杉本彩「リベラルライフ」

こんにちは。Victoriaです。

さて、
「婦人公論」2012年10月22日号で、
「母の呪縛を逃れたい」という特集をやっていて、

杉本彩さまが、
「絶縁状態のまま母が死んでもかまわない」
という過激な発言をなさっているらしい。

婦人公論買おうと思ったら、
コンビニになくて、
まだ読んでないんだけれども、

ブログにおじゃましたら、
「私の結婚を喜ばない家族たち」という1万語の超長文記事をお書きになっていて→私の結婚を喜ばない家族たち | 杉本彩オフィシャルブログ杉本彩のBeauty ブログ Powered by Ameba
それを読んだ後、
「リベラルライフ」を買って読んだ。

これは杉本彩さまがお書きになった自叙伝で、
この本がきっかけで家族が週刊誌で逆襲、
ついに親子断絶に至ったらしいんだけど、

岩月謙司さまが、
多くの女性が苦しんでいる、
親との確執に端を発した恋愛できない症候群を「家庭内ストックホルムシンドローム」と名付けていて、

ほとんどすべての女性が、
多かれ少なかれ「家庭内ストックホルムシンドローム」に苦しんでいるのではないかと思われるくらい、
今の日本ではポピュラーな現象なんだけど、

杉本彩さまの場合は、
それが特別過激な形で出てしまったパターンで、

理由は二つあって、

ひとつは、
杉本彩さま自身が芸術家肌なので、
極端な完璧主義でもともと他人を許せない体質だったというのと、
杉本彩さまが家族の中で突出して成功し、
いわばいい「金づる」だったので、
家族の中の悪の部分を引き出してしまったということ。

たぶん、
杉本彩さまが、
15歳で始めたモデルのまま、
そこそこの成功（つまり、自分が食べていくのに困らない程度）をおさめた時点で満足していれば、
家族とここまでこじれることはなかったと思う。

それに、
杉本彩さまが、
こわいくらい自分に対して厳しく、
ストイックにめざすライフスタイルを貫こうとして、
一人で全部背負い込んでしまったというのも、
逆に問題を複雑にしていて、

適当なところで、
他人に振ってしまう性格だったら、
もっと早い段階でなんとかなってたと思う、

ああ、
この人に頼っても、
これ以上何も出ないな・・・と思ったら、
せびる方も引いていくものだし。

だけど、
家族なんだから結束するのが本当だ、
親子なんだから最後には私の真心は伝わる、
そんな強固な信念に基づいて、
ひどいこと言う母親を必死に世話してきたのに、
最後の最後に裏切られたって言って、
すごく杉本彩さまは傷ついているけれども、

人間関係って、
片方が心の中の信念に基づいて真心を尽くしたからって、
それがそのまま伝わるようなものでもなくて、

結局、
人生に求めるものが違うと、
途中経過は重なるところがあっても、
全然違うところに到達しちゃうんだなあ・・・

杉本彩さまは、
もう家族とは完全に縁が切れたって言ってるけど、
切って切れるものなら誰も苦労しないっていうか、
これからも人生の随所で浮上してくる問題であることにかわりはない。

だけど、
杉本彩さま、再婚して、
かなりラクになったんじゃないかな、
不思議なんだけど、
別に何してくれたってわけじゃないんだけど、
夫が盾になってくれて、
家族からの攻撃をかわしてくれるっていうのは、
あると思っていて、

たぶん、
ひどいこという家族と言い争っているうちに
ついつい家族の持つ波長に同調してしまうのが原因で苦しむんだけど、
夫という異質なものをクッションにすると、
それから抜け出せるんだろう、

だから、
再婚前には、
家族からの攻撃受けると１００％モロに受け止めてたものが、
今ではいなすことができるようになって、
それでビジネスも上向いて、
すべての歯車がいい感じに回り始めてるんじゃないかな。

「リベラルライフ」読んですごくびっくりしたんだけど、
杉本彩さまって、
ホント、
すっごくまじめでストイックなのね・・・

脱いだりしてたから、
セクシーなイメージが強いけど、
そのセクシーさの裏には、
こんな強い信念がかくされていたんだ・・・って、
もうびっくりで、

これはつきあう男は大変だわ・・・

ブログ読んでても、
家族とホントいろいろあって、
お金も相当使っただろうし、
いっぱい涙も流しただろうけど、

お母さんは杉本彩さまが産まれる前からずっとこんな感じで生きてきたんだから、
ひとりでも何とかするよ、きっと、
だからもう、ほっとけば・・・？？？

・・・ということで、本日の結論　：

やっぱり、
人生、
適当がラクチン。

芸術家が家族にいると、
ホント、
大変・・・

Victoriaでした。