愛があるのに結婚しない理由 (5) 捨てがたい女

こんにちは。Victoriaです。

さて、
ナツメさまの恋バナで始まった「愛があるのに結婚しない理由」シリーズ、







お読みいただいたナツメさまご本人から、
メッセージが届きました。








ナツメさま、
ありがとうございます。









今回も、
早速、みなさまにご紹介したいと思います。








(公開不可の場合は、ぜひ、そうお書き添えくださいませ♪)




>>Victoria さま、

 私の長くてややこしいコメントのせいで、Victoria さまを混乱させてしまったようですね。申し訳なく思っております。

 しかし、私個人としては、それほど特別なことをしているという意識はないんですよ。

 実をいうと、私の彼は、ナニするのが大好きな人なので、ときどき面倒臭く思うほどなのです。

 そこで、あるとき「そんなに『したい』なら、女、買いに行けば?」って、かる〜い気持ちで提案したんですよ。
 彼の答えは「だって、つまらないもん。…」でした。
 彼いわく。
 お金を出せば、売り物のお姉さんは何でもしてくれる。
 だけど、それは所詮、金のためにそうしてくれているのであって、彼のことを好きだからしてくれるわけではない。
 ――そう思うと、虚しくて、なけなしの高いお金を払ってまで、そういうサービスを受けたいとは、思わない。
 だそうです。

 ひるがえって、私は、そういう、サービス業のおねえさま方どころか、普通の女子の基準から見ても、かなーり貧弱な体の持ち主なのです。
 だから、「機会さえあれば、いつでもしたくてたまらない」という――ココロだけは絶倫の――彼と、こんな私が付き合い続けるのは、とても無理がある。ならば、遠からず私は捨てられるだろう。と、常日頃、考えていました。(そのわりに長く付き合ってますが。)

 しかし、上記のようなやりとりを幾度か繰り返すうちに、私自身、考えが変わったのです。

 …もしも別れた場合、実際問題として、困るのは、彼と私のどちらだ? といえば、それは絶対に私のほうです…
 だったら、ちょっと建設的に考えてみなくては。

 もしも心底、「彼に捨てられたら困る」と思うならば、私は、絶対に彼に捨てられないような――彼から見れば、「捨てがたい女」になるべきなんじゃないか、と思ったのです。

「捨てがたい彼女」とは、どういう彼女か。

 …そもそも「床上手」になるとか「絶世の美女」であり続ける、とかいうのは、私には無理な注文なので…

 彼が、一緒にいて、楽しい・嬉しい・いつでもそばに置いておきたい、そう思えるような人になろう、と思ったのです。
「いつでもそばに置いておきたい人間」って、どういう人か。
 私だったら、私のことを大事にして、尊敬してくれる人を、ずっとそばに置いておきたい。
 なら、私は、彼のことを「大事にして」彼のことを「尊敬する」人になろう。そうすれば、彼は私が傍にいると、いつも気分がいいだろうから、絶対、別れようとは思わないだろうし。

 と、以上のように考えた結果なのです。
 実際、それだけのことなんです。それだけの…
 だから、それほど「美しい愛」と仰られるほどの、立派なものではないんですよー。

「愛がある」云々は…彼が私をうまく騙してナニするときに、何となく出てくる言葉だったりするので――私が勝手に頭の中でこの言葉を膨らませて喜んでいるだけなので…
 そもそも、大した話じゃないです。

 というわけです。
 失礼しましたぁ〜。<<









感想 : ますます美しい!!!!!







これを読んでいて、
夫婦は合わせ鏡だって言うけど、
恋人同士もそうだなってホント、
つくづく感じたんだけど、









ナツメさまは、
自分のことを大事にしてくれて、
尊敬してくれる人といっしょにいたいと思うから、








彼にとって、
自分もそういう人になろうとなさったわけだけど、








そうやって、
お互いがお互いの求める恋人像をさぐりあいつつ、
自分自身成長を遂げていくって、
すばらしいな、と・・・








つまり、
恋愛で、
人は、
自分が求めたものを手にいれていくものなのだな、ということを、
改めて確認したエピソードで、








求めよ、さらば与えられん!








