女子をこじらせて (4) こじらせ脱出
こんにちは。Victoriaです。
- 作者: 雨宮まみ
- 出版社/メーカー: ポット出版
- 発売日: 2011/12/05
- メディア: 単行本
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さて、雨宮まみさんの「女子をこじらせて」を読んだら、
ちょっとした副作用が出まして、
こじらせがうつった・・・
正確に言うと、
こじらせの気分がうつった・・・
こじらせって伝染するんだね・・・
おそるべし、雨宮まみパワー。
現在進行形でこじらせてる人は、
つらくて読めないかも・・・
・・・
それで、
このままではなんか調子が出ないので、
リハビリのためにこれを読んでみました。
- 作者: 溝口敦
- 出版社/メーカー: 講談社
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考え得る限り、
今の日本で一番こじらせからかけ離れた方。
いろいろあって、
突如、テレビから消えてしまった細木数子さんの、
「いろいろ」についてのルポで、
これ書いてる最中に、
細木数子本人から訴えられたこともあって、
ものすごく辛口なルポ。
その真偽はこの際、無視するとして、
細木数子さんの人生に、
こじらせない生き方のヒントがあるって思ったのね。
十代のころからやり手の経営者として、
水商売の世界で生きてきた彼女の人生を一言でまとめるならば、
ずうずうしい。
他人を踏み台にして生きることをモットーとし、
若い頃は男にもてたみたいだけど、
すべて損得勘定計算ずく。
それを、
魔女だって言って嫌う人もすごく多いみたいだけど、
少なくとも、
何かうまくいかないことがあっても全然反省せず、
自分が悪いとは露ほども思わずわが道を行く姿勢は、
学ぶべき点が多いと思った。
「女子をこじらせて」の対談の中で、
久保ミツロウさんが、
こじらせてる人は「自分は自分でダメになったんだ」って思ってるって言ってるところがあって、
ああ、これが、恋愛にブレーキかけてしまうメンタルだなって思ったんだけど、
恋愛がうまくいかなくなった時、
どっちが悪いとかって考えること自体、無意味だと思うのね。
結局、
あるのは、
相性
だけで、
あの時、あんなこと言わなければ、とか、
あの時、もっとああしておけば、っていうのは、
結果論として出てくるだけであって、
同じことしても、
それが心地いいっていう人と、
それがウザイっていう人といるわけで、
恋愛っていうのは、素の自分をさらけださないとできないものだから、
相手に合わせて自分を変えるなんて、
結局、ムリ。
だったら、
自分にぴったり合った相手をさがすしかないわけで、
そんな相手が、
一人や二人、つきあっただけで見つかるわけがないと思う。
やっぱり、
いろいろつき合ってみて、
だんだん、自分に合ってる相手がどんな人かっていうのが、
おぼろげに浮かび上がってくるっていうようなもので、
好きな人ができたら、
この一発で決めるんだ!みたいに意気込んで恋愛に突入しちゃうから、
傷ついたり、
疲れたりするんだと思うのね。
うまくいかなくなっても、
それはそれで、
あんまり深く考えずに次をさがしに行けばいいだけのことで、
なんで私たちはつきあっているんだろう?
私たちがつきあうことに意味はあるんだろうか?
みたいなことを考えること自体、意味がないんじゃなかろうか・・・
・・・
今回で、Victoriaの「女子をこじらせて」トークは終わりです。
すごく迫力のある文章で、
ぐいぐい引き込まれ、
言ってることがすべて腑に落ち過ぎて、
正直、疲れた・・・
こじらせ歴のある方、
あるいはただいまこじらせ中の方は、
はまり過ぎに注意・・・
思春期の人間っていうのは、
多かれ少なかれ、全員がこじらせてるようなところがあって、
なせかというと、今の日本じゃ、
十代のセックスは、ほぼ、いい子はやらない前提になってるから。
だけど、
こじらせたまんまでは、
結局、ものすごい自意識過剰な自己チューで、
いつまでたっても大人になれないから、
そこから脱出して、
愛を求めるだけじゃなく、
愛を与えられる人間になるために、
人は努力して行くんだと思うの。
だから、
女はみんな、
いつか必ずこじらせから卒業するべきで、
たぶん、その先にしか、幸せは来ないんじゃないかな・・・
・・・ということで、本日の結論 :
Let's こじらせ脱出!
Victoriaでした。
・・・
「女子をこじらせて」バックナンバーはこちらです。
女子をこじらせて (1) もっとチャラチャラしたかった - Victoriaの日記
女子をこじらせて (2) セックスをこじらせて - Victoriaの日記
女子をこじらせて (3) 書くということ - Victoriaの日記