 一方、河村さんは市内で支援団体「ネットワーク河村市長」のスタッフと万歳。「市民の一票が政治を変えた。『職業議員よ、さようなら』という歴史的な瞬間。名古屋が民主主義を守るとりでになる」とにんまり。代表の鈴木望・前静岡県磐田市長(61)は「市長と議会がねじれたら直接市民に聞く地方自治が前進した」と晴れやかに語った。<<

無職となった先生方、早速選挙戦に突入です。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011020702000003.html

 名古屋市長選で圧勝した河村たかしさんが主導した市議会解散請求(リコール)の成立で、既に116人が名乗りを上げている出直し市議選(定数75)は、河村さんが代表を務め、最終的に40人近い立候補を目指す減税日本がどれだけ議席を確保するのかが焦点になる。

 民主、自民、公明は解散前の勢力維持を狙う。共産は現職の倍近い14人、政令市議選に初参戦のみんなの党が6人の擁立を決めており、激戦は必至だ。

 減税は、リコール運動を担った人が中心で圧勝した河村さんの支援を追い風に第1会派の座をうかがう。緑区から立候補を予定する余語冴耶香さん(33)は「署名活動が実を結び感無量。議会改革を願う市民の期待に応えられるよう全員当選を果たしたい」と意気込む。

 最大会派だった民主は、市長選で石田芳弘さんを擁立し「反河村」を前面に出した。惨敗のダメージを負いながらの市議選になる。12区で複数が立候補を予定し、党内で票を奪い合う展開になる。「河村票」を狙い、河村さんが掲げた市民税減税と議員報酬半減への対応で主張が分かれる場面もありそうだ。

 自民は、知事選と市長選の運動を通じて、市議が小まめに集会を開催。支持基盤の保守層を固めてきた。ただ昨年、世論に押される形で市民税減税に賛成した後、市長選では減税反対を掲げた石田さんを支援した一貫性を欠いた態度が、足を引っ張る可能性もある。

 前回の市議選で下位当選が多かった公明、共産は厳しい情勢だ。

 市長選で沈黙した公明は、議員報酬の半減を容認して河村さんとの近さをにじませつつ、全員当選を狙う。共産は従来の支持層にどこまで票を上積みできるか、減税と支持層が重なるみんなの党は独自色を打ち出せるかにかかっている。<<

河村たかし、早速公務復帰です。
http://www.asahi.com/politics/update/0207/NGY201102070007.html

>>トリプル圧勝の朝「歴史変わる」 河村氏早くも公務復帰

 6日の名古屋市長選で過去最多の66万票を獲得して再選された河村たかし市長(62)は一夜明けた7日朝、約2週間ぶりに公務に復帰した。タッグを組む大村秀章氏の愛知県知事当選、住民投票の市議会解散の「トリプル圧勝」を果たした河村氏は「日本の歴史が変わる」と繰り返した。

 「久しぶりに来ると懐かしい。公約実現に向けてさらに厳しい戦いが始まる」

 午前9時50分、報道陣が待ちかまえる市役所前に河村氏が姿を見せ、こう語った。

 市役所では早速、市幹部と打ち合わせをし、市選挙管理委員会へ。伊藤年一委員長から当選証書が渡された。市選管は、市議会解散リコール署名の審査をめぐり、河村氏がその対応を激しく批判した因縁の間柄。当選証書の付与式は、言葉をかわすことなく静かに終わった。

 市長就任後初の公務となった幹部会では「減税という責任ある政策を掲げとるで、行革は厳しいが、やらないかん。どうせなら歴史に残る市役所をつくろう」と語り、ハッパをかけた。

 河村市長は初登庁に先立ち、早朝からテレビ番組に相次いで出演し、「庶民革命」をアピール。「総理になることはあきらめていない」などと怪気炎をあげた。午前8時半には市内の地下鉄一社駅前で「民主主義を名古屋の名物にしたい」と街頭演説した。

 知事選で初当選した大村氏は午後にも当選証書を受け取る。知事任期は15日からで、大村氏は7日朝、「減税10%、楽市楽座、景気回復、雇用……。ぜひ期待してもらいたい」と語り、公約実現に意欲を示した。

 また、市選管は市議会解散に伴う出直し市議選について、7日午前に委員会を開き、3月4日告示、同13日投開票とすることを正式に決めた。<<

ということで、名古屋から庶民革命だがや!
河村たかし、一円でも税金は安くしてくれ!

Victoriaでした。