うん、
これは恋愛にもあてはまる格言だったのね・・・








・・・


それで、
ナツメさまがおっしゃっている、
「捨てがたい女」
あるいは、
「いつでもそばに置いておきたい人間」なんだけど、









うん、
これって、
恋人の基本よね・・・








すごくすばらしい才能の持ち主で、
世間的に言うと、
ものすごく評価が高く、








つきあってたら、
ほかの女が悔しがるだろうな・・・的な、
おいしい男と、








このままうまくいけば、
ひょっとしてひょっとする・・・???






という関係になってみたら、
実は、全然、合わなかった・・・







というようなラッキーな経験は、
残念ながらゼロだから、
比較の対象も実はなかったりするんだけど、














男として、
あるいは、
人間としての評価と、








いっしょにいて楽しいか、
そもそも、
いっしょにいたい人材か、というのは、
全く相容れないもので、






ある男性と合う、合わないっていうのは、







ナツメさまがおっしゃるように、







いっしょにいて楽しい、
心がうきうきする、
話が尽きない、
ポジティブな気持ちになれる、
学ぶことが多い、
彼といると自分の中のいい人の部分が出る、
彼に認められると嬉しい、
自然と尊敬の念がわいてくる、








そういう要素があれば、
特に努力したという意識はなくても、
自然にいい関係が続いていくし、
気付いたら、
お互いに高め合っていた・・・っていう結果に、
なるんだと思う。







それでね・・・






「愛がある」という言葉に関して、
ナツメさまは、





>>私が勝手に頭の中でこの言葉を膨らませて喜んでいるだけなので…<<








っておっしゃっているんだけれども、
これってすごく重要なことなんじゃないかって思ったのね。








つまり、
別れた後(破局した後じゃなくて、「バイバイ〜、また明日ね〜」って言った後ね)、






今日、
彼が、
あんなこと言ってたなあ・・・







なんて思い出しながら、
思わずニヤニヤしてしまうような、






そういう、






「本日の彼の至言」







みたいな、
何度も何度も思い出して、
かみしめたいセリフを言わない男とは、







たぶん、
つきあってても、
そのうち退屈して、
飽きてしまうんじゃないかと・・・







これは、
逆の場合もそうで、







思い出すたびに、
むかつくようなとんでも発言をする男とは、







精神衛生上、
ソッコー別れたほうがいいっていう・・・







・・・ということで、本日の結論 :






女は、
男の精子は気に入らなければヴァギナから放出するけれども、
気に入った男のセリフは何度も何度も反すうしてかみしめて喜ぶ生き物なのよ・・・




ヴァギナが精子を保存したり放出したりして、
交尾した相手のどの精子と受精するかを決めているかという驚くべきメカニズムについては、
こちらをごらんください。
ヴァギナ (3) メスが交尾を支配する - Victoriaの日記
ヴァギナ (4) メスは男漁りをする - Victoriaの日記
ヴァギナ (5) 種の保存とヴァギナ - Victoriaの日記








ちなみに、
私の場合、
絶対にそばに置いておきたいと思う男のタイプは、








話がオモロイ男。







話が超絶つまらん男の話を聞いていると、
仮病じゃなく、
マジで体調が悪くなるのでキケン・・・








Victoriaでした。


・・・


愛があるのに結婚しない理由 バックナンバーはこちら。
愛があるのに結婚しない理由 (1) 愛とは彼といっしょにいるときの自分を好きになること - Victoriaの日記
愛があるのに結婚しない理由 (2) 幸せの居場所 - Victoriaの日記
愛があるのに結婚しない理由 (3) 男の言葉をどこまで信用できるか - Victoriaの日記
愛があるのに結婚しない理由 (4) 結婚より長い不倫関係 - Victoriaの日記