無重力セックス (4) 偽物の愛

こんにちは。Victoriaです。


さて、引き続き、
太賀麻郎さまの「無重力セックス」を読んでおります。

5000人抱いた男の無重力セックス これが、女が悦ぶ!モテる愛し方

5000人抱いた男の無重力セックス これが、女が悦ぶ!モテる愛し方

このシリーズの最初でもお話したように、
付せん貼ってメモっておきたい珠玉の言葉満載なんだけれども、
無重力セックス (1) 女のコの気持ちをつかむコツ - Victoriaの日記


中でも、ホントそうそう!って膝を打った箇所があって、
ノーマルなセックスが最高!って話をしているところなんだけど、



太賀麻郎さまは、
肉体的な刺激だけを求めるセックスはオナニーといっしょだって言ってて、
ホント、その通りって大きくうなずいちゃったんだけれども、
セックスした後で、
ああスッキリした、風呂入って酒飲んで寝よ、みたいなのは、
これだって言ってるのね。



そうか・・・
オナニーの道具に使われていたんじゃ、
本当に気持ちのいいセックスになるわけがないよなあ・・・




知り合って間もないラブラブの時期には、
セックスをするたびに愛をはぐくんでるような気がする時もあるだろうけど、
それは相手が肉体的に気持ちいいことをしてくれる都合のいい人だからだって、
太賀麻郎さまは断言してて、
さすが、本物の愛を知ってる方は言うことが違うわね・・・



そういう愛は偽物の愛なわけだけど、
なかなか気づきにくいのね。


なぜかっていうと、
肉体の快楽を共有するっていう利害が一致してるからで、
お互いに求めるものが、



「セックスしてくれる肉体」


なら、それはそれでつきあうことに意味はあると思うので、
そういう恋愛もアリだなとは思うけど、


でも、太賀麻郎さまも鋭く指摘しているように、
肉体的な快楽を求めるセックスって、
結局すぐにマンネリ化するのよ。



それはそうよね。
オナニーする時に、
いつも自分がどういうシチュエーションを想像しながら、
どういう手順でしてるかを思い出してほしいんだけど、
結構、パターンって決まってると思う。
それは、人によって感じるポイントって言うのは決まってて、
その手順通りにやるのが一番気持ちいいからなんだけど、



セックスが、生身の相手とするオナニーの域を出ない人は、
セックスでもその手順をふんじゃうんだと思うの。



そりゃあ、マンネリ化するよね・・・



で、マンネリ化すると、楽しくないでしょ?
楽しくないと、濡れないし、勃たないよね?



てことで、セックスレスになり、
そのうち、別の相手をみつけたりなんかして・・・ジ・エンド。



セックスレスになったことで異常に苦しんで、
彼には私に対する愛情がなくなってしまったんだろうか、なんて悩むのが最近はやりだけど、
太賀麻郎さまも言うとおり、
そういうカップルには最初からもともと愛情はなかった、
ただ単に、いつでもセックスできる都合のいい相手だからいっしょにいたに過ぎないっていうことが、
バレただけなんだってことに気づくべきで、
地道に、一から愛情を築く努力をコツコツとしていくか、
あるいは、手軽にセックスできる別の相手をさがすか、
どっちかしか解決の道はなく、




セックスレスに悶々と悩んでも、何も解決しない・・・




最近、あのNHKですら取り上げるくらい、
セックスレスっていうのが「現代人の悩み トップテン」にランクインしたかの勢いなんだけど、
太賀麻郎さまも言ってるように、
セックスレスって、そんな、悩むようなことか、って思っていて、
男女がいっしょにいる理由のナンバーワンに、
セックスがランクインするのって、
ホントに限られた期間に過ぎないのじゃないかって思うのね。



だって、同年代の友人たちをみると、
ほぼ全員、セックスレスかそれに近い状況だけど、
だから、みんな不幸かっていうと、
絶対そんなことないって断言できるもの。



セックスって、
「週二回、年間100回近くを、コンスタントに30年続ける」
というような種類のものじゃなくて、
心に残るセックスが一生に一回あれば、
後はその余韻で悠々暮らせるっていうのもまた真実なんじゃないかって思う。



結婚して、子ども産んで、
子育てにすべてを捧げて、
それで気づいたらセックスレスだったっていう夫婦が、
みんな愛情のない結婚生活を我慢してるかっていうとそうではなく、



