夫婦げんかを事業仕分けする

こんにちは。Victoriaです。

つきあい始めは、

こんなに相性がぴったりの相手は世界広しといえどもこの人しかいないとぞっこんだった相手でも、

いつか必ず、相手の考えに納得できなかったり、
疑問を感じるような状況にぶつかるもので、

最初のうちは少しでも相手のことを理解しようと我慢強く話を聞こうとするものだけど、

お互いどうしても譲れない問題にぶち当たると、

つい感情的になって、大声を出したり、相手の話を途中でさえぎったり、

エスカレートすると、暴力沙汰になったりすることだってあるから、

恋人同士や夫婦のケンカといえども、

決してあなどれない。



ついつい手が出て暴力を振るってしまうのは、
どちらかというと男性に多く、

女性の場合は、
相手と口をきかないとか、
電話の電源を切るとかして、
コミュニケーション自体を遮断する手に出ることが多いと思うんだけど、
いろんな人のケンカ体験談を聞いてて思うのは、


恋人同士や夫婦のケンカって、
人間性が出るよね・・・



だから、ある意味、相手と長くつきあえるかどうかっていうのは、
二人が盛り上がっている時の相手の反応じゃなくて、
本気のケンカになった時の相手の反応を見ないとわからないんじゃないかって思うので、


この人こそ自分の運命の人?って思える人と出会った場合、
結論を早まるんじゃなくて、
ぜひケンカするまで待ったほうがいいと思う・・・



ケンカすること自体は結構メリットもあって、

だって、ケンカした後のエッチはむちゃむちゃ盛り上がるっていうのが決まりだから・・・




ケンカも好みっていうか、相性の問題で、
バアーッと言いたいこと一気にはき出しちゃって、
言うこと言ったらあーさっぱり!みたいな感じで後腐れがない人もいれば、


怒れば怒るほど冷静になって、
すんごい客観的にケンカしてる自分を分析始めたりなんかして、
あーあんまし怒ってないんだーって思って油断してると、
実はすんごい根に持つタイプで、
そのうちケンカの恨みが倍々ゲームになってドッカーンと爆発するタイプもあるから、


つき合う相手を選ぶ時には、
ケンカのパターンっていうのもぜひ項目にいれて選んだ方がいいと思う。



Victoriaのケンカですか?



Victoriaのケンカは、
日本一柄が悪いと思う・・・



なのでこの話は封印。


話戻して、
男と女のケンカのパターンに、
「議論のすりかえ」っていうのがある。



典型的なのは、
女が自分たちの関係について具体的に話をしているのに対し、
男が一般論に置き換えて反論してくるパターン。



どうして、ケンカの最中に、
男って、当事者意識がないんだろうね・・・



というような経験をイヤというほどしてきたので、
Victoriaの男選びの基準は、


一晩に何回でも出来ること


ではもちろんなく、


ケンカが後腐れないこと。



今でも、ほっとくと、売られたケンカは迷わず買ってしまうんだけれども、


ベッドの上には決してケンカを持ち込まない



のがモットー。



てゆーか、
Victoriaのケンカがあまりにもエゲツないので、
本性見せると誰もいなくなっちゃうっていう・・・



ホント、ケンカには人間性が出ますね・・・



なので、もうほとんど最近では、
ガチのケンカをすることはなくなり、
準備体操程度の軽いものを時々ケンカの技の忘れ止めのためにするくらいで、
「男との不毛な議論がいかに体力を消耗させるか」
という感覚を忘れかけていたんだけれども、
それを思い出させる事件発生。



事業仕分け



要点だけ説明すると、
母子家庭の子どもが中学に入学するときに、
自治体から祝い金が出るという制度があって、
いつからこのような制度があるのかはよくわからないんだけれども、
このような弱者救済の事業について表だって反対する人というのがいなかったから、
毎年継続されてきたらしいんだけど、
それを構想日本が「不要」として仕分けた。


その理由は、
ほかにも母子家庭に対する援助というのはいろいろとあるし、
卒業時1回きりの祝い金という形にこだわらず、
本当に必要としている世帯のために、
ほかの形の給付を考えた方が合理的なのではないかということで、
それは大多数の市民の声でもあるかもしれないと、
それなりに納得できるものだったんだけど、


仕分け会場に受益者代表ということで、
長く母子家庭のお母さん達を支援する活動をなさってきた、
御自身もご主人を若くして亡くされ、苦労して子育てなさった女性が出席なさっていて、
「母子家庭の苦しみは、夫婦がそろっている家庭に育った方にはわかりません」
っていう発言をなさったのね。


「費用対効果の検証もなされていない事業で、
市民から集めた税金を一部の人に配るみたいな事業はゼロベースで考えるべきだ」
みたいな、ぶっちゃけ、小難しい話を仕分け人がとうとうとするものだから、
その女性が業を煮やして思わずつぶやいた発言なんだけれども。



そしたらね、
仕分け人が何て言ったと思う?



「母子家庭が不幸だって決めつける考えがおかしいんだよ。
両親そろっていても、不幸な家庭はあるんだよ」




その瞬間、
仕分け人がどういう夫婦げんかをなさっているかが、
かいま見えた気が・・・



・・・
ということで、本日の結論 :



Victoria、仕分け人とは結婚できない・・・



Victoriaでした。