ブライアン・グリーン 「宇宙を織りなすもの」
こんにちは。Victoriaです。
一ヶ月以上前から、読もうと思ってずっと手元にあったこの本を、
ようやく読了。
- 作者: ブライアン・グリーン,青木薫
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2009/02/23
- メディア: 単行本
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- 作者: ブライアン・グリーン,青木薫
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感想 : ほとんど理解できず・・・
ブライアン・グリーンは、
ベストセラーになったこの本の著者で、
- 作者: ブライアングリーン,Brian Greene,林一,林大
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: 単行本
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いわば、「エレガントな宇宙」の続編として「宇宙を織りなすもの」を書いている。
「エレガントな宇宙」で、超ひも理論について書いたので、
今回は、「空間とは何か、時間とは何か」をテーマに、
1 古典物理学によるとらえ方
2 相対性理論によるとらえ方
3 量子力学によるとらえ方
4 宇宙論によるとらえ方
5 統一理論によるとらえ方
を一冊まるごと使って語りつくそうという、
それはそれは壮大な本で、
それなりの意気込みをもって読み始めたんだけど、
ニュートンから現代までの流れをおおまかに述べた第一章(つまり物理学の歴史)以外は、
ついていけず・・・
数式は使わず、わかりやすい例を多用して解説がされているけど、
数学的脳を使わずに理解するのはとても無理。
著者は、人生について幅広い知識と経験に裏付けられた判断を下すためには、
人生の舞台である宇宙を十分に理解することがぜひとも必要だと述べていて、
その通りだと思うからこそ、この本を読み始めたわけだけど、
二次元の書物で理解するには限界がある。
だから、きれいな映像で宇宙論を解説してくれる番組ができたら(たぶん、もうとっくに作られてると思うけど)、
ぜひ見たい。
・・・
第一章冒頭で、
著者が感銘を受けた本として紹介されていたのが、これ。
- 作者: カミュ,清水徹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1969/07/17
- メディア: 文庫
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この本でカミュは、
さまざまな問題を考えたり分析したりすることにどれだけ時間を費やそうと各人の勝手だが、
真の問題は、そうやって考えたり分析したりすることが、
人生は生きるに値するものだと確信させてくれるかどうかなのだ、
ということを述べている。
ここのところ、ずっと、世界史について考えてきて、
(ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ (20)総集編 - Victoriaの日記)
今回は、宇宙について考えてみようとしたんだけど、
世界史よりも宇宙のほうが、ハードルが高かった。
こういうすごい難しいことを、
一生かけてずーっと考えている人たちって、
普通に日常生活送れるんだろうか?
統一理論について考え始めたら、
今日のお昼何食べるの、とか、
今度の選挙で誰に投票しようか、とか、
そういう些末な問題に頭を切り換えることなんてできない気がするんだけど・・・
Victoriaでした。
<あとがき>
やっぱりDVD出ていました。
- 作者: 教養
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: DVD
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