東京ノアール (5) 好きな女性に想いは伝わるか?

こんにちは。Victoriaです。

東京ノアール 消えた男優 太賀麻郎の告白

東京ノアール 消えた男優 太賀麻郎の告白

さて、前回、


「自分のことを心底大事に思ってくれる男の気持ちに動かされない女はいない」



と書いたところ、
東京ノアール (4) 女にモテるコツ - Victoriaの日記



このようなメッセージをいただきました。


『自分のことを心底大事に思ってくれる男の気持ちに動かされない女はいない。』という事ですが、それって相手に気がなくてもいつか動くと思いますか?いつか伝わりますか?
Victoriaさんの考えでいいので教えてください<(_ _)>



Go_83 さま、メッセージありがとうございます。


お見受けしたところ、
好きな女性がいらっしゃって、
まだコクる段階には達しておらず、
彼女に自分の思いを伝えたくてジリジリなさっているのに、
彼女の方は全くそんな気持ちに気づかず、
気持ちの一方通行が続く不安な日々を送っていらっしゃる・・・
という感じでしょうか?






クリスマスにそれとなく誘ってみたものの、
あまり手応えがなかったとか・・・?





結論から申しますと、




気持ちはいつか必ず伝わる




と思います。




ただ、
気持ちが伝わるかどうかという問題と、
自分が彼女にとっての運命の人であるかどうかというのは別問題なので、
もしもGo_83 さまが、
ぜひ、彼女とゴールインして人生を共に歩んでいきたい、とまでお考えでしたら、
それはあらかじめ決まっている範疇の出来事なので、
じっと天の裁きを待つしかないと思います。





例えば、
超モテ男の太賀麻郎さまが、
命まで狙われる危険をおかしてまでもお金を送り続けた女性がいるんだけど、
二人はいっしょに住んではいないし、
セックスだってしていない。




それなのになぜオレは彼女から離れられないんだろうってずっと思っていた太賀麻郎さまが、
ふとしたきっかけでみつけた答は、




前世の因縁。




こんなこと言うと、
なんか宗教っぽいけど、
でも、男女の仲って、
合理的には説明できない理由でくっついたり離れたりするものだと思うのね。






その後、太賀麻郎さまは、
この時とは別の相手と結婚なさり、
お嬢様が二人お生まれになるんだけど、
それも、元奥様が今までつき合った中で一番よかったからって、
太賀麻郎さまが選んだわけじゃないと思うの。





後から考えると、
ちっちゃな偶然が重なり合って、
二人がめぐりあうように仕組まれていたんだなあっていうようなもので、





運命の人というのは、
あらかじめ決まっているもので、
むりやりくっつくことも、
逆にむりやり離れることも不可能。







順風満帆に見えた二人が、
結局別れてしまった時、
おばさま方が決まっていうセリフが、





縁がなかった





ってことだけど、
あれは人生の真実をついていると思う。





・・・


じゃあ、好きな女が目の前にいるのに、
他の男に持ってかれるところを指をくわえてボーッとながめていろっていうのかって話なんだけども、
それは、違うと思う。





私の場合、

誰かを好きになったら、
まず最初に考えるのは、




好きっていう気持ちを伝えたい





っていうことで、
ほぼ100%、
アプローチ開始。





ただ、恋愛市場で30年ウロウロしてきた経験から、




「好き=相性がよい」とは限らない





ということは骨身にしみているので、

ここで、極力、欲を消し去るのがポイント。





つまり、
ちょっときれいごとに聞こえてしまうんだけど、





相手の幸せを第一に考える




ということ。




そうすると、
ホントはもっと押して押して押しまくって押し倒してしまえばこっちのモンだ・・・っていうのが明らかであっても、
相手が望んでいるのはそういうドラマじゃなく、
穏やかな日常なんだ、っていうこととか、





彼が一番彼らしくいられるのは、
メンドクサイ日常から逃れて一人放浪の旅をしている時なんだ、っていうこととかが見えてくるので、

そこでちょっと考えてみるのね、





私は彼と同じ夢をみることができるのか?







人間、
好きな人のためならなんだってできるって燃え上がってる時は思うものだけど、





はっきり言って、
恋愛したくらいで自分を変えるなんてとてもムリ。






だから、
相手の身になって考えて、
本当に相手が望むことで自分ができる精一杯のことをして、
これ以上はムリだなって思ったら、
そこまでの縁だったんだなって思って、
静かに身をひく・・・





これが、
恋愛の鉄則かな・・・と。





少なくとも、
運命の人との出会いを求めるのなら、
ムダに数打ちゃ当たる方式じゃなくて、
じっくり大切に1つの愛をはぐくんでいくべきだと思うので、
欲を消して、
ピュアな心でぶつかっていくのが理想で、
テクニックとかは意味ないと思っています。





たしかに、
これが実行できればムダに傷つけ合うこともなく、
愛に満ちた人生が送れるって思うんだけどね・・・





問題は、






相手が運命の人かどうかわかるのに、
相当時間がかかる





ってことで、



ウン百万のゼニをつぎこんだ後でわかったり、
裁判所とか、
ケーサツのお世話になってはじめてわかったり・・・





なので、
私は自分のカンというものが一切信用ならないので、





ダメだと思ったら、
いつでも撤退する勇気を持て!