毎晩精力全開で、バンバンセックスしてた若いころと比べて、
セックスレスになった中年のほうが、
夫がやさしく思いやりをみせてくれるようになったっていう例もあって、
寝る前には、二人で布団の中で、
その日にあったいろいろなことをいっぱいおしゃべりしてるっていう夫婦を知ってるけど、
子育てが終わってようやく仲良しになれたって彼女、言ってるもの。



そういう人たちは、
二人で旅行したりなんかして、
ゆとりのある生活を再開できれば、
もしかしたら、また、セックスしたいって思って、
するようになるかもしれない。



要は、セックスのあるなしを愛情を計る物差しにしないで、
たとえ、何十年もつれそった相手であっても、
毎日毎日を新鮮な気持ちで、
相手の愛情を当然のことと思わず、
謙虚に相手の心の響きに耳を傾けていくことが必要で、
矛盾するようだけど、
セックスから離れたところで愛情をはぐくむのが、
本当に気持ちのいいセックスをするための、実は近道なんじゃないかと思う。



つき合うと、
セックスするのが当たり前になって、
会ったら、まずは一発やらせろ、
飯はその後だ・・・みたいなあからさまな男性もいて、
そういうのって女は傷つくんだけれども、
でも、自分の身体を求めてくれる人が皆無の状態には耐えられないから、
ずるずると求めに応じちゃったりなんかして、


そういう風に、
セックスを流れのなかでこなすようになることを、



マンネリ



っていうけど、
そういう状態を、太賀麻郎さまは、



関係性に甘えてさぼってる



って言って切り捨てて、

ホント、
ぐちゃぐちゃの状況を、
そんな風にシンプルに断言なさるなんて、ステキ・・・




たしかにね・・・

女のコとつき合って、
セックスできる関係にまで持ち込むのも大変なんだけど、
でも、そこまでは、
毎日電話したり、メールしたりして必死で口説いて、
初デートでは、いろいろデートコースも工夫をこらして、
食事も女の好みを調べて気の利いたレストランをチョイスしてくれた同じ男が、
会えばセックスっていうのが常態化すると、
いつの間にか、デートに工夫がなくなり、
食事はあからさまにコストカットのお手軽な店、
腹ごしらえしたら即、やろうぜ・・・みたいになっていくのは、
悲しい。



セックスできるようになったところから、
やっと男女としての本当の関係を築くことができるのに、
そこでストップしちゃってる。



ストップするってことは後退するってことで、
つまり、
彼の興味は、
彼女とするセックスにしかないってことでしょ?


彼女自身に興味があれば、
セックス以外のアクティビティをいろいろやって、
いろんな体験を共有して、
彼女の新たな一面を発見しようとしてくれるはずだから、
そういうことが一切ない男に、
愛情を求めてもむなしいだけ。



セックスって、
たかがセックスなんだけれども、
されどセックスでもあって、



終わってからなんか満たされないんだよね、
何か違うんだよね・・・って感じる時は、
心の声に素直になって、
セックスすることで、愛情が感じられるかどうかって、
考えてみたほうがいいと思うの。



それで、結果がノーだったら、
女の場合、何のかんのいって、
男に求めていることは、



私だけを愛して!



ってことで、
それを、裸になってセックスしている最中にすらできない男とは、
速効、別れたほうがいいかも。




この本の中で、
太賀麻郎さまは、



「心が寄り添う」



ことの重要性を強調してて、
5000人の女を抱いた人だから、
何か、びっくりするようなテクニックを教えてくれるのか、と期待してた人には、
期待はずれかもしれないけど、
結局、セックスはオナニーとは違って、
相手があるのだから、
自分一人がいい思いをして、
相手の気持ちは無視したまんまで続けることはできないということで、
つき合って初めてのセックスはすごく期待感もあって、
ドキドキものだと思うけど、
何回しても、初回と同じドキドキ感でやるっていうのが、
唯一、テクニックとして言えることなんじゃないかしら?



・・・ということで、本日の結論 :


本当に気持ちのいいセックスのために、
心はいつも、童貞・処女でいてね♪





Victoriaでした。


・・・


無重力セックス」バックナンバーはこちらです。
無重力セックス (1) 女のコの気持ちをつかむコツ - Victoriaの日記
無重力セックス (2) 女がガードを外すとき - Victoriaの日記
無重力セックス (3) 心のオーガズム - Victoriaの日記