大井良「鉄道員裏物語」

こんにちは。Victoriaです。


さて、
乗り物の中では、
鉄道が一番好きなVictoria・・・



なので、
電車での移動ならば、
多少の遠出でも全然イヤじゃないんだけど、




昨日はちょっとイラッとくることがあって・・・





指定席のVictoriaの席にで〜んと陣取った人がどきやがらねえ!!!





すいてる車内だったら別にいいんだけど、
結構混んでる時に、
隣の座席にでかい荷物置いたまんま、
声かけても一向に知らんぷりで、
何のアクションも示さないオバハンとか、







隣に座ってる外人の女の人に、
一生懸命話しかけてて、
「あの、そこ、私の席なんですけど〜」
って遠慮がちに言ってるVictoriaに、
「シッ、シッ、あっち行け!」
オーラ全開で手を振るばっかで、
でっちりしてるオヤジとか、







これじゃあ、指定席の意味ないんじゃねー?






どうして、
何も悪いことしてない、
いわば被害者であるはずの私の方が、
気をつかっちゃって、
肩身の狭い思いをしなくちゃいけないんでしょう・・・?






世の中、
どっか、
間違ってるよね・・・






・・・


さて、
そんなささくれだった気持ちをなだめるため、
これを読みました。

鉄道員裏物語―現役鉄道員が明かす鉄道の謎

鉄道員裏物語―現役鉄道員が明かす鉄道の謎

著者の大井良さまは、
現役の鉄道員で、
さすがというべき裏物語満載。






鉄道員の方って、
時間に正確に動かなければならないから、
きっちりしていて、
かつ、
縁の下の力持ち的な存在だから、
まじめで実直な方が多いっていうイメージだけど、







大井良さまは、
まさにそのイメージそのものの方で、
文章のはしばしから、
まじめで実直な雰囲気が漂ってきて、
読んでてすごく好感が持てるっていうか、






裏物語っていっても、
いわゆる暴露本とは違って、






鉄道員はみなさんの知らないところで、
こんな仕事してるんですよ、
人知れず、
こんな苦労してるんですよ・・・っていうメッセージが伝わってくる本で、
例えば仲間内でお前本書いたんだってな・・・なんてことになっても、
全然気まずくない感じ。







人身事故の処理はどうするんだっていうショッキングな話で始まり、






いつもお世話になってるAV女優にキップを売った時には、
万感の思いをこめて、



「いつもありがとうございます」



と言って見送ったとか、






運転手の一番の苦労はトイレで、
乗務中は基本、トイレに行けないから、
実は荷物の中にもしものためのビニール袋がしのばせてあるとか、







へへーって感じなんだけど、







意外だったのは、
鉄道員は泊まり勤務であるので、
出勤日数が少なく、
自由な時間が多く持てるということで、







パイロットは休みが多いっていう話は聞いたことがあるけど、
鉄道員もそうだったんだ・・・






自由時間を有効に使えば、
いろいろ楽しめる職業かもしれない・・・














Victoriaでした。