をモットーとしております・・・




・・・

例えば、
これは、もう、何十年もはるかかなた昔の話なんだけど、
大学生だった時、
同級生の男と勢いで一夜を過ごすことになって、
ホテルに行ったわけなんだけど、




そしたらね・・・
服も全部脱いでスタンバってこれからっていう時になって、
相手の男が、





「オレは100人の女と寝たんだ」





って自慢をこき始めたのよ。





その時、
太賀麻郎さまのことを知っていれば、





「100人くらいで自慢すな!ボケ!」





って言って終わりだったんだけども、
その頃、私はAVって見なかったもんだから知らなくって、
うっかり彼の話を止めるのを失敗しちゃって・・・





そしたら、
何を勘違いしたのか、




「100人と寝たオレとヤルってのがどんなにすごいかわかってんのかワレ」





みたいな大河ドラマが始まっちゃって、





そのあたりで、
彼の指はスッポリ入ってたと思うんだけど、





力ずくでけとばして、
足をクロスしてやったぜ・・・へへへ・・・





女が本気で足をクロスしたらそれをほどくことはできないからね・・・





まあでも、真夜中にホテルの部屋でるほどの度胸は当時の私にはなかったので、
ひとつのベッドで朝まで仲良く寝ました。





彼は、夜がダメだったんだったら、
朝一発お願いしたいって感じだったんだけども、
さっさと顔洗って出てきたもんね・・・






どーせ私のことは、
101人目の女として後々の自慢に付け加えるだけなんでしょ?
甘くみないでよね!





しかし、
弱冠20才の私は、
男に対する考えが甘かった。






あいつって、
コーヒー一杯で男と寝る女なんだぜ!





といううわさを流され、
Victoriaの評判ガタ落ち。




たしかに、
前の晩、
コーヒー一杯で盛り上がっちゃって、
メシすらおごってもらってなかったのは事実。





別に何言われたっていーんだけどさって話なんだけど、
周りにいたマジメな女の子達がいっせにひいちゃって、
それまでは結構仲良くしてくれて、
授業のノートとかみせっこしてたのに、
避けられるようになったりなんかして、
実害大あり。






アカン男とは、
いいよってそぶりを見せただけでアカンのや





ということを身体で覚えた痛い思い出です・・・





てゆーか、
やる気まんまんでホテルに行った自分がバカだろ・・・





人生、反省すること多し・・・





・・・


私にはロクなエピソードがないので、
ここで心温まる話をひとつ。





これは高校の同級生の話なんだけど、
彼は、高校入学した時一目惚れした女の子がいて、
3年間、彼女にコクり続けたのね。





それこそ、100回以上、コクってた。






毎回、いろいろ趣向をこらして、
彼女のためにバイトしてお金ためたり、
友達に根回ししてもらったり、
ありとあらゆる手をつくしてた。




でもダメだった。





理由は明らか、
彼女は学年で一、二を争う美女で、
すんごくキレイでモテモテなのに、
簡単には誰ともつきあわないタイプ。




お高くとまってるわけじゃなくて、
好きでもない人とはつきあわないっていう当然のことができる賢い女の子だった。






彼のほうは、
彼女を思う真摯な気持ちをのぞけば、
ホントにしょーもないことしかしない男で、
学校で何か問題が起きると、
必ず一枚かんでて、
しょっちゅう謹慎くらってたし、
退学にならなかったのは、
そこまででかい悪さをする根性がなかったからだっていう、
ホント、
もてない男の要素が全部つまってる情けないヤツで、
みんなが、





「脈がないからやめとけ」






って言うのに、
コクり続けたっていう・・・




本人も、
それでうまくいくとは、
正直、考えてなかったと思うよ・・・






それがね・・・

結論から言うと、

この二人、結婚したのよ。






結婚式の招待状来たときはビックリしちゃって、
彼女に聞いたのよ、





「これはジョークか?」って。





そしたら、
ホンモノだったんだけど、





高校卒業後、
彼は地元の大学に行ったんだけど、
彼女は遠くの大学へ行って、
いったんは離ればなれになったのね。





それで、彼女は、いろいろと恋愛もしたらしいんだけど、
最後に、家庭持ちの人と不倫して、





それで、すっごく傷ついて、
仕事もやめて地元に帰ったんだって。





そしたら、
高校の時からずっと思い続けてた彼が、
実は10年たってもまだ思い続けていてくれたことがわかって、
それで、彼女は思ったっていうの。





こんなに愛してくれる人はほかにいない。






彼はといえば相変わらずで、
基本は昔のまんま、アホなことばかりしてるらしいけど、
彼女は100%彼のことを愛して結婚して、
しあわせに暮らしてる。






だからね・・・
ものすごく話が長くなって申し訳ないんだけど、
何が言いたいかっていうと、
女ってね・・・
若くてキレイな時って言うのは、
まだまだ自分はこんなもんじゃないっていう気があるから、
ホントの愛に案外気づかないものなの。





それが、
社会の荒波にもまれて、
誠意のない男にだまされたり、
病気したり、
好きでも別れなければならないつらい経験をしたりなんかして、
それでやっと、
真実の愛が実はずっと自分の身近にあったんだってことに、
ある日突然、
雷に打たれたように気づくことがあるのよ、
マジで・・・






女の側から言えば、
気づくのが遅いと婚期を逃しちゃうってことになるんだけど、
男性側としては、
今、この瞬間、
好きな女が冷たいからといって、
100%希望を捨てないでと言いたい。





その場限りの恋愛じゃなく、
真実の愛を求めていて、
この女が自分の運命の人だって心底思うなら、
彼女がその気になるまで待ってあげるというのも、
愛情じゃないでしょうか?





・・・ということで、本日の結論 :





遠くから温かく見守るのも愛





恋愛はタイミングだっていう意味は、
とっても深い・・・




Victoriaでした。