水野和夫・萱野稔人 「超マクロ展望 世界経済の真実」 (1)プロローグ
こんにちは。Victoriaです。
さて、先日こちらの本を読んだ時、
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
- 作者: 藻谷 浩介
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/06/10
- メディア: 新書
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「この本もよくいっしょに購入されています」
といってすすめて来たのがこちら。
- 作者: 萱野稔人,水野和夫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/11/17
- メディア: 新書
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「せっかく買って、おもしろくなかったらイヤだし・・・」
と思って、リスクをヘッジするために、2冊同時に購入。
アマゾンの手口にまんまとのっただけのような気もするけど・・・
結果 : 正解
「デフレの正体」のほうは、Victoria的にあまりピンと来なかったけど、「超マクロ展望 世界経済の真実」のほうは、むちゃくちゃおもしろかった。
たまには、アマゾンの手口にのってみるもんだ・・・
それでね・・・
どこが、おもしろかったのか、分析してみた。
・歴史分析にもとづいたアプローチがされている。
Victoria、歴史分析という手法が昔から大好き。
・たとえがうまい
たとえば、国家と資本の乖離の話をするときに、やくざ組織の例を出すなど、経済に弱い人にもわかりやすい説明がされている。
・難しい専門用語には、解説つき。
たとえば、「交易条件」という言葉を使って説明される場合、すぐに、その言葉の定義がわかりやすく示される。
この本で語られていることは、以下の通り。
1 資本主義とはそもそもどのようなものか
2 私たちは現在どのような歴史的状況にいるのか。
3 資本主義経済はこれからどこへ行くのか。
4 そのなかで日本経済はどういう方向にむかっていくべきか。
全体として、大変壮大なテーマが語られているわけですが、順を追って実にわかりやすく説明がされています。
そこで、少しずつ、ていねいに内容のまとめをしてみることにしました。
(2)へ続く・・・
Victoriaでした。