恋バナ 〜二股編〜

こんにちは。Victoriaです。

さて、春は卒業式、入学式など、別れのシーズンでもあると同時に出会いのシーズンでもあります。
当然、恋の終わりと始まりが重なる時でもあり・・・

「せんせ〜、もう、私、どうしたらいいか、わかんな〜い!」
というSOSの電話がかかってきて・・・

現在、大学生の彼女。
3.11の震災にショックを受け、何かできることはないかと、友人達に呼びかけ、募金活動を始めた。
ちょうど、大学が春休みだったこともあり、すべてのエネルギーを募金活動に注入。
一週間ほどで、かなり多額の募金が集まり、活動は大成功。
街頭募金は終了したが、今もネット上での活動は続けており、人生で始めてリーダーとして組織をひっぱる充実感にめざめた・・・

うん・・・
自分の内に秘めたエネルギーの大きさに自分で驚く瞬間って、人生に何度かあるよね・・・
えっ、私って、こんなにすごかったんだ、みたいな・・・

それで、そういうふうにエネルギーを外に向かって発散している時って、人間、輝くものじゃない?
彼女もオーラを発散していたらしく・・・

早速、男を引き寄せてしまった・・・

気がつくと、いつも同じ彼が隣にいる。
仲間といっしょに撮った写真も、いつも隣には彼。

そのうち、彼が二人のツーショットをケータイの待ち受けにしているらしいといううわさを聞き・・・
もちろん、ツーショットなんて撮ってないから、友達と撮った写真を加工したらしいんだけどね・・・

「いっしょにいて楽しいし、彼、明るくてさっぱりしたスポーツマンで、めちゃめちゃ私のタイプなの」

うん・・・
じゃあ、一体何が問題なのかな?

「彼女持ち!」

彼には高校の時からつきあってる遠距離恋愛中の彼女がいた。

もちろん、その彼女とは毎日電話してるらしい。

「だから、彼とはこれ以上深入りしないようにしようって、決めてたの。それなのに・・・」

どうやら、彼が電話してるところを聞いちゃった人がいるらしい。

その人によると、彼は明らかに電話で彼女とケンカしていた。

「絶対にこっちに来るなよ。そんなことしたら終わりだ」

みたいなことを大声で怒鳴っていたとか、いないとか・・・

「彼のつきあってる彼女がね、同じ大学に入学が決まって来ることになったんだって。だけど、彼が、そんなことするな、そんなことしたら終わりだぞって言って、反対してるって・・・」

・・・
まだ、コクられたわけではないので、もしかしたら自分の思い過ごしかもしれない・・・
でも、明らかに彼が私に接近してるのは確かだし・・・
彼女と続くってわかってたら、これ以上深入りしないようにするけど・・・
でも、もしかして、もしかして、彼女とうまくいってなくて、別れたいって思ってるんだったら・・・
・・・
などと考え出すと夜も眠れない・・・

うん・・・
わかるよ、その気持ち。
微妙な時期だから、彼に正面切って「彼女とどうなってるの?」なんて聞けないしね・・・

「もう、どうしたらいいか、わかんな〜い!」
と言いつつ、今も毎日彼とは会ってるらしい。
もちろん、一対一じゃなくて友達の一人としてらしいけどね・・・

ただ単に、新旧交代の微妙な重なりの時期にあるだけで、いずれはっきりさせてくれる男ならいいけど、前の彼女にも新しい彼女にも煮え切らない態度をとってやきもきさせるような男なら、一時が万事だから、深入りしないで適当な時機を見計らってスパッとあきらめたほうがいいかもしれない・・・

でも、好きになってしまったら、もう何を言っても遅いんだけど・・・

電話で恋バナ聞きながら、まるで昔の自分の話を聞いてるような気がして、やきもきしちゃったわ・・・

Victoriaでした。