ライフネット生命の出口社長に人生を学ぶ  (3) 直球勝負の会社、百年たっても後悔しない仕事のやり方

こんにちは。Victoriaです。





さて、
ライフネット生命の出口社長の著書、
「百年たっても後悔しない仕事のやり方」には、






もともとは司法試験を受けようと考えていた出口社長が、
滑り止めで受けた日本生命に入社し、
会社人間として50代半ば過ぎまで、







そして、
時代の流れと運命の糸に導かれるまま、
還暦でライフネット生命を起業なさるまで、








仕事人として一貫して心がけてこられた、
仕事のやり方が、
出口社長独特の、
やわらかい語り口で書かれていて、







読み終わった後、
心が温かくなる、
そんな一冊なんだけれども、


百年たっても後悔しない仕事のやり方

百年たっても後悔しない仕事のやり方









もしも、
出口社長の仕事のやり方を一言でまとめるならば、








直球勝負。








もう一冊の著書のタイトルにもなっています。

直球勝負の会社―日本初! ベンチャー生保の起業物語

直球勝負の会社―日本初! ベンチャー生保の起業物語








出口社長は、
とても人脈が広くていらっしゃるわけだけど、









人脈は結果的に作られるものであって、
自分の意志で作ったり広げたりできるものではない、
というのが出口社長のお考えで、









人間関係についてのモットーは、







去る者は追わず、来る者は拒まず。








世の中のことは、
自分の思い通りにいかないことが普通だし、







まして、
人間相手の仕事では、
相手の気持ちをコントロールすることなど不可能。









だったら、
自分としてはできる限りのことをして、
あとは運に任せたほうがいい、








なので、
人と会うルールもきわめてシンプルで、








・会いたいと思った人にはすぐに会いに行く
・誘われたら、誰であろうと断らない
・呼ばれたらどこにでも行く








小手先のテクニックで、
周りをコントロールした気になっていても、
それはその場限りのことで、








長い目で見れば、
大きな流れに身をまかせ、








100%自分の力で何かを成し遂げようとは思わず、
例えば、
風がふいた時に凧を揚げる心境で、
世の中の流れや、
人の気持ちというような、
いわば人智を超えた力を借りて、
進んでいこうという、









まさに、
直球勝負。








流れに身を任せるって言うのは簡単だけど、
自分に自信がないとなかなかできないことで、









普通は不安になると、
いろいろ策を弄したくなるものだけど、








そういう気持ちの裏側には、
よけいな感情や主観が入っていて、
必ずしも仕事のことだけを集中して考えて出した結論ではないことが多いということを出口社長は言っていて、









仕事以外の人生の様々な局面に、
あてはめて考えることができる珠玉の言葉満載。








「直球勝負の会社」には、
出口社長がどういう運命の糸に導かれて、
ライフネット生命を立ち上げるに至ったのか、









そして、
ベンチャー生保を、
百年かけてどんな会社にしていこうとしているのか、










そういうことが、
すべて書かれていて、
まさに、
ライフネット生命の教科書のような本。








どんな会社にも、
語り継がれる創立のエピソードがあるものだけど、









ライフネット生命の場合は、
単なるパンフレットでは収まりきれず、
一冊の本になったということ、









「呼ばれたらどこへでも行く」
というモットーに従い、







出口社長みずから、
日本中を飛び回って講演やミニ集会をなさっているようだけれども、








なかなかそういう機会に恵まれる人は少ないと思うので、








今すぐ知りたい、という人には、
ぜひおすすめしたい2冊です。








・・・



ちなみに、
「百年たっても後悔しない仕事のやり方」の中で、
一番目からウロコだったのは、











カップルでケンカしたら、
星つきレストランに行きなさい」









っていう、フランスのことわざ。








こんなことわざがあるとは知らなかったけど、
彼氏の浮気疑惑が浮上するたびに、
フルコースのフレンチおごらせるっていう女性は多いから、
これの効果は実証済み。








ファミレスじゃダメだっていうのがポイントで、
高いお金を払って誠意を見せろっていう意味ももちろんあると思うけど、









コース料理って、
一品一品、ゆっくり時間をかけて出てくるし、








たくさんの人が見守る中、
一定のマナーも要求されるから、







そういう改まった場に自分の身をおくことで、
客観的になれるっていう効果が大きいんだと思う。









これからは、
出口社長のお墨付きもいただいたわけだし、
もっと積極的に、
フレンチをおごらせたいと思います。













Victoriaでした。
生命保険

・・・


ライフネット生命の出口社長に人生を学ぶ」バックナンバーはこちらです。
ライフネット生命の出口社長に人生を学ぶ (1) Victoria、出口先生に弟子入りする - Victoriaの日記
ライフネット生命の出口社長に人生を学ぶ (2) 世界史を学ぶ意味 - Victoriaの日記