大月京子「ラブホテル裏物語」
こんにちは。Victoriaです。
さて、
今日はこれを読みました。
ラブホテル裏物語―女性従業員が見た「密室の中の愛」 (文春文庫)
- 作者: 大月京子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/12/03
- メディア: 文庫
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著者の大月京子さんは、
ラブホテル業界20数年というベテランで、
フロントや客室清掃をなさっており、
そういう業務の中で、
垣間見た「ラブホテル裏物語」を、
本書で語ってくれているわけで、
淡々とした語り口が、
クセになる感じで、
なんとなく読んでてほっとしたんだけど、
たぶん、
大月京子さんが、
ラブホテルであんなこと、こんなことをやらかして、
清掃係を悩ませるカップルのことを、
心の奥底では応援しているっていうか、
結局、
ラブホテルっていうのは、
みんな服脱いだらすることは同じ、
欲望を解放してスッキリするための場所だからって思っているからで、
メンドクサイお客さんの後始末なんか、
イヤだな〜と思っていたとしても、
どっか楽しんでいて、
せっかく来たんだから、
あんたたち、がんばりなさいよ〜、っていうエールが聞こえてきそうで、
どういうきっかけで、
本を書くことになったのか、
興味津々・・・
それにしても、
もしもラブホテルがなかったら、
みんなどうするんだろう・・・
Victoriaでした。