石田衣良著「sex」
こんにちは。Victoriaです。
さて、先日、アマゾンにログインしたところ、
「Victoriaさんにおすすめの本があります」
と言って、すすめてきたのがこれ。
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/03/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 4人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
石田衣良著「sex」。
作品紹介のページに、
ビデオがついていたので、見てみたら、
石田衣良本人が自書について語っていました。
これです。
ビデオの中で石田衣良が言っているのは、
「この本を書いたのは、もともとベッドシーンを書くことがすきだったことと、
最近、世の中全体の欲望が冷え込んでいるのをひしひしと感じ、
セックスについて書く重要性が増したと思うから。
いい恋愛をして、
ふだんバリバリエッチをしている人は、
この本を読まなくていいと思うけれども、
最近いいことないよなあ・・・と思っている20代、30代、40代の人たちに
ぜひ読んでほしい。
小説には、眠っている力を呼び起こす力があるので、
きっとあなたの体の中に眠っている欲望を引き出してくれることと思う」
感想 : 読んでも、ちっとも濡れなかったし・・・
・・・
これは、短編集で、
ビデオの中で、
石田衣良本人が、
「毎回、設定を考えるのが楽しかった」
と語っているように、
いろんな組み合わせの男女が登場し、
さまざまな人生を背負った登場人物が、
いろんなシチュエーションでセックスするんだけれども、
ただセックスをして気持ちよかった、で終わりではなく、
何らかのかたちでセックスが彼らの人生の節目になったり、
セックスでオーガズムを迎えると同時に、
人生もクライマックスを迎えるという深いお話で、
ただ、出して入れて終わりっていうプロセスを、
思いっきりエロに書いてる官能小説とは一線を画しているわけなんだけど、
石田衣良さま、ごめんなさい。
セックスの趣味が違いすぎて、
楽しめませんでした・・・
・・・
ホント、
いいお話ばかりだと思うのね。
だから、
エロ小説は読みたくないけど、
雰囲気で酔わせてくれるような恋愛小説が読みたいな、って思っている人には、
すごくオススメだと思う。
読み終わって、
なんでこんなにイライラするんだろうって思ってちょっと考えてみたんだけれども、
Victoriaが気に入らない理由は、
登場人物の男が好みじゃないから。
どこが好みじゃないかっていうと、
出てくる男が、みんな、
セックスする前に逡巡する。
それで、セックスしていくうちに、
その世界にのめりこんでいって、
最後にはバァーッと目の前に新しい世界が開ける、みたいなパターンなんだけど、
セックスで、
本当の人生を知りました
的な話の持っていき方が、
どうも好きになれない・・・
・・・ということで、本日の結論 :
恋愛小説より、AVのほうがずっと楽しい。
今からAV見て、
口直ししよっと・・・
Victoriaでした。