進路指導の怪

こんにちは。Victoriaです。

さて、
一学期が終わり、
成績も出たので、
日本中の受験をひかえた高校3年生が、進路指導のため懇談中。















ひとりひとりの進路希望を把握して、
合格可能性をはじきだしつつ、
全然追いついていない生徒は叱咤激励し、
合格圏内入りした生徒には、
さらに高い目標を提示し、
全体としては学校全体の進学率を上げるという目標をクリアしていかなければならないという、
先生方の苦労は並大抵のものではなく、
連日の懇談、
お疲れ様ですと申し上げたいんだけれども、









中にはポイントがよくわからない進路指導もあって、








例えば、
高校入学した時から、
推薦ねらいで、
そのために部活の部長だの生徒会の役員だのという役職をこなして、
内申書をにぎやかにしてきた生徒が、







「20分の懇談中、
ずっと先生が一人で最近のセンター試験事情について演説して終わった」








とかで、
肝心の自分の成績の評定値すら聞くタイミングを逸したとか、








家族がほぼ全員某私立大卒なので、
当然自分もそこを受けるつもりで、
英語・国語・社会の3教科命でがんばってきた生徒が、








「今年、某国立大に新しい学部ができたの知ってるか?」








といきなり聞かれ、
それまで考えたこともなかった国立大の傾向と対策の話がえんえん続き、
懇談終了時にはなぜだか、








センター試験で高得点あげるために、
この夏休みは化学をがんばろう」








という目標書いた紙を渡されたとか、









あるいは、
超難関で知られる某大阪大学志望の生徒が、
彼は理系なんだけど、
理科でいきづまってて、
てゆーか、
阪大の理科がムズすぎるんだけど、







どうしようって頭かかえてたら、









うん、
そうだなあ・・・
理科の失点を国語で補えばいいから、
京大に志望校変更しろ!







いやあ、
先生、
いくらなんでもそれはむちゃくちゃでしょ・・・







第一、
阪大の二次試験に国語はないから、
国語の記述対策なんて全くやってない・・・









学年全体の進路説明会じゃなくて、
個別の懇談の時くらい、
黙って生徒の希望を聞いてやってくれ!









Victoriaでした。