恋愛って皆がするべきものなの？　（７）　家庭内ストックホルムシンドローム

こんにちは。Victoriaです。

さて、
少し前に書いたこの記事で→純愛を求めて（２７）女性は父親に似た人に恋するという不思議 - Victoriaの日記
いつも目からウロコのメッセージをくださるナツメさまが、
岩月謙司さんを紹介してくださったので、
早速読んでみました。

感想　：　読まなきゃよかった・・・と真剣に思うくらいの衝撃・・・

恋愛がうまくいくかどうか、
本当に自分にふさわしい人と結婚できるかどうか、
あるいは、
恋愛をまったく抜きにしても、
幸せな人生を送れるかどうかは、
実はどんな家庭に育ったかによってその大半が決まっていて、

幸せな家庭に育った人は、
何の苦労もせず、
自分もまた幸せな家庭を築くことができるけれども、

不幸な家庭に育ち、
心に何か傷を負ってしまった人は、
自分のトラウマに気づいて、
ものすごい努力をしてそれを克服しない限り、
幸せになれないものなのだ、

そんな風に思い始めたのは、
もう何度目か数えることすらできないくらいの回数、
母親によって彼氏との仲を裂かれるという経験をした後のことで、

母親との関係をきちんとしないと、
いつまでたっても状況は変わらないということは、
もう何年も前からわかっていたことなんだけど、

頭ではそう思っていても、
体がついていかなくて、

たまたま彼氏とうまくいってる時期があっても、
このままではいかないぞ、
うまくいくはずなんかないんだ、
そのうち何かあるぞ・・・
みたいに、
最初から不幸を織り込み済みっていうか、
横やりがはいるのを待ってるようなところがあって、

だから、
いくら恋愛をしても、
全然幸せを実感できなかったし、

恋愛体験を重ねても、
楽しい思い出は一向に増えず、
自己嫌悪が増していくばかり・・・

そんなほとんど病気のような「恋愛しても幸せになれない症候群」から抜け出すことができたのは、
３０代後半になってから。

ある日突然、
つきものが落ちたように体が軽くなり、
金縛り状態から解放された。

たぶん、
それまでの私は親からの呪縛でがんじがらめになっていて、
もうその頃は、
親と言葉を交わすことも年に数えるほどしかなかったというのに、

体にしみついた不安感、
恋愛してるとまた親と何かもめるんじゃないかっていう恐怖感は、
蜘蛛の巣のように体にまとわりついて、
離れることがなかった。

そういう心の重荷から解放されて、
やっとゆとりをもって人間関係を築くことができるようになり、
昨日まで仲良くしてた人と、
親の一言で今日から絶交・・・みたいなことがなくなって、
友達の輪も広がり、

今では、
恋愛の話をしても全然落ち込んだりゆううつになったりしなくなって、
こうやって毎日恋愛ネタを書いているわけなんだけど、

なぜ、
自分が恋愛について書かずにはいられないのか、
この本を読んでわかった気がした。

恋愛はしたほうがいいし、
いい恋愛すれば幸せになるってみんなわかっているけど、
そもそも恋愛する手前のところで、
踏み出せずにいる人たちがいっぱいいる。
そんな人に、
勇気を出して最初の一歩を踏み出してほしい・・・
そんな風に思うからで、

Victoriaの日記では、
ダメダメな恋愛のエピソードもいっぱい出てくるけど、
全部、
自分の体験に基づいていて、

こーしろ、
あーしろ、
こんなことはやめたほうがいい、
あんな時はこうしたほうがいい、
そういうメッセージは、
ほとんど過去の自分に向かって書かれているといってよく、

私みたいなダメダメな恋愛をしてきた人は、
別に私が最初というわけではなくて、
そこらへんにいっぱいころがっている話だと思うけど、

でも、
現在進行形で問題をかかえている時って、
よく似たケースを目の当たりにしても、
それと自分の問題の共通点っていうのが、
全くわからず、

何度でも同じ失敗の繰り返しで、
しかも前の恋より次の恋、
次の恋よりその次の恋・・・
って感じで、
後になればなるほど悲惨さが増すっていうか、
問題の深刻さが倍々ゲームで増えていく感じで、

今、
振り返ってみても、
よくそんな状態で恋愛できたよねって思うけど、

一人の寂しさと比べたら、
たとえダメダメでも誰かといっしょにいることに、
しがみつきたかったんだろうと思う。

ということで、
衝撃の岩月謙司さまの、

「家庭内ストックホルムシンドローム」＝略してDSS（Domestic Stockholm Syndrome）

について、
次回から詳しくレポしたいと思います。
お楽しみに〜

Victoriaでした。

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