#sbrc1 ワーク・シフトはすべての人間をフリーランスにする?
こんにちは。Victoriaです。
さて、
Chikirinさん主催のsocial book readingは大盛況のうちに終わり、
復習しようと思ってこちらを開いたら→hashtagcloud.net - このウェブサイトは販売用です! - ハッシュタグ ハッシュタグクラウド ハッシュ 入力 クラウド フォロー リソースおよび情報
3000件を超えるツイートが大集合してて、
しかもまだ増えていってる!
Chikirinさんがやるからこれだけの人が集まったんだけど、
それにしても、
みんなこういうまじめなイベントに飢えていたんだね・・・
ツイート読んでると、
ほとんどの人がちゃんと読んでて、
これを定期的にやっていけば、
確実に日本人の読書量増に貢献するんじゃないかと思った。
Chikirinさん、
次のsocial book readingはいつですか???
#sbrc1ってハッシュタグに「1」が入ってるってことは、
「2」「3」・・・って続くってことですよね???
・・・
さて、
「ワーク・シフト」を読んで、
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
- 作者: リンダ・グラットン,池村千秋
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/07/28
- メディア: ハードカバー
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リンダ・グラットンさんとChikirinさんの、
論理の構成がとても似ているというか、
水も漏らさぬ緻密さで、
あらゆる事例を加味した上で、
大胆にスパッといらないものを切り落とし、
本質をどうだ!っと大皿にのっけてど〜ん!と客の前に出してみせる手法が、
全くいっしょ・・・
取り上げる話題は、
社会の暗部をあえてほじくり返すようなものも多いのに、
全体のトーンが明るいところもいっしょで、
このお二人は、
DNAでどこかつながっているのかもしれません・・・
「ワーク・シフト」は、
リンダ・グラットンさんが一人で考えたものではなくて、
壮大な一大プロジェクトの途中経過みたいなものだから、
数え切れない人たちの英知がつまっていて、
そこが信頼のおける第一のポイントなんだけど、
そういうところも、
ブログで発信するだけではなくて、
講演やったり、
本出したり、
今回みたいに、
たくさんの人の知的好奇心を刺激する触媒役をこなしつつ、
リサーチもこなしてしまうChikirinさんといっしょで、
悠々自適をきめてるChikirinさんだけど、
シンクタンクとか大学とかが、
放っておかないのでは???
とても、
刺激に満ちた本だったけど、
書いてあることは突飛もないことではなく、
ごく当たり前のことで、
それは、
仕事というものを、
生きる糧と定義するならば、
人間は社会的動物であるのだから、
社会が変われば仕事もそれに伴って変化するのが自然なことで、
人間は習慣性の生き物だから、
いったん決めた習慣を変えることを嫌い、
例えば、
今の日本で標準的な働き方となってる、
若いうちにまとめて働いておいて、
老後はその貯金で食べていく・・・みたいなシステムをあてにしていた人間は、
その権利が剥奪されることを何よりもおそれるけれども、
たぶん、人間の歴史で、
安泰な未来が確実に約束された時代など一回もなく、
それは、
親のやったことをそのまま模倣していけば何とかなった時期もあったかもしれないけど、
それでも、
細かい点を見れば、
常に微調整をせまられてたはずで、
そういう変化をいとわなかった者だけが生き残ることができ、
昔のやり方に固執したものは、
残念ながら衰退していったにちがいない。
2012年の時点でいえることは、
テクノロジーの進歩により、
信じられないくらい簡単に世界がつながってしまったことで、
予測できなかった分野でさえ、
グローバリゼーションが進んでいて、
それが、
人々の生きる糧である仕事にどう影響するのかといえば、
自分にお金を払ってくれる将来の顧客は、
近所の人たちだけではなく、
場合によっては行ったことも見たこともない地球の裏側の人たちであるかもしれず、
今までも、
貿易を通じてそういう交わりはあったけれども、
それは、国と国、
あるいは、
商社など大きな組織の上の方の人たちが決めたことに従っていたまでで、
主体的に自分の判断で選び取ったものではなかった。
フィリピンでバナナ作ってる人は、
別にそれを日本の人に食べてもらいたいと思って作っていたわけではなく、
収穫したバナナを出荷したらそれが日本に輸出されて日本の消費者の口に入っただけ。
だけどこれからは、
例えば、
世界の辺境のちっちゃな村で野菜育てているおじさんが、
ネットで注文とって、
おじさんの野菜が食べたいっていう消費者に直接届けるなんてことも可能かもしれず、
それが可能になったのは、
送電線なんてできっこない辺境の村に、
安価にできる太陽光発電が導入され、
おじさんがネットユーザーになったから。
ここらへんのからくりは、
私なんかよりもっと上手に語る人がいっぱいいると思うので、
これ以上つっこまないことにするけれど、
何が言いたいかというと、
ワーク・シフトっていうのは、
単に働き方がかわるってことではなくて、
誰のために働いて、
誰からお金をもらうかっていうのが、
根本的に変わるということで、
全般的に、
エンドユーザーのことをもっと意識せざるをえない方向に行くってことだと思う。
例えば、
学校の先生の評価を生徒や親からしようっていう取り組みがあるけど、
あれなんかも、
学校というシステムに守られて、
先生というコンテンツについては外部の評価が下されないよう保護されていたわけだけど、
これからはオープンにして、
ダメなものはダメと言っていこうということで、
教育というのが、
未来に向けた投資だとするならば、
学校のコンテンツが未来志向であることは必然で、
全くそんな意識のない先生にご退場いただくっていうのは、
市場原理に照らして当然のこと。
つまり、
どんな職業であっても、
たとえ、
公務員であってもみんな等しく平等に、
常にお客さんから選ばれ続ける自分を意識せずにはいられない。
それは、
一見しんどいことのようだけど、
でも、
ずーっとそうやって生きてきた人間のほうが、
総体としては多いと思う・・・
・・・ということで、本日の結論 :
ワーク・シフトに書いてあるようなことは、
フリーの人間、
自営業の人間なら多かれ少なかれみんな意識してやってきたこと、
だから、
2025年の世界は、
人類みなフリーランス?
Victoriaでした。
・・・
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