おとなの恋 (5) 自分を認めてほしいセックス

こんにちは。Victoriaです。

さて、「おとなの関係」のなかで、

おとなの関係 - 性と心とからだと愛

おとなの関係 - 性と心とからだと愛

山路徹さまと亀山早苗大先生が、
女性にとってのセックスは一体なんのためなのか、という話をしていて、


  1. 生殖のためのセックス
  2. 快楽のため+愛情確認のセックス
  3. 自分を認めてほしいセックス

の3つがあると述べている。
自分を認めてほしいセックスというのは、
女性が40代後半になって出てくる要素で、








既婚女性だと、
いい奥さん、いい母親を演じているとどんどん女としての自分がなくなっていく感覚ってあると思うんだけど、
そんな一種のアイデンティティー・クライシスを救うのは、
夫が妻を女として認め、
その証としてセックスすることだと解釈してよいと思う。








夫婦、あるいはカップル間で、
セックスが自然消滅してしまったからといって、
みんなが不幸になるわけではなく、









わざわざセックスしなくても、
愛情確認はできているよ、っていうカップルも実は多いと思っていて、










夫婦ならセックスするのが義務だろ、
三週間セックスなかったら離婚だぜ、みたいな考え方は、
ちょっとあまりにも短絡的すぎ、かな?










たぶん、
セックスレスになったあげく、
ほとほとだんなに愛想がつきるという女性は、









夫から女として認めてもらった感がない。


















長く夫婦やっていれば、
色気もなくなるし、
新鮮みもなくなるのはお互いさまだけど、









人にテメェのパンツ洗わせておいて、
その私が洗ったパンツはいて他の女のところへ行って、
喜んでそのパンツ下ろしてるって、
テメェ、殺したろか・・・









セックスしてるかどうかじゃなくて、
夫に女として一切認めてもらってない感がする場合は、
別れたほうがいいかもしれない・・・









そういうストレスって、
あなどっちゃいけないと思うの。








知り合いのお姉様で、
ダンナにさんざん浮気されたあげく、
最後はストレスで全身病気になっちゃって、
きっと寿命はもっとあったと思うんだけど、
早々と亡くなってしまった方がいて、










でも、妻が入院中も、
夫は愛人の家に入り浸りだったのね。










何のためにダンナの浮気ガマンしてたんだろうって、
ホント、むなしかったもの・・・










あんなことなら、
家も出なくちゃならないし、
ダンナからロクに慰謝料もらえないから、
経済的には困窮したかもしれないけど、










もっと早めに見切りをつけて、
新しい生活に一歩踏み出していた方が、
残りの人生、さわやかに生きられたんじゃないかって思って・・・









・・・



さて、
いつもVictoriaの日記にご登場いただいているLaiさまより、
メッセージ届きました。









Laiさま、
いつもありがとうございます。








Laiさまも、
新しい生活に踏み出すべきかどうか思案中のようで、
今回はかなり過激なプランを提示なさってます。



>>ご無沙汰しています。Laiです。
Victoriaさまのお題は絶妙に難しくて、何度も何度も読み返し、こうして自分自身をまとめる間にも何度も読み返しています。(笑)
恋には生活が絡まなくて愛には生活感たっぷりというイメージです。
インフラとしての男、ドキッとしました。まさに今の居候男が小間使いというインフラの一種、そして私自身次の彼に求めたのはお金持ちとしてのインフラ男でしたので。。。(~_~;) 情けない話です。
今の私には幼い子供達を養う義務があり、うかうか呑気に甘い恋をするよりも手っ取り早くインフラ生活愛を求めてしまう傾向にあり、これはなんとか打破すべきだと自戒。。。
私の場合、自分で頭金用意してローン組んでマンション買っちゃったのが独身20代だったものですから、逆に「養って男」が寄り付いて仕方なかったかもしれない。新しい彼も憧れるけど、結局はとんでもない「養ってちゃん」が多い気がするんです。
家も仕事もあっても、やはり今現在や将来について話ができる頼れる男は欲しています。だってたまには私だって甘えたいです。君は心配いらないよって一度でいいから言われてみたい。(笑)そういう人ってセックスについて話し合いができないような逃げはしないと思うんですけど。
家でいろいろ考えていると、もういっそのこと数ヶ月子供らも犬らも置いてフランスでも行ってやろうかとさえ思えてきました。向こうで生活が安定したら子供と犬をみんな呼べばいいんだし。
ここはもう、母としてというより女として人として、踏み出すべきなのかもしれません。その覚悟があってこそのおとなの恋?
とはいうものの、とても不安ですけど。
とりあえず少し回復しましたのでお知らせも兼ねて。ご心配おかけしてすみません。そしてありがとうございます。
勝手に心の支えにしちゃってます。m(_ _)m. Lai<<








うん、
愛に迷ったら、
フランスに行くっていうのは、
いい案かもしれない・・・









フランスの方たちは、
愛というものにホント正直ですから・・・









・・・




おとなの恋って、
全く現実離れしたシチュエーションで短い恋のアバンチュールを楽しむか、








べたべたに生活密着型で、
ロマンチックさよりも安定を求めるかのどっちかなんじゃないか、








中途半端に、
日常生活の延長線上で、
恋だけロマンチックっていうのは、
絵に描いた餅なんじゃないかっていう気がする。









全く現実離れしたシチュエーションでの短い恋のアバンチュールっていうのは、
例えばこれ。

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この物語は、
結局愛し合ってる二人は結ばれなかったわけだから、
恋物語ってことになってるけど、









ポイントはそこじゃなくて、









どうせ実らない恋だとわかっていても、
そもそも、
人生の中で一回くらい熱く燃えた経験がありますかってことで、









夫との淡々とした生活に特に不満があったわけじゃなく、
官能の世界で男と愛欲にふける経験がなかっただけのヒロインが、
わずか4日間という夫の留守の短い間に、
ほんとうに気持ちのいいセックスに没頭できたということに価値があり、











どっちみち淡々とした生活が続いていくのなら、
一回でいいからステキな恋をしてみたい、
あとの人生はその思い出だけで生きていくから・・・










人間、
妻として、
母として、
安定した生活を送るためだけに生まれてきたんじゃないと思う。










女として、
時には日常から逸脱して、
思いっきり幸せを感じるっていうのも、








子どもを育てたり、
家を飾ったりするのと同じくらい幸せにしてくれるものだから。










だけど、
日常っていうのは、
そうそう簡単に捨てることができないもので、
特に、
家庭があると、
自分より家族の幸せを優先させるのが女ってものでしょ?








だったら、
たとえ人間的には、
絶対この人しかいないという人にめぐりあったとしても、









あえていっしょになることを選ばず、
もとの日常に戻っていくというのも、
結局は、自分の幸せを守ることにつながっていて、









なぜなら、
家族思いの責任感の強い女性に、
100%女になりきって人生楽しめと言っても、
それは拷問に近いから。









しばらくはそれでも楽しいかもしれないけど、
いつか必ず、
子どものことが気になって家に帰りたくなる。









その時に、
決定的に家に戻れないような不実をして、
例えば子どもを家において男の元に走るとかしていると、
戻りたくても戻れなかったり・・・









・・・ということで、本日の結論 :








おとなの恋は、
女の現実、
女の家族、
女の日常を捨てさせるものでは決してなく、
淡々とした日常に花を添える清涼剤のようなもの。











つまり、
浮気は浮気として決して本気になるな、







本気になるなら、
ちゃんと離婚して筋を通せってことです・・・









Victoriaでした。


・・・

おとなの恋 バックナンバーはこちら。
おとなの恋(1) 女性55歳満開説 - Victoriaの日記
おとなの恋 (2) 人間的成長 - Victoriaの日記
おとなの恋 (3) ライフラインとしての恋 - Victoriaの日記
おとなの恋 (4) もしもセックスレスになったら - Victoriaの